
その時、横浜駅のショップで買い物をしていた。
修理に出しておいたモノをひきとり、別の店舗で買い物を済ませて会計をしている時、ゆらり。
『地震!』
小さく叫んでお店のスタッフとレジの中にうずくまった。
天井の照明がぐるぐる回る。ディスプレーのマネキンが一つ倒れ、それでもまだおさまる気配がない。
怖い、と思う反面
何か人ごとのような実感のなさ。
人間は本当に恐怖を感じた時、自分だけは安全という正常バイアスが働くことを後で知った。
その時、感心したのはショップのマネージャーさんたちの行動。
若い彼らは自分たちも恐ろしいだろうに、お客を通路に出し、壁際に座らせていった。
追記;2023.03.11
気持ちの整理がつかないままここで記述はストップしていて
そのまま保留となっています。12年ぶりに読み返してこの時の自分の混乱ぶりが
よくわかりました。
写真は、横浜駅を出発した京浜急行線が高島町(「横浜」駅と隣駅「戸部」の間、帷子川の手前で急停車したところ)