横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

三千世界の…

2016-08-02 | 日常茶話
これ、一瞬ですが、飾り物かと思った‥



…烏(カラス)を殺し、ぬしと朝寝がしてみたい

とうたったのは幕末の志士、高杉晋作さんでした。

朝がきて、鳥が鳴くと自分は帰らなくてはならないから、いっそ鳥を全部殺してしまえばお前と一緒にいることができる、

というような意味で、その内容と、「殺す」という物騒な言葉と「ぬしと朝寝」という艶っぽい言葉のコントラストが

印象的で1世紀以上前の都々逸とは思えないほどです。

で、

なぜ鳥とかいてカラスなのか。

実はこの時代から、

カラスが多かったんですって。

特に都市部、繁華街は。

だから朝は雀の声でかわいらしく、なんてことはほぼありえない。

人間どものゴミを狙って住みついたカラスがわんさか。

長屋のおかみさん達はそのせいで朝早くから目が覚めたんだ、そうです。

だから都会で「鳥」と言ったら、「カラス」が定番。

高杉さんは都会っ子だったのねー。


そして人とカラスのいたちごっこは100年以上も続いております。

___