@短い文章を上手く書くのは案外難しい。それは書き手側の限られた文字数内から意味内容の単純明解化、読み手側の誰もが即座に理解してもらう内容にするこの「読解力」が必要だからである。 確かにこの「読解力」はまさに現代人に欠け始めているのかもしれない。 「読解力」をつけるには「読む」事と「書く」事、両方で「頭がいい正体」になると言う。 本文にある「3W1H」の実践はこの様なブログから始めるのが最適だ。
『頭がいいの正体は読解力』樋口裕一
ものごとを正確に読み取り、理解する力=読解力。読解力のない日本人が増えている。読書量の不足やネット記事・短文SNSの普及による「長文を読み解く耐性がない」「言葉の意味は知っていても使いこなせない」ことが主な原因だ。
正しく読み解き・書くテクニック
●基本文章・小文章の書き方(型)
第一部 問題提起
第二部 意見提示「確かに・・・。しかし・・・」
第三部 展開 意見の根拠を示す「理由は2つある・・・」
第四部 結論 全体を整理し、Yes or No をはっきり述べる
●小文章をまとめる・アイデアのメモを取る(3W1H)
「それは何か」(定義)
「何が起こっているのか」(現象)
「何がその結果起こるのか」(結果)
Why 理由・根拠
When(いつから・以前はどうだったのか=歴史的状況)
Where(何処でそうなのか・他の場所では=地理的状況)
How(どうやればいいのか=対策)
●書き方文調・ルール
「である」「だ」(常体)を用いる。「です・ます」調はふやけた感になる
一文を長くしない (約60字以内)
書き言葉を用いる「!」「?」は利用しない
リアリティー・具体的な描写・動き・色彩や音響・その詳細
綺麗事は書かない、重ね言葉・形容句を用いる(とぼとぼ・ぼそぼそ・カリカリなど)
言葉の定期を明確にする「ひどい」「悲しい」「嬉しい」は主観的で曖昧になる
自分のことは「私」を利用する
読点(、)には主語の後、接続詞の後、「~だが」「~なので」の後、誤解される言葉
書き出し方は客観的事実から「最近~」「では、~だろうか。それについて考えてみたい」
結果三段論法 「こんなことが起こると、必然的にこうなる。その結果、こんなことが起こる。だから、これは良いことだ」
●漢字参考言い回し語:「ことの良し悪し」「塾考する」「画一化する」「個性が欲しい」「~れる」 「~に他ならない」「~として」「~と言える」「~と言えるだろう」
必要・不可欠・必須条件・絶対・前提・不透明・未知数・不明確・予測不能
効率・合理性・簡略化・合理化・簡素化 などの「~性」「~化」