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「家族」は喜怒哀楽を一緒に味わう処『風の又三郎』(名作から思う事)

2020-05-20 07:51:24 | 人生を「生かす」には
@「転校」は子供たちにとってはとても悲しく、寂しい事だろう。特に転校を繰り返す子供たちは悲劇としか言えない。友達、学校に慣れた頃に別れ、離れる事は、学力的な差もさることながら心理的にも影響は大きい。現代、家族ごとの引っ越しが減り、単身赴任が増えているが、逆に家族の絆の面で親子の心理的影響も多い事だろう。テレワークではないが、パソコンの遠隔対話で何とか軽減できるが、やはり家族(共同生活)は一緒に住んでこそ「家族」なのだ。ITの進化でビデオ会議も満足できる範囲内となったのもビジネス(仕事)の変革期に突入したのかもしれない。
『風の又三郎』宮沢賢治
父の仕事の都合で北海道から小さな村にある全生徒数26名の小学校へ転校してきた。小学校5年生、高田三郎こと「風の又三郎」、は風と共に転向してきて、ようやく仲間ができいろいろな自然の遊びなどを知った頃、最後は挨拶なくまた転校してしまった。小さな村の仲間は学年を問わない絆で結ばれこれから楽しい時を迎えると言う時期に、又しても転向する三郎、さぞ寂しい限りだろう。