@「時代を変えた著名人の名言とは」上巻・下巻とあり人々の心、行動をうまく取り巻く演説は多い。中でもリンカーンのもう一つの演説、それは南北戦争を起こした双方の国への思いは同じだったが戦争は避けれないと覚悟したことだ。それとガンジーの世の中の流れ(インドの独立)を知ってもらうための演説は実に巧妙な言い回し方でイギリス連邦を激怒させなかったことだ。それぞれ、人の感情を盛り立てる、と人の怒りを抑える演説だ。
『世界を変えた100のスピーチ』コリン・ソルター
ある時代の人物たちによる、困難に挑戦し、社会通念を打ち破り、歴史の流れを変えた、感動的で考え させられるスピーチのコレクションである。
#エリザベス1世(スペイン無敵艦隊に向かう軍人への演説)
「確かに私は貧弱な女の体を持っているが、この道やどる心と気概は王のもの」
#マクシミリアン・ロベスピエール(フランス革命)
「徳なき恐怖は有害であり、恐怖なき徳は無力である。恐怖とは、迅速で非常で融通の効かない正義に他ならない」
#ジョージ・ワシントン(初代大統領)
「排他的な好意や特権を望んだり与えたりせず、物事の自然な推移を見守り、平和的な手段で通商の拡大と多角化を図り、決して無理強いてはならない」
#エイブラハム・リンカーン (272語・ゲティスバーク演説)
「人民の、人民による、人民のための政治がこの地上から決して滅び去ることがないようにしなければならない」
南北戦争「一方はこの国を存続させるよりも戦争を選び、もう一方はこの国を消滅させまいとして戦争を受け入れた」
#ウッドロー・ウイルソン(第一次世界大戦後の連邦会議演説)
「世界の平和を乱すことになる秘密の盟約の時代は過ぎ去った。我々が求めるものは世界を安全で住みやすい場所にすることである」
#マハトマ・ガンディー(ロンドでのスピリチュアルメッセージ)
「周りのあらゆるものが絶えず変化し、絶えず死滅していく一方で、変化するすべてのもの根底に、決して変わらず、すべてを結びつけ、創造し、分析し、再び創造する生きた力が存在するのが私にはぼんやりと見えます」
#アドルフ・ヒトラー(首相就任演説)
「ドイツの名誉を回復し、ドイツに対するふさわしい敬意と責任を回復させたい」
#エドワード8世 (退位演説)
「愛する女性の助けと支えがなくては、自分が望むように国王としての重責を担い、義務を果たすことはできない」
#ルー・ゲイリック(野球引退演説)世界で一番幸せな男
「私はこれ以上の喜びを知りません。私は紛れもなく幸せ者なのです」
#ウインストン・チャーチル(連立内閣・首相就任 血と労苦と涙と汗)
「我々の政策は何か。それは戦争を遂行することです。我々が目指すものは何か。それは勝利です。あらゆる犠牲を払い、あらゆる恐怖を克服して、勝利を目指さなければなりません。勝利なくして生き残ることはできないからです」
#シャルル・ド・ゴール (将軍としての立場)
「フランスの抵抗の炎は消えてはならず、決して消えることはないだろう」
#ドワイト・アイゼンハワー(連合国司令官)
「潮流は変わった。世界中の自由な人々が勝利に向かって共に行進している」
#昭和天皇 (何度も戦争の降伏を拒否した天皇だが、原爆で降伏する)
「私はあなたたち国民と共にいて、常に喜びも悲しみも分かち合いたいと願っている。自分に神の力があると主張しようとしたこともない」
#ジャワハラール・ネルー(インド国家首相)
「我々が愛する母国、長い歴史を持つ、永遠にして常に新しいインドに、我々は恭しく敬意を掲げ、新たに心を一つにして支えよう」
#ダビッド・ベン・グリオン(イスラエル独立宣言)
「この国は古代イスラエルの預言者たちの予言通り、自由、正義、平和の上に築かれるだろう」
#毛沢東主席(中華人民共和国樹立)
「我々の事業は必ずや人類の歴史に残り、人類の4分の1を占める中国人民は今立ち上がったと言うことを明らかにするだろう」
#エリザベス2世 (イギリス女王戴冠式)
「私は壮大な伝統と1000年を超える記録の数々だけでなく、イギリス連邦と帝国の異なる歴史と起源を持つ土地と民族の、脚気溢れる力と偉大さに支えられています。しかしそのすべては、神の御心によって、同じ志と目的で結ばれているのです」
「一覧表」(上巻:前半50名)
001│前三九九年頃│ソクラテス│「私は自分が何も知らないと知っている」
002│前三二六年頃│アレクサンドロス大王│ヒュダスペス河畔の演説
003│前六三年│キケロー│「おお、何という時代、何という世にわれわれは生きているのか!」
004│三一年頃│イエス・キリスト│山上の垂訓
005│一三〇五年│ウィリアム・ウォレス│「私はイングランド人を殺した」
006│一五八八年│エリザベス一世│「この身に宿る心と気概は王のものだ」
007│一六四九年│チャールズ一世│処刑台での演説
008│一七七五年│パトリック・ヘンリー│「私に自由を、さもなくば死を与えたまえ!」
009│一七八九年│ウィリアム・ウィルバーフォース│奴隷制廃止を訴える演説
010│一七九四年│マクシミリアン・ロベスピエール│恐怖政治の正当性を訴える演説
011│一七九六年│ジョージ・ワシントン│告別の辞
012│一八二九年│アンドリュー・ジャクソン│「インディアン移住法」に関する議会演説
013│一八五一年│ソジャーナ・トゥルース│「私は女ではないのか」?
014│一八五二年│フレデリック・ダグラス│「アメリカの奴隷にとって七月四日とは何だろうか」?
015│一八六〇年│トマス・ヘンリー・ハクスリー│オックスフォード進化論争
016│一八六一年│アレクサンダー・スティーブンス│アメリカ連合国を正当化するコーナーストーン演説
017│一八六三年│エイブラハム・リンカーン│ゲティスバーグ演説
018│一八六五年│エイブラハム・リンカーン│第二回大統領就任演説
019│一八七七年│チーフ・ジョセフ│降伏の演説
020│一八九五年│オスカー・ワイルド│「あえてその名を語らぬ愛」
021│一九〇一年│マーク・トウェイン│女性に投票権を
022│一九一三年│エメリン・パンクハースト│「自由か死か」
023│一九一五年│パトリック・ピアース│「自由のないアイルランドに平和はない」
024│一九一七年│ウラジミール・レーニン│「ソビエトに権力を」
025│一九一八年│ウッドロー・ウィルソン│一四カ条の平和原則
026│一九三一年│マハトマ・ガンディー│スピリチュアル・メッセージ
027│一九三三年│アドルフ・ヒトラー│ドイツ首相就任後初の演説
028│一九三三年│フランクリン・D・ルーズベルト│「われわれが唯一恐れなければならないのは、恐れそのものである」
029│一九三六年│エドワード八世│退位演説
030│一九三八年│ネヴィル・チェンバレン│「われらの時代の平和」
031│一九三九年│ルー・ゲーリック│「世界で一番幸せな男」
032│一九三九年│アドルフ・ヒトラー│オーバーザルツベルク演説
033│一九三九年│ジョージ六世│ドイツへの宣戦布告
034│一九三九年│チャールズ・リンドバーグ│第二次世界大戦に対するアメリカの中立を求める演説
035│一九四〇年│ウィンストン・チャーチル│「血と労苦と涙と汗」
036│一九四〇年│ウィンストン・チャーチル│「われわれは海岸で戦う」
037│一九四〇年│ウィンストン・チャーチル│「これが彼らのもっとも誉れ高きときだ」
038│一九四〇年│シャルル・ド・ゴール│一九四〇年六月一八日の演説
039│一九四一年│ヴャチェスラフ・モロトフ│ナチによるソビエト侵攻を受けてのラジオ演説
040│一九四一年│フランクリン・D・ルーズベルト│「この日は不名誉な一日として記憶されるだろう」
041│一九四四年│ドワイト・D・アイゼンハワー│連合国のフランス上陸を宣言する放送
042│一九四六年│昭和天皇│人間宣言
043│一九四六年│ウィンストン・チャーチル「鉄のカーテンが降ろされた」
044│一九四六年│アルベルト・シュペーア│ニュルンベルク裁判証言
045│一九四七年│ジャワハルラール・ネルー│「運命との約束」
046│一九四八年│ダヴィド・ベン=グリオン│イスラエル独立宣言
047│一九四八年│アナイリン・ベヴァン│国民保健サービスの施行にあたっての演説
048│一九四九年│毛沢東主席│「中国人民は立ち上がった!」
049│一九五一年│エバ・ペロン│デスカミサドスへの演説
050│一九五三年│エリザベス二世│戴冠演説