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親が反対する理由は「心の未熟さ」その助言とは・・『菊の系図』

2021-09-08 07:48:08 | 歴史から学ぶ
@「菊の系図」学問と尊王に命をかけた父親、惜しくも反論武士に斬り殺された。その時の非業の言葉が「人を切るだけで断じて道は滅びぬ、断じて 時勢をよく見ろ」と。 現代でも通じる「時世をよく観察する事」である。ベンチャーであれ、志ある者は必ずやこの言葉の大事さを痛感するはずだ。さらに言うならば「己を知り他人を知る事」である。
『山本周五郎作品集26』山本周五郎
「雪しまく峠」
一人息子と出産まじかな武士の妻が夫の命に従って反乱を避けるため実家に帰えされる。夫の藩への謀反を止めるべくそれも妻の役割だと覚悟して雪の舞う峠を越し、夫の城に向かった。だが出産はどうにもならず峠で出産したが夫と共に戦うことの望みが叶えられず母子はそこで亡くなる(妻は命に背くも夫と覚悟して生涯一緒にいる事だと悟る
「髪かざり」
廻船業を始めた父は新たな船で江戸に出た。だが一向に頼りもなく遭難したという噂がで始める。やがてその船の切れ端が見つかり遭難したことを告げると、母はまず船で一緒だった仲間の家族に髪飾りも家財等全てを売り償うと、娘一人が出稼ぎに出始める。出先から嫁の話と父の廻船業を復活さようという話が出たが断り、残った家族で努力することに決める。(形ばかりの肩肘を張った暮らしでは長続きしないからと楽な気持ちでやろうと決意する)
「菊の系図」
時は尊王攘夷、惜しくも学問と尊王を敬っていた父が藩の侍と口論の末殺害された。母と子は遠方へ立退き、時が経つと子が17歳になる。子は官軍に入り恨みを晴らしたいと母にお願いすると即座に反対、それは「心が未熟だから」という理由だった。その後父の思いをたどると「過去の怨念を捨て清浄無垢となれ」を悟ると母の許しが出て官軍入りで出立した。父の大義の道を歩み始めた



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