@TVの時代を先見し、それに向かって人間ドラマを書き上げた。「おしん」、「渡る世間は鬼ばかり」など多くの作品は現代に通じる人間模様であり、様々な生き様である。苦難苦労あり、別れ死別ありの人としての生き様が生きている多くの人々に共感を与える作品は素晴らしい。ドラマテーマには身近な出来事、富に展開する内容、現実ある課題を持った要素が入っている事だ。その為にもユースホステル200泊など旅で出会った人々、経験、伝説などを得たのだろうか、男の時代にあり世間知らずの女性が世の中の諸々の人間関係と社会事情を探索した作品のだ。2021年4月95歳で亡くなる。
『人生ムダなことはひとつもなかった』橋田壽賀子
「概要」人生に無駄なことはひとつもない。「渡鬼」「おしん」の脚本家が語る、今年大きな反響を呼んだ日経新聞連載「私の履歴書」の書籍化!
ー波乱万丈な人生を歩んできた著者橋田氏の生後からの生い立ちなどを描写した「私の履歴書」である。
ー父の仕事で朝鮮で生まれ東京育ち、3度の転校、両親との別居で厳しい母のもと、東京の叔母に育てられる。終戦前後、当時の日本の暮らしぶりも知ることが出来る。特に疎開で山形への食糧調達は小説「おしん」の題材につながる経験となる。
ー母の反対にも関わらず早稲田に入り、松竹で給与を貰いながら勉強することを選択、さまざまな出会いが映画関係者とこの時からあり脚本が監督の目に留まり就職する。
ー女性だからと言う視点からTVに表現できた人間ドラマは人気を博すようになる。
ー出会いがあれば別れもある、TVプロデューサーだった夫とは「おしん」後に亡くし、それ以降時代に生きた人間ドラマの真髄を描いた作品が増える。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます