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誰にもある孤独死の現状を知る『時が止まった部屋』

2024-02-07 12:45:46 | 人生を「生かす」には
孤独死(年間3万人)の中で自殺が死因の11%を占める、それも若い男性が比較的多い、と言う。孤独死となる理由は、家族の事故死、ペットとの別れ、離婚、解雇など鬱状態から無気力になった場合だと言う。驚くべき事は、孤独死の現場で80%あると言う事例、それは隣近所含めて「友人」だと名乗って入り込み、遺品等を勝手に持ち去るケースが多い事だ。また、発見が遅れる理由は、遺族とのコミュニケーションが不通となっているケースが多く、発見された時には身体の腐敗状態が最悪になっていると言う。
時が止まった部屋
小島美羽2024年1月
「概要」日本の孤独死の現状から、父と娘の 物語、人間の裏の顔までしっかりと描かれていて、「弔う」本質を突いてくるような骨太のノンフィクション。
「遺品整理・清掃人」の仕事
遺体の腐敗によるニオイや汚れ、更に感染症のリスクが伴うため防毒マスクなどで特殊清掃
    発見時点での状態で体液、固形物、皮膚等が床、布団、畳等にまで浸透
・故人の遺品整理(遺族との連携から処理するものと残すものを分け、家具等を含めて処分)
    遺品整理・清掃整理・処理費用などの負担(ゴミ屋敷化した部屋など)
・故人が飼っていたペットなども保健所への手続きのみならず他の保護者を探す
ー大切なこと
・死亡した原因と関係(孤独死=自殺・事故死・老衰・病気など)
・遺族関係を調べ(遺品・貴重な書類・遺書などを確認、所轄への届出)
「友人」(隣近所含め)と名乗る人物等の訪問と遺品を持ち去る頻度が高い(80%)
・孤独死の多い場所:トイレ・お風呂・居間



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