私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

意義づけ

2010年07月14日 12時04分40秒 | Weblog

自分は本当に小さな人間だなと思います。

神経質。

いま司馬遼太郎の「国取り物語」を読んでいます

全四巻です。

三巻まで読み終えました。

物語の内容から、斎藤道三だの信長だのと自分を比べて小さいと言ってるわけではないです。

私が買った本は、ページの所々にシワが入っています。

ある一ページだけではなく、立て続けに30ページくらい、同じ位置にシワがあります。

しばらくきれいなページが続いたかと思えば、またシワページゾーンです。

字自体が消えてるわけではないので、読めないことはないのですが、どうもそういったシワが気になります。

物語を読んでいても、そのシワが気になります。

物語に集中できず損をしてる気になる。

そもそもなんでこんなシワの入った本を買ってしまったんだろうと自分の不運と印刷工のいい加減さにも腹が立ってきます。

寝ても覚めてもシワが気になります。

あれがなければ、と思ってしまいます。

きれいな本で読みたい。

イライラが募って、とうとう本をびりびりに破り裂いてしまいました。

それでもイライラが収まりません。

お金を出して買った本です。

それがいわば外れだった事実はどうしようもなく、所々にちょっと折り目が入ってしまってるような不備のある本を売っているという事実にも苛立ちます。

すぐさま本屋に行って、破り裂いた二冊(二巻と三巻)を買いました。

1500円ほど損をした。

苛立つけど、きれいな紙の本が手に入ってとりあえず安心した。

本を破り裂いて気が狂ったとき、このストレスをどう解消しようかと思いました。

思えばストレスのかからない生活を送っていますが、かといって、というかだからこそ、ストレス解消といえるような術が私にはないように思いました。

のめり込める様な趣味。

食事や風呂も二の次にして。

そうなってるくるとやっぱりFF11です。

本を破ってなお憤っているとき、この勢いに乗じて・・・と思いました。

ただでさえ最近、FF11をやろうかなどうしようかなとずっと悩んでいました。

私は人生何かにつけて意義づけたいところがあります。

この人と出会ったのは、これこれこういうため、こうなったのは、これこれこうだから、といった具合に。

折り目やシワの入ったハズレ本を買ったのはFF11を辞めた後です。

そしてその本によって怒り心頭。

これはきっとFF11を再開させるきっかけなんだと意義づけました。

こういったきっかけがない限り、そうはならないだろうと。