私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

冬のはじめの駄文

2010年09月29日 22時48分58秒 | 過食症

夕方の6時を過ぎているというのに、窓の外が明るい。

西の空に浮かぶ夕日のおかげで、ほのかに明るい。

つい先日まではそんな感じだったのですが、いつの間にやら6時を過ぎればすっかり外は真っ暗に。

冬がやってくるって感じですね。

四季の中で人気者といえば夏というイメージがありますが、私は個人的に、ひょっとすると冬の方が好きかもしれません。

肉体的な寒さが精神的な寒さを喚起しそうでありながら、誰かのぬくもりがありがたく感じる、そんな季節。

私にとってのいい思い出、貴重な体験が冬という季節と密着していて、冬になると頭のどこかでその記憶が蘇って、それで冬が好きなのかもしれません。

過食症にかかる前、まだ健常者だった頃の私の、最後の季節も冬でした。

冬の終わり、まだ春にはなっていない、そんな時期に発症しました。

今日、夕方、暗くなった街を30分ほど音楽を聴きながら散歩しました。

なんとなく部屋でじっとしているのがつまらなく思えて、外に出ようって気になりました。

歩くなら暗くなった夜がいい。

過食症にかかる直前、あの頃よくそんな時間帯に外を散歩してました。

当時のことが思い出されるのです。