夕方の6時を過ぎているというのに、窓の外が明るい。
西の空に浮かぶ夕日のおかげで、ほのかに明るい。
つい先日まではそんな感じだったのですが、いつの間にやら6時を過ぎればすっかり外は真っ暗に。
冬がやってくるって感じですね。
四季の中で人気者といえば夏というイメージがありますが、私は個人的に、ひょっとすると冬の方が好きかもしれません。
肉体的な寒さが精神的な寒さを喚起しそうでありながら、誰かのぬくもりがありがたく感じる、そんな季節。
私にとってのいい思い出、貴重な体験が冬という季節と密着していて、冬になると頭のどこかでその記憶が蘇って、それで冬が好きなのかもしれません。
過食症にかかる前、まだ健常者だった頃の私の、最後の季節も冬でした。
冬の終わり、まだ春にはなっていない、そんな時期に発症しました。
今日、夕方、暗くなった街を30分ほど音楽を聴きながら散歩しました。
なんとなく部屋でじっとしているのがつまらなく思えて、外に出ようって気になりました。
歩くなら暗くなった夜がいい。
過食症にかかる直前、あの頃よくそんな時間帯に外を散歩してました。
当時のことが思い出されるのです。