私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

崩壊のパターン

2017年03月04日 10時31分09秒 | 過食症
通常状態14日目。

少し危なかった。

今日はスーパーの特売日。

食事を終えたら買い物に行こうと考えていました。

通常の食事のための買い物です。

食事を終えた直後、どうも過食衝動が疼いている感じがする。

物足りない感じ。

もし今ここに過食に適した食糧があったら、どうなっているだろうか。

なんて考える。

少し危険な気もしたが、せっかくの特売日なので家を出た。

店内で菓子パンを目にする。

過食衝動が一気に膨らむ。

揺れる。

結論からいうと当初の目的通り、必要としていた特売品だけを買って店を出ることができた。

しかし危なかった。

もう別にいいやという波に流されそうになる。

助かったのはなんかたまたま運が良かっただけって気もする。

レジに並ぶ直前心の中で「勝つ」って念じた。

一旦切り抜ければ、もうなんてことはない。

むしろ達成感や爽快感といったものさえ感じる。


通常状態の壊れ方も二種類ある。

年初めに実家で崩壊したような「なし崩し」パターン。

もう一つは「一線を越える」パターン。

今回のピンチは後者のパターン。

菓子パンをカゴに入れてレジに並ぶか、欲しかった特売品だけをカゴに入れてレジに並ぶか。

二つに一つ。

はっきりしている。

だからまだ助かったのかもしれない。