私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

もう一つの空腹感

2017年03月31日 22時41分31秒 | 過食症
通常状態12日目。


空腹や満腹にもいくつか種類がある。

一つは胃袋が空になって縮こまり感じる空腹や胃袋が満たされ膨らんで感じる満腹。

もう一つは頭が求める空腹。

これが過食症の正体ともいえます。

これと対をなす満腹ってのが、いわば過食状態を抜け出すきっかけになるやつだと思います。

前者の空腹は別に苦でもないしいくらでも耐えられます。

なんだったら心地よく感じることだってある。

問題は後者の空腹。

こいつは厄介です。

みじめな気がしてくる。

今日、それがあった。

強烈なものではなかったけど、やんわり危なかった気がする。

やることが無くて無為な感じがたまらない。

かといって何かをやろうという気にもならない無気力感。

何をやっても上の空になる気がする。

こんなことならいっそ過食して楽になろうか。

でもこういう状態になってただ時間をやり過ごしているだけでも大きな意味がある。

人差し指でこめかみのあたりをツンツンつついてみる。

この中。

この中がおかしなことになっている。

それといま戦っている。

これを心地よく思えたら最強なんだけどな。