私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

接近

2019年06月25日 21時06分54秒 | Weblog

通常状態79日目。

今日職場に久しぶりにSさんが現れました。

朝の通勤のバスの中で一緒になりました。

Sさんに会えただけでも十分なのに、車内でだいぶ距離が近かった。

心がざわざわして落ち着かない。

最近の私は、日に日に顔にシミができ老けこんでいく自分に嫌気がさして、人生を諦める覚悟とせめぎ合っていました。

こんな姿の私を見られたくないと心のどこかで思っていた。

だからだろうか、心がざわざわして落ち着かない。

いや、やっぱりSさんが私の中で特別な存在になってしまっているからだ。

今日、初めてSさんと面と向かって挨拶をした。

視線を交わして挨拶をした。

出会っておよそ一年ほどになるが、今まで一度もまともなコンタクトをとってこなかった。

遠くから見ているだけで実際には避けるようにしてやり過ごしてきた。

だもんで、いうなれば、Sさんがどの程度私の存在を認知しているかも定かではなかった。

それが、今日、初めて挨拶を交わした。

なんか衝撃的だった。

直後はお腹一杯で胃もたれをおこした感じ。

でも、やっぱ好きだわ。

思い出しただけで軽い幸福感に包まれる。

沈黙は破られた。

ここからだ。

これを機に何とかしていかなければ。