私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

玄関扉の内側で

2012年04月23日 23時38分55秒 | Weblog
玄関扉の内側で、外の様子をうかがいながらジリジリ。

外では子供たちがやかましく遊んでいます。

そんなことをされると、もう何もできない。

テレビを見ることも、本を読むことも。

下手に何かしようとすれば、余計にイライラは募りストレスが溜まる。

だから何もしないで、玄関に立って外の様子をうかがう。

外に出て子供らに注意をしよう。

そう考えて玄関に立つのですが、なかなか外に出れない。

何を子供相手にこんなにもドキドキしているのか。


すぐに外に出ないのは、タイミングをうかがっているからです。

注意するのに最適なタイミングを。

子供らが一塊りになっているときがベストです。

バラバラに散って遊んでいるときに、一人の子を捕まえて注意しても効き目は薄いのです。

子供らはかくれんぼをしています。

鬼の子供が一人で皆を探しているっていう状況で外に出ても、意味がない。

鬼が全員を見つけて子供らが一同に会しているときが狙い目です。

そのタイミングをうかがって、私は玄関扉の内側に潜んでいるのです。

そんなの一切気にせずに、躊躇なく外に飛び出し、子供らに大声で注意する。

そんなことができる人が羨ましい。

大きな声で注意すると、周囲の大人たちの目を引くことになる。

「ここで遊ぶな」って私が子供らに注意しているときに、第三者が「別にいいじゃないか」って横やりを入れてくることを私は何よりも恐れています。

私の主張はけして間違っていないと思うのですが、私に子供らの遊び場を完全に奪う権利などあるのだろうかと不安にもなるのです。

現に、近くに公園があるにもかかわらず、子供らは一向にそこで遊ぼうとはせず、いつもいつも私の家の前に集まってきて遊びます。

公園には先客がいて遊ぶことが出来ないのかもしれない。

さらに遠くにもう一つ大きめの公園があるのですが、そこまで行って遊べっていうのも無茶な気がします。

どうも私一人が無茶なことを主張しようとしているのではないのかと不安になるのです。


そんなこんなで、私はこんなにもドキドキしているのでしょうか。

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