私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

どうせ恋をするなら意味のある恋を

2018年12月09日 11時50分50秒 | Weblog

通常状態57日目。

アルバイトの話をします。

いつもたいてい決まったメンバーで決まった作業をしている、そんな日が続いていました。

新鮮さはなく、ただ肉体に疲労と精神に誰とも仲良くなれないことからくる自己嫌悪を少し抱えて帰る日々。

そんな中、先日より作業内容が少し変わり、それに伴い人員が追加されました。

見知らぬ顔が一気にやって来た。

少人数の時と違って大勢ってのはなんかいいもんですね。

昔はそんなこと思いもしなかったけど、いまはなんかそう感じます。

人が増えると荷物を入れるロッカーが混んだり、休憩スペースのイスが埋まっていて座れなかったりと、実際には不都合なことの方が多いんですが、それでも何かこう、気分転換になる。

いつもの慣れた作業場に知らない新人さんがたくさんいるってのは新鮮に感じます。

ひょっとしたらこの中の誰かとなら仲良くなれるかもしれない、なんて考えているんでしょうか。

結論からいうと結局誰とも話なんかできてやしないんですが、それでもそう考えてこの環境を嬉しく感じられること自体が、私の中で起きている意味のある変化なのかもしれません。

実際には話せてこそいませんが、誰かと話したい、話せるかもっていう感覚が今までにないくらい強く感じました。

今なら話せそうな気がする、自分の中ですぐそこまで言葉が来ている、そんな感じ。

 

ここからは少し恋の話。

新体制になってやってきた追加メンバーの中に一人の女性がいるんですが、私はいま、その人に対して少し恋心を抱いている気がする。

その人は今回から参加の新人というわけではありません。

前回の夏のときにもここの現場で2,3回見かけたことがある女性です。

ただ、今はもう他の仕事をしていて、今回からはもう来ないって可能性も十分あったので、先日その人を見かけたときに「あっ、また来てる」ってちょっと喜んでいる自分がいました。

次の日も「今日は来てるかな」ってまずはそれを確認する。

派遣元の会社が違うので名前すら知らないんですが、作業中も頭の片隅でどこかその人のことを意識している。

家に帰って夜布団に入ってもその人のことを思い出すことがある。

この感じ久しぶりだな。

昔恋してた時の感じだ。

ただこの齢になって恋をするってのが、なんか少し恥ずかしく感じる。

人は恋で変わるんだろうか。

恋が実ったとき私も変わることができるんだろうか。

昔は自分と正反対の人に恋をして、この人のそばにいれば自分も変われるかもしれないなんて思ったもんだ。

でも今の人は、なんかどこか自分と同じ空気を感じる。

だからもし変わるとしたら自分も彼女もともに変われる。

こんな素晴らしいことがあるだろうか、なんて想像している。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿