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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

エージェント:カーター 暴走列車

2021-03-03 23:00:52 | 洋画未公開
今日から三月の新作リリースです。まずはこの作品
WOWOWのジャパンプレミア枠でOAされたのち、DVDスルーされた日本未公開作品TVOAのときのタイトルは「エージェント:カッター 暴走特急(原題:Search and Destroy)」をDVDリリースに際して“エージェント:䥠カーター”にしてるんだけど
オープニングミッションでの戦闘場面で
カーター中尉の率いる部隊員の紹介があるんですが、
その時に一人一人役職と名前の紹介には”CUTTER“って書かれてるんで
TV邦題の方が正しいように思えるが
どうしてマーベルの海外ドラマ「エージェント・カーター」と間違えそうなタイトルでDVDリリースしたんだろう
どう見たって“カーター”じゃなくて“カッター”ですよね、でも字幕も日本語音声も“カーター”で通してるのは
そんな疑問から始まった子に作品、どこから見てみてもB級アクションでしかないんですが
 
実は「エクスペンダブルズ」の”2“と”3“とかヴァンデラスの「オートマタ」とかのプロデューサーであるダニー・ラーナーが製作・監督を努めて作ってた作品
その完成を見ずに2015年に他界しちゃった揉んだから
その後いろんな関係ないシーンを付け足してシリーズの製作会社のMillennium Mediaが一本の作品に作り上げた作品
ということで製作年は2020年となっています、2015年以前に撮影されてたものを遺作として2020年に出したんでしょうね
エンドクレジットでは、この映画に携わった人々のダニーに対するオマージュ的なコメントで締められていました。
 
アーミーレンジャーのジョン・カッターは、統合特殊作戦司令部のアンダーソン大佐による指揮で誘拐されたVIPの救出任務に就いていたが…犯人の国際テロリスト、イーゴリ・ロダンと激しい戦闘になり、たった一人の部下を除いて全員殺してしまったため軍務から離れて生活していた
山奥で隠遁生活をしていたカッターの元に指揮官だったアンダーソン大佐が現れ
前の作戦で死んだと思われていたロダンが生きており、誘拐した科学者たちに爆弾を作らせているから、彼には現役の特殊部隊と行動を共にし標的であるロダンを識別してほしいという
カーターはロダンへの復讐心を抱きながら東欧へ向かい
潜水艦で目的地に潜入する、指揮官潜水艦ってあんなに作戦本部みたいになってるだけなんでしょうか
敵に遭遇したらひとたまりもなほどな装備もなんもないんですね
 
ロダンと3年越しでリベンジマッチの機会が得ることになったカーターですが
現役の特殊部隊隊長は隊員を殺したくないから出しゃばるなって言うものの
いざテロリストとぶつかったら真っ先に死んじゃう隊長さん
軍歴と階級では中尉ですからカーターに指揮を任せるしかなく
ロダンの爆弾を追いかけるカーターたち
 
なんとか生存してる部下を引き連れ脱出に成功するカーターですが
しかし何人か死なせてしまい一人でロダンに挑戦していくカーター
ここから暴走列車編って言う具合に・・・
 
東欧の列車司令はのんびりしてていいですねぇ
列車内で孤軍奮闘するか。たカーター一人のアクション映画に変わってしまうんですねぇ
単線ということで列車衝突の危機を孕みながらか。たカーターはロダンと雌雄を決しられるのか・・・
って一番の緊張的に前のめりになるシーンに緊張感皆無で見せ場は列車どうしの衝突爆破ですが
もちろんその前に転轍外しているんですね
 
 
 
 2020年製作、アメリカ映画
ダニー・ラーナー製作・監督作品
出演:ディラン・ブルース、セルゲイ・バデューク、レスリー・グランサム、ジュリアン・コストフ、ティム・ヘリングハム
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博徒列伝

2021-03-03 17:45:41 | 邦画
3月1日の東映チャンネルでの昼枠でOAされていたこの作品
同時に東映チャンネルでは故高倉健の生誕90年記念特集で3月は石井輝男からの受け継いだ番外地別伝作品「新網走番外地」シリーズの全作品OAを予定している
故人的には私は橘真一より末広勝治のキャラの方が好きですが
それは置いといて、
 
なぜこんな枕を書いたかっていうと、この「博徒列伝」が1969年のお正月映画第一弾でして、この併営がなんと「新網走番外地」だったってことで
こちらにも健さんが止めとして出演されていて、1969年の東映番線は健さんの二本立て興行だったんですね
時代劇的なヤクザ任侠作品と現代劇版任侠映画ということで、こうなるとどっちがAで、どっちがB作品か之区別がつかないが
こちらには鶴田、高倉、若山、北島、大木、菅原文太とオールスター作品になっていたんですね
 
いつもは我慢一筋縄奥歯を噛んで・・・って言う鶴田浩二ですが
劇中喧嘩屋って言う言う二つ名があるように、ほとんど我慢を見せないこの作品
常ならば酉の市の人混みで、ヤクザに絡まれて、その場で喧嘩しちゃうなんてするキャラではありませんが
そのおかげで健さんと知り合えるものの、健さんは敵側の人間
 
さらにいつものパターンで大木実親分を殺されて、これまた通常ならばたった一人で九寸五分を懐に呑んだだけでの殴り込みなんでしょうが
今作はいつ着替えたんでしょうか、全身白無垢の死装束に長脇差で、鶴田一家の子分たちの待田京介、唐沢民賢、有川正治、丘路千を従えての殴り込み
その道行きに劇中殺されてしまう北島三郎の演歌が被る
っていうか、怪我するものの誰もこっち側は死なない
 
そんな時に側面から援護するのが敵側の高倉健、槍を持って援軍を待ち伏せ
俺を斬って通っていけって槍を構えた姿はまるで俵星玄蕃だ。
そんな見せ場を貰っての健さんに若山がこれまた敵側
藤純子を鶴田と競い、彼に斬られたところで兄弟になりたかったって泣かせる台詞
「仁義なき戦い」に未だいく前の笠原和夫脚本は
やっぱ上手いよね、こう言った作品を何本も書いてりゃ「総長賭博」みたいな傑作も生まれるし、もう時代劇的な任侠作品を描きたくないって言うのもわかる気がする
 
しかし、監獄一家の天津敏、名和宏、北村英二、汐路章、八名信夫、江幡隆志、国一太郎と大玉河津清三郎とか山岡徹也と悪には徹しきれない若山と高倉って悪役も重量級でした
お正月作品としては、格調高く描いてる小沢茂弘監督はやっぱ職人ですよね
 
久しぶりに見ましたが面白く見られました
 
1968年製作、日本映画、東映作品
笠原和夫脚本、小沢茂弘監督作品
出演:鶴田浩二、若山富三郎、藤純子、待田京介、菅原文太、天津敏、北村英三、名和宏、橘ますみ、北林早苗、有川正治、玉川良一、平参平、人見きよし、汐路章、中村錦司、山岡徹也、江幡高志、小田部通麿、有川正治、丘路千、鈴木金哉、国一太郎、八名信夫、唐沢民賢、野口貴史、平沢彰、河津清三郎、大木実、北島三郎、高倉健
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