今月のCS衛星劇場の深夜枠である
<日活ロマンポルノ傑作選>でOAされたこの作品
正規の日活作品ではなく、ロマンポルノの3本立て番線のうめ草として外注され
渡辺プロダクションという会社が山本晋也監督で作ったドタバタエロチックコメディ作品
私も初めてこのOAで知ったくらいでして、何と野上正義さんが出演されてる作品
っていうか
製作プロダクション自体も多分ピンク映画のこれまた番線埋め作品の会社ではなかったんでしょうか
したがってたくさんっても8人くらいの女優さんクレジットのが次に野上さんのお名前がクレジットされるのはピンク映画の常
野上さんというたら、個人的にはピンク創世期から女優さんを立てる男優陣として
野上正義、港雄一、久保真二、大杉漣がピンク四天王だと勝手に思ってるんですが
そんな四天王の久保さんもこの作品に出演されてる
タクシーの中で
ってこのタクシー会社実際に川崎で現在も営業してる会社です
っで協賛からがタクシー会社名に電話番号までクレジットされてるコラボレーション
山本監督の人脈なんでしょうかねぇ
ピンク映画が、いわゆるライバルであるものの、資金的に公開的に圧倒的な日活に勝てないまでも
その番線埋めに作品を提供して、こんな50年経った今でも、パッケージ化はされないものの、CSでロマンポルノの一本として認知されてOAされるなんて快挙でしょう
ってか、そこは晋也監督ですから、極力っていうくらいに塗ればを排して
ピンク映画の矜恃をドタバタ活劇(ラストクルマ同士のぶつけ合いまで見せてくれるサービス振り)を作るとはねぇ
やっぱ晋也監督は才人というか、状況を見る確かな眼力があったようですね
ってことで、マッパのお姉ちゃんを街中で走らせたり
一応資金が一本300万以上貰ってるんでしょうか、女優さんも8人出演させてるし
たこ八郎さんまで出演されてるし
っていうか、もう監督初め男優さんは久保さん以外皆さん鬼籍の人ですけどもね
こう言った作品が見られるっでいうのはたとえR−15であってもCSで見られるのは僥倖でしかないですね
切り口の違う記事はコチラ
1977年製作、日本映画、渡辺プロダクション作品、日活配給
山本晋也監督作品
出演:南ゆき、星亜也子、青山涼子、野上 正義、安田清美、北斗レミカ、久保新二、たこ八郎
出演:南ゆき、星亜也子、青山涼子、野上 正義、安田清美、北斗レミカ、久保新二、たこ八郎