今年じゃなかった、2020年のシネマート新宿での企画興行<のむコレ>で上映された韓国映画
韓国映画はDVDリリースされれば、出来るだけレンタルする様に心がけているので
セットレンタルに組み込んできました
期待したほど面白くなかったけど、最後まで飽きずに見せつけてくれるところと
普通っていうか、なんの力も持ってない水商売の兄ちゃんが、ギャングというかマフィアのボスに、青瓦台の大統領秘書室長に、さらに上昇志向の検察を向こうに回して
老練刑事をある意味助ける形になるのかな
さらにヒロインの敵討ちまで加わっての韓国映画らしいプロットで攻めてくる作品ですが
そう、もちろんワルというか、悪は権力の中枢にいる者だし、権力や何かにこびへつらい、犯罪も辞さない検察官とか、この検事も酷いけど上昇志向だとこうなっちゃうよね
で、検察と警察の対立とか、韓国のお国事情をこんだけ晒しちゃっていいんですかっていうプロットのアクション作品ですが
やっぱヒラ刑事は強いよね失うものないからねぇ
でも検事に逮捕されちゃうんだよね
プロット的には三つ巴四つ巴の対立構成になってるものの、あまりにもダイレクトにというかストレート過ぎて、韓国映画らしいjエグさが全くないのが惜しい
せめて人物造形にエグさでもあるとよかったんですがねぇ
秘書室長にしてもマフィアのボスにしてもキャラにエグさが全くなく
ほとんどステレオタイプの悪者で描いてるだけで
この映画には全くひねりもなんもない
惹句にスマッシュヒットっていうのはわかるよね
公開第一週観客動員第一位ってないのがわかるよね
ただそうであってもストレートな力技で2時間飽きさせないのは流石韓国映画
みんな自己中心に動いて、殺人も厭わないし、事件隠しの自己保全はみんな下っ端にシワ寄せるとこなんぞ
ある意味気持ち良すぎっていうか、韓国社会の格差構造っていうのも見えるのが面白い
いやどっかの国でも上の人間というか権力者に忖度するからねぇ
韓国映画はそれをデホルメしてるだけなんでしょうけども・・・
もうちょっとクドく描いてくれてもよかったように思うんですが
ヒロインのお姉ちゃんはさほど活躍しないんですね
2020年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・ソンテ脚本・監督作品
出演:パク・ヘス、ソ・イェジ、キム・サンホ、キム・ウンス、ピョン・ヒボン、キム・ヨンジェ、イ・チャンフン