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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話

2021-03-18 23:18:19 | アジア映画
何と連チャンで中国映画視聴になっちゃいましたねぇ
薬の神じゃない!」はジャケットだけで韓国映画だと思ってましたし
この映画も実はジャケットだけでハリウッドあたりの西洋映画だと思ってたんですよ
まさかの中国から映画
”ボナ“と“アリババ”の映画会社ロゴ見てびっくりしてんですが、プレイヤーにもうかけてしまってるし
ってか最近中国映画の輸入作品多くないですか
アルバトロスからの配給ですが、アルバトロスってちょっと前までロシアの戦争作品が多かったようですが
ここんとこ中国映画が実に多い
 
コレも実話ベースの作品だったんですね
2018年に起きた四川航空の空中でコックピットの窓が割れて
氷点下30度の冷風が猛烈な勢いで吹き込み、副操縦士は圧力で体半分飛行機の外に・・・さらに操縦室の圧力は低下し外圧は客室まで及び乗務員も乗客もみんな危機に陥る
コックピットでは自動操縦も不可能になり、機長は片手ではみ出した副操縦士を抑え、もう一方で操縦するという荒技でさらに何と通信システムは故障して
地上との交信も普通に・・・

さらに近場の飛行場に緊急不時着させるために飛行機をチベットの山々の高高度飛行と、嵐の中に突っ込んでいく機長の冷静な判断が
何と119人の乗客誰一人怪我させる事がなかった飛行機事故の実話のお話でした
 
前半の機長が家から空港に出かけてくるところから
客室乗務員とかの打ち合わせや、飛行前の点検とか微にいり細に入り描写して
さらに事故って無事に着陸させてからのキャプテンたちのその後とかの描写が実に余計でして
肝心の飛行機事故の描写が短いんですね
 
空軍がこの事故機のために全訓練停止したりするんですが
コレがアメリカえいがだとジェット戦闘機が飛行機の様子を見に飛んでいくのに中国空軍は地上レーダーで見守るだけなんですね
普通様子見にいくだろう、ましてや地上落下危機には撃墜って言う最悪手段のためにネ
っていうか機長が飛行前にクルーたちに共産党員の有無を尋ねるんですね
 
いやこのCAリーダーにロックオンされてましたが
ってそれは置いといて、この映画は、中国の貨客飛行業界へのオマージュとしてプロパガンダ的な映画として作ったようですね
 
先に書いたように航空業界へのプロパガンダだから前半の、そして事故後の後半部分が長くて実質2時間弱になってしまう尺の見せ場であるパニック描写は1時間くらいしかなかったわけだ
 
2019年製作、中国映画(日本公開作品)
アンドリュー・ラウ監督作品
出演:チャン・ハンユー 、 オウ・ハオ 、 トー・チアン 、 ユアン・チュアン、 チャン・ティエンアイ 、 リー・チン 、 チャン・ヤーメイ
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薬の神じゃない!

2021-03-18 18:56:08 | アジア映画
中国映画である
実におかしいっていうか、よくまぁこのような映画が中国共産党の検閲の強い中で
公開されたと思える作品
中国のエゴがまぁ前面に出ている矛盾的な作品ではあるものの
実話をベースにした闇っていうかジェネリック許可が出ている白血病の癌特効薬を密輸して、その10分の1の価格で売った人物のお話
 
最初は離婚して子供の親権確保のための金欲しさに始めたものって言う事実お金儲けで危険な密輸安価販売をガン患者やその家族たちとで始めたものの
今時ですからネットを使ってみんなが買い求めにくる
これじゃ開発したスイスの薬品会社が黙ってないわけで
共産国で矛盾する商業資本主義の中で高価で独占販売するのは特許を持った正規販売会社が、公的には正義なんでしょうけども
一般市民や格差に喘ぐ患者は高価な薬は買えないわけで
 
そう言ったとこに目をつけるのがどこの国にもいる詐欺師
詐欺師が荒稼ぎしてるのと、主人公も廉価ではあるもののちゃんとしたインドのジェネリックですから効果はあるわけですが
 
それだけに中国での利益がガタ落ちになった正規代理店側が司法に訴えてついに捜査に着手されて主人公は美濃危険を感じてるとこに、件の詐欺師が権利を買うと言ってくる
司法の手から逃れるために権利を詐欺師には売り渡した主人公に一緒に働いていた
白血病の家族たちから謗られつつも手を出して引くが・・・
 
詐欺師が捕まり、この詐欺師もある意味ゲロしないとこは褒められる
悪党の仁義なんですかねぇ
しかし、正規品が高くガン患者に死亡者が増えて・・・
 
薬密輸で儲けた資金で違う商売に鞍替えして順調にお金設けして息子と暮していた主人公でしたが
密売を持ちかけたガン患者が自殺したことを受けて
高額薬品で死者が増えてることに意気を感じた主人公は再び密輸に手を染めさらに
資金持ち出しの廉価で再び販売をはじめる
 
彼を追い詰めるのは離婚した本妻の実弟刑事
現実の患者たちの実態を知り捜査から手を引くものの
身に迫る司法の手を感じて主人公は全てを配慮して司法に捕まる
 
裁判での罪状が振るってるっていうか
著作権とか知的財産権の侵害とかですからね
いや自国の著作権には敏感に裁くものの
他国の著作権とか知的財産権には無関心な中国って
もうこの擬都合主義には笑うしかないんですが、よくまぁ中国共産党がこの作品を許可したものだと・・・
 
一応コメディですが、最後には人道的作品となってて
ある意味観客を泣かす作品
この密輸事件をきっかけに中国では薬事法が改定されたってことだそうで
そういう意味を持たせたって事で中国共産党も上映許可してたのかしら
 
どうにもジャケットからくる印象とは違う作品だった
 
2018年製作、中国映画(日本公開作品)
ウェン・ムーイエ共同脚本・監督作品
出演:シュー・ジェン、ワン・チュエンジュン、ジョウ・イーウェイ、タン・ジュオ、チャン・ユー、ヤン・シンミン
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