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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

インビジブル・スパイ

2021-03-10 23:08:37 | アジア映画
この映画原題を見たら「使徒行者2諜影行動」、英題でも「LINE WALKER 2」って事で、実はルイス・クー、ニック・チョン、フランシス・ンの三人が主演していた「ダブル・サスペクト 疑惑の潜入捜査官」という映画の続編
続編と言ってもお話は前作と全く関係ありません
関係あるのは”使徒行者“ってことで、潜入捜査官っていうのが共通項でしょうけども
今作では孤児院から誘拐された少年がマフィアに徹底教育されて
警察に潜入するって言う逆転の発送のお話
 
結構捻ってあって、ニック・チョンとトニー・クーのお二人にフランシス・ンの警察官の2人が、テロ組織からデータを盗んだ女性を乗せたバスを攻撃してきます
ニック・チョンが警官と名乗って女性を助けるんですが
バスを攻撃してくるテロリストの波状攻撃にニック・チョンは脇を並走するフランシス・ン運転するオープンカーに彼女を投げ入れ難を逃れます
この方お姉ちゃんが好みの顔立ちしてましたねぇマヂで
もうオープニングからありえへんアクションの鶴瓶撃ちの作品
どんだけ銃弾に火薬使っているんだって言う作品
 
そんな彼女にテロ組織のスパイも潜入してるからデータを渡して欲しいと言うとこに
トニー・クー演じる保安部の警部が引き取るって言ってくる
最近の中国・香港合作のアクション作品のプロットはかなり複雑になってて
 
タイトルインの前段に2人の孤児少年アンツァイとアティーは、孤児院でルービックキューブでの抜きん出た才能を持っていて、良きライバルであり、良き親友でもありましたが
先ほど書いたようにテロ組織から兵士としてアンツァイはあティーを残して誘拐されてしまいます、その時背中を切り株に刺して動けないとこを持っていかれてしまったのでした・・・
 
誰が組織のスパイかって言う疑心暗鬼の中で物語が進んでいくのですが
トニー・クーが背中の傷からアンツィーってわかるんですね
世界を股にかけてっていうか西班牙(中国語でもコレでスペインでしたねぇ)ではカーチェイスに牛が加わって、車が牛が人々を蹴散らしつのでさしまくります
牛が人を追うお祭りにいかに参加して、どうややって撮影してのかなぁ
 
警察に潜入スパイとかって思い出すのは「インファナル・アフェア」ですが
あれから20年も経過するとCG技術もう加わって映像的にも内容的にも深くなっているんですね
だから並のハリウッド映画以上の完成度を持ってる中国・香港映画
資金は中国から、男と男の友情プロットとアクションに関しては伝統の香港映画が
見事に調和した作品と言える
この映画のようにお互いの立場を尊重していけるといいのにねぇ
もう香港も中国の共産党に飲み込まれてしまった感が強いですよね
 
前作はシネマート新宿の企画興行<のむコレ>での上映作品でしたが
こちらの作品はヒューマントラストシネマの企画興行<未体験ゾーンの映画たち2021>で上映された作品
 
2019年製作、中国・香港合作映画(日本公開作品)
ジャズ・ブーン監督作品
出演:ルイス・クー、ニック・チョン、フランシス・ン、ホァン・チーチョン、ジャッキー・チョイ、ジョー・マ
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映像研には手を出すな!(TVドラマ)

2021-03-10 17:50:45 | TVドラマ
日本映画を積極的に見ていこうという企画の中で
この「映像研には手を出すな!」という映画を見ようと言う前に
この作品もTVドラマ等映画本編との連動企画のようでして、
って事で、実際にはTV連続アニメーションとの、このTVドラマと二次使用のDVD発売を機にGEOさんでは既発のアニメーションとこのドラマ版と一つの棚に置いてあります
 
アニメーションはもとより日本のTVドラマあんまり見ないし、ってことですが
連動って事で一緒に実写版TVドラマをレンタルしてきました
どうやら映画本編のこれまた前日譚となってるドラマでした
そうなんですねぇ乃木坂46の齋藤飛鳥は“アニメは設定が命!”の徹底的な人見知りの奥手の女の子浅草みどりと梅澤美波演じる金儲け上手でプロデュース専門の金森さやかとの中学からの出会いと
芝浜高校で出会った山下美月演じるお金持ちお嬢様でお家からアニメーションを作ってはいけないと厳命され、アニメを作らないように見張りまでつけられてる、読者モデルナンバー1人気の水崎ツバメの三人が
 
映像研という部活を立ち上げて大生徒会との間で部活として成立させるか廃部させられるかの攻防戦を描いたドタバタ喜劇でしたねぇ
よく知らないものの原作は漫画なんですね
そんなこんなで映像媒体ではアニメーションが最初だったようで
それを乃木坂48の三人を主役に抜擢して映画化が企画されたようですね
 
個人的に英数字アイドルとか○○坂アイドルってまるっきりわかんないんですが
見てみましたらコレが結構楽しい
映像の持ってる機能を全て使ってのドラマ化、もうVFXからアニメーションとが融合させての実写映像化
主人公のキャラ設定(コレは原作のものでしょうね)も素晴らしいし、乃木坂アイドルも可愛らしいけど
個人的には金森さやかを演じてる梅澤美波にロックオンされてましたが・・・
 
演出は映画本編同様英勉さん、
いやこの方映画好きなお方でしょうっていうか
もうTVドラマなのに、ドタバタコメディに見せてるものの
なんと過去のアニメーション作品とかの数々のオマージュ
ってアニメ見ない私でも、一般的に情報として入ってくるくらいの人でもわかるくらいだし
みどりが行方不明になって、それを探すさやかとツバメたちのシーンは
まぁ“あんたあの子のなんなのさ”の替え歌が被ってるせいもあるものの6、70年代の日本映画のプログラムピクチャーのパロディだし
上水道部と下水道部の対立構造はヤンキー映画のこれまたパロディ
部昇格の作品製作への追い込みに入っていくみどりがプロットをどんどん仕上げていくシーンでは
部室に障子がないはずなのにバックの障子が左右に開いて真っ黒なホリゾント
このホリゾントを真っ赤にしたらチョーンって木が入っての鈴木清順ですよね
さらにみどりの広島弁は深作さんへのオマージュ
いろんな映像作品へのオマージュ愛のあふれる作品でしたねぇ
 
2020年製作、TVドラマ
全6話141分
英勉監督作品
出演:齋藤飛鳥,、山下美月,、梅澤美波
 
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