MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

声もなく

2022-08-10 23:12:32 | 韓国映画
いやすごい韓国映画を見せられてしまった
どこまで進化していくんだろう韓国映画は・・・
 
一応なのか常に死体処理というような闇稼業が毎日あるわけではないからか
鶏卵のぞいて移動販売をしながら、犯罪組織からの闇仕事で生計を立てる、チャンボクと口の利けない青年テイン
ある日、組織のボスのキムに依頼され身代金目当てで誘拐された11歳の少女チョヒを1日だけ預かることになるもののキムが組織に殺害されたことで
二人は図らずしもチョヒの誘拐犯人に必然的になってしまってしまう
 
しかし、韓国のお金持ちっていうか誘拐金を揺すられるお金持ちっていうのは男尊女卑の思想が根強く残っているんですねぇ
女子ということで誘拐金は値切られさらに支払う気さえないという
この現代社会でのまさかのは韓国社会って・・・
そうそれに引き換え貧しさゆえに裏稼業でこの誘拐された娘を預からねばならんくなったテインとチャンボク、チョヒによる擬似家族のような生活が始まるが、チョヒの両親から身代金が支払われる事がなく…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
ユ・アインと"梨泰院クラス"の長家の会長を演じていたユ・ジェンミンが共演した作品だということで観てみる事にしました。

社会的弱者であるテインとチャンボクは鶏卵販売で生計を立てるも、そればかりかじゃ生きていけないので、犯罪組織から死体の処理を請け負うことに。
と書くと、結構この二人悪いヤツだと思うかもしれませんが、その仕事をしているのも、どちらかというと自分たちがどうにか生きていくための、手段の一つとしかみえません。
なので、ちょいワルってぐらいでしょうか…
そんな中で、二人が巻き込まれてしまった誘拐事件。その事は、二人の運命を大きく変えていきます…

気になったのは、テインが喋らないこと
作品の中でも、どういった理由で喋らない(それとも喋れるけど、話さないだけ)
のかが描かれてないので、何故なんだろう?って思いました。
後は、テインとチョヒの関係…
チャンボクに無理に押し付けられる感じで共に生活をするようになった二人。
でも、誘拐された側となりゆきで誘拐した側になってしまった2人は相容れる事も無さそうなんだけど、生活していくうちに関係も変化していきます。

テインがあんな行動に出たのは、ビックリしたけど、テインがどんな心境でいたのかが良く解ったしね。
まぁ、だけどセリフを喋らないってのは大変そう。顔の表情や仕草で気持ちを表さないといけないんだから…
その点では、ユ・アインは凄かったと思う。
ただ、ストーリーがどうなんだろ?
もうちょっとエモくても良かったかな。
そこは、ちょっと残念かな。
 
2020年製作、韓国映画(日本公開作品)
ホン・ウィジョン脚本・監督作品
出演:ユ・アイン、ユ・ジェミョン、ムン・スンア

コメント (2)
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前科者

2022-08-10 17:16:54 | 邦画
日本映画を積極的に見て行こうって言う企画で視聴した作品
昨年WOWOWで全六話のドラマ版がOAされての映画化作品です。プロモーション的な役割として発売元のVAPからTVドラマ版を先に鑑賞させてもらってからの本編鑑賞でしたので
主演の有村架純さん演じる新米保護司阿川佳代のキャラクターを知っての鑑賞ですから安定して見てられましたし

映画は新米だった阿川佳代の三年後のお話になるんですね
まだまだコンビニアルバイトで生計をも立てている佳代さんでしたねぇ
っていうか店長がいい人だから、仮釈中の前科者が何か起こしたらいつでもどこでも飛んでいけるっていう実際に融通が効くとこが長く続いてるのかも知れない
そしてもう一人佳代の保護司としての仕事の第一号ですがいつも落ち込んでる佳代を何かとハゲましてくれる石橋静河演じる気のいいヤンキー娘の斉藤みどりちゃんがレギュラー出演してるんですが

この映画作品は実は原作漫画にはない、ある意味スピンオフというか映画本編オリジナル脚本で作られた作品だったのね
ただドラマが一話30分で二話完結という簡便なお話だったんですが
なんと2時間13分もある長尺作品、さらにここが日本映画の悪いとこなんだけど
あざとく観客を泣かせに持ってく重いテーマのプロットになっていたのには個人的にちょっと納得いかない部分もあるにはあったけど、まぁいいか

オープニング仮釈で出所してきた森田剛がまず最初のは娑婆の行動が牛丼を食べること
そして佳代を訪ねるんですね
ここでドラマ版を見てる人はナイスなつかみやねぇって思わされる

森田剛の演技はなかなか熱演、抑え気味に演技してるとこにリアルさを感じさせられるV6は演技はが多いのかなぁ
2時間も尺があるため森田剛のお話と並行して佳代の過去も語られます
何故に保護司になったとか中学生彼氏との淡い思い出とか
それがまさかの今作で展開を見せてくるとはねぇ

保護司を務めて3年となる阿川佳代は、この仕事にやりがいを感じ、さまざまな前科者のための日々をたまに現れる斉藤みどりとか過ごしていた
彼女が担当する前科者の工藤誠は順調な更生生活を送り、佳代も誠が社長に気に入られ保釈が解けたら正社員として受け入れてもらえるとこまで持って行けたことにまんぞくしていたが
交番巡査が何者かに襲われ拳銃が奪われ
その拳銃でなんと連続殺人事件が発生する中でそんな誠が忽然と姿を消し、なんと現場での残留皮膚片からDNAが誠とか一致して彼は警察に追われる身となってしまう。

連続殺人事件のは捜査が進むにつれ佳代の過去や、彼女が保護司という仕事を選んだ理由が次第に明らかになっていくのだった・・・
本編よりも先に主人公・佳代が新人保護司として奮闘し、成長する姿を描く連続ドラマ版を咲に見ておいてよかったものの
この本編だけを単独で見ても十分大丈夫な作品となってるのは映画オリジナル作品だったからでしょうね

こんな大変なお仕事なのにボランティアっていうのはちょっと厳しいお仕事でして
生半可じゃできないなぁ

2021年製作、日本映画、「前科者」製作委員会作品、日活配給
岸善幸脚本・監督作品
出演:有村架純、磯村勇斗、若葉竜也、マキタスポーツ、石橋静河、北村有起哉、宇野祥平、リリー・フランキー、木村多江、森田剛


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