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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

真夜中乙女戦争

2022-08-19 23:11:49 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で
っていうか池田エライザで見たっていう方が正しいかも
そうなんですよね2時間弱の映画ですが
全くこれはなんなんだっていう
そう私には全く意味不明な2時間弱を過ごしてしまう映画だったから
池田エライザが出演してなかったら多分途中で切っていたかなぁっていう作品
 
今、途中で切っていたかもなぁって曖昧に書いたのは
全く意味不明でついていけない作品なんだけど
なんだかこの意味不明感という感じに妙にハマる部分があったりとちょっと惹かれる部分もあったから
てことで池田エライザさんの魅力だけでない作品で
個人的にはこの映画の意味もわからないんだけど
どこかこの映画の持ってる不可思議な感覚に魅せられていた部分もあったからなんで、
でもこの映画原作ありきだし
それでKADOKAWAさんが自社で映画化してのっていう
角川春樹が70年代始めたシステムで作った作品
そんな春樹さんは権力とうそうに敗れ去って今ではハルキ文庫を作ってハルキ映画で頑張ってるけど・・・
 
”乙女“っていうのは男でも女でもいいって言うようなことをオープニングでは主人公のモノローグで解説されるんですが・・・
ってそのまんま一応この映画の進行が主人公のモノローグで進んでいくんですね
劇中の犯罪とか主人公を犯罪に引きずり込む黒服の柄本佑さんの立ち位置が実に私にとって不明瞭でしたが
不明瞭であるだけに引き付けられるキャラではありまして
っていうか映画をさらにわかんなくさせてくれる存在でしたし
それに比して主人公が恋心を描く先輩のエライザさん。この人の存在は現実ってことでしょうか
劇中で一応後半ではちょっとこの映画の作り自体がパラレルワールドみたいな種明かしされていて
そこでなんとなく意味不明とかいいつつも
主人公の現実生活と脳内妄想の世界観で繰り広げられていく作品と理解すると
なんとなくこの映画の魅力が理解できてくるように作ってあったってことだったって理解できると
この映画の正体もわかるし東京が爆破される映像もきちんと整理できてくる
 
これは映像のが持ってるマジックをまんま使って現実と妄想の境を曖昧にすることで作った作品だったんですかねぇ
主人公以外も役名が黒服とか先輩ってボカシてるのもわかるし
タイトルの”乙女“の意味合いも黒服柄本クンとのキスシーンで
”乙女“の意味を冒頭で説明してるとことドイツようやっと繋がって行ったんでしょうね
 
個人で見て個人で勝手に判断しろっていう作品だったような
 
2021年製作、日本映画、「真夜中乙女戦争」製作委員会作品
F原作、二宮健脚本・監督作品
出演:永瀬廉、ー池田エライザ、柄本佑、篠原悠伸、安藤彰則、山口まゆ、佐野晶哉、成河、渡辺真起子
 
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満たされたい人妻

2022-08-19 17:23:56 | 洋画未公開
今月は洋画のエロチック作品は2本リリースされてました
これは「ベルリン、60分の愛人 」には続く2本目
見終わって調べたら“満たされない人妻”っていう作品の多さにはびっくりさせられましたが“満たされたい”っていう願望主体の映画はこちらの作品だけという
微妙に“満たされない”って書いて検索してもしまってたようです

閑話休題、さてこの作品はフィンランド映画、
フィンランドの孤島に住むエッリと牧師の夫ミッコ夫婦
孤島に二人きりで自由にのんびり暮らしているものの孤島と言ってもどうやらフェリーが通ってくるようで
一応は二人きりではなく、人里離れた土地で暮らしているようで
ほとんど人がいないからビーチではマッパで泳げるっていうようなところに住んでいる
夫ミッコは友人のオラヴィをパリから招くことになり、数日間を夫婦と一緒に過ごすことに・・・
実はオラヴィはエッリの大学時代に彼女の実家に居候していたことがあり、その時に若きエッリはオラヴィに男としての感情を抱いていたことがある
これは夫も知らないこと

今の生活や夫とのセックスに不満はないが、心の隅のどこかに満たされていない何かを感じてた日々を過ごしていたエッリが
十数年ぶりオラヴィに出会ったことで忘れようとしていた感情がふつふつ湧き上がってくる・・・
そんなこととはつゆ知らぬミツコは二人を残して仕事で都会に出張していく

オラヴィとエッリは二人して孤島の生活を満喫することで
エッリの心は穏やかでは無くなっていく
その過程を丁寧に描いていくことでエッリの“満たされたい”感情が湧いてくる様が見事に描かれて
遂に二人は結ばれるんですが

そこはオラヴィは旅人
エッリも十数年抱いてきた裡にはしまっていた炎を一瞬燃やすことで
ミツコとの安定した生活に戻っていく
やっぱ幸せそうに見えていても相手の心の中裡パイプライン見えないということで

エッリは十何年ぶりに見事に心の中中の隙間を埋めることでこれからも安定した人生を今後は送っていくんでしょうね
実に大人のお話しでしたねぇ

切り口の違う記事はコチラ

2021年製作、フィンランド映画
アク・ロウヒミエス共同脚本・監督作品
出演:インカ・カレン、アンドレイ・アレン、アク・ヒルヴィニスミ、エイノ・ヘイスカネン


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