MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

極道の紋章 レジェンド 第十五章

2023-06-25 20:08:32 | Vシネマ
前々作「極道の紋章 レジェンド 第十三章」ではトミタの工場用地買収を巡って啓仁会の意を受けたガーシー議員みたいなYouTuberを退治し
前作「極道の紋章 レジェンド 第十四章」ではトミタが工場として利用しようとしている工場を巡って裏でこれまた暗躍していた啓仁会との絡みでの総会屋みたいなのを阻止してきた津波さんでしたが
全て横浜を仕切っておる道場組新組長東堂絡みでしたが
 
今作も完全に東堂さんがらみですがトミタは出てきません、したがって仁科さんの見せ場がほとんどない作品でした
まぁこの東堂さんに関しては弘和会の黒沼がこれまた東堂への想いがほの見えて
これって三部作っていうか三本撮りだったんですかねぇ
この2人の因縁がこれからどう発展していくのかの期待値大ですが
 
なんと改めて横浜は道場組が仕切ってるって思っていたら
今作ではその道場組にはさらにその親筋にあたる金筋博徒の寿一家っていうのが横浜にいて
清水宏演じる組長が余命宣告を受けるガンんを発症して
跡目になんと東堂をって考えていたことから、そこの幹部である川原英之さん演じる組長代行田辺が跡目を継承したいと
啓仁会と横浜中華街を牛耳るチャイナマフィアと手を組んで
 
東堂に挑戦していくわけで、いつもはここまでの梗概で始まるお話も
オープニングでは東堂・津波と啓仁会岡島&田辺との撃ち合いから始まり
その中で啓仁会の江原シュウ演じる岡島が津波に射殺されるとこから始まる
江原シュウさんもこれでおしまいでしたねぇ
 
ってことで今作では金筋ヤクザの跡目相続のお話だったのね
怪我の功名から弘和会ではいつもドジな大賀太郎さん、今回ではそのおかげで東堂を助けてしまう羽目で、なんと黒沼さんに褒められてしまうのね
ここいらのプロットはさすが村田啓一郎さん
っていうことで弘和会の黒沼さんはどっちにつくのか
警察本部長にも縦ついてる雰囲気だったし
っていうか西守正樹さんは制作進行としてスタッフにもクレジットされていたのね
 
川原さんはこの一作でFOしちゃうのね
さて次作の予告編がついていませんが2ヶ月後に第十六章はリリースされるんでしょうか?
ラストに暗黒星雲から新たな暗黒の星が生まれてくるっていう予言的な蘊蓄はどんな意味があるのかなぁ
 
何せこのシリーズと「日本統一」の2シリーズしかないからねぇ
コンスタントに2ヶ月交互に順調にリリースして欲しいよね
 
2023年製作、日本Vシネマ、、「極道の紋章 レジェンド」製作委員会作品
村田啓一郎脚本、片岡修二製作・監督作品
出演:白竜、松田一三、國本鍾建、大山大介、隼翔、五十嵐剛、松沢蓮、河本善鎬、本村衆、YU、木下徹、佐藤研也、亀谷亮太、江原シュウ、大賀太郎、川原英之、清水宏、工藤秀昭、日高智弘、仁科貴、木村圭作、西守正樹、武田幸三、川本淳市、武蔵拳、小沢和義、本宮泰風
コメント (2)
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マジック・マイク ラストダンス

2023-06-25 05:05:02 | 洋画
私はデラシネの映画ブロガーでして節操なくブログサービスしてる会社を利用しまくってきてましたので
今やサービス停止してたり会社自体消滅してたりでネット上では消えて無くなっているブログが数多あるんですが
チャニング・テイタムの映画俳優として人気者になるまで自分を支えてきてくれてた
男性ラップダンサーとしての経験を映画化した「マジック・マイク」そして「マジック・マイクXXL」と完全に見てきております
でついにその”マジック・マイクシリーズ“の最終章のDVDレンタルが始りました。
 
今作ではコロナ・パンデミックで家具作りの仕事まで失った元ストリッパーのマイク、40歳も過ぎて未だにマイアミでアルバイトのバーテンダーをしており。ある日大富豪マックス・メンドーサのお屋敷で基金集めのパーティのバーテンダーをしていると、10年前のストリップの客の女に出逢ったりする
ここの会話が実に楽しめるものの、そこでマイクの過去を知ったメンドーサは
個人的に自分に対してラップダンスを求めて
その流れで一夜を共にして、さらにダンサーとしての60000$の仕事の依頼をするが詳細はなんも語られずにOKしたマイクをプライベートジェットでロンドンに連れていく・・・
 
メンドーサはロンドンの旧家のお金持ちの奥方で、なんと離婚の危機を迎えており
その財産分与の中に伝統ある劇場が含まれており
彼女はマイクを演出家としてその劇場のラストシヨーとして永年続いているきた旧態依然とした伝統ある劇場で男性ストリップの群舞ショーで伝統破壊を企んでいたのである。
イギリスってことでちゃんとした旧家ですから執事が存在していて
この執事のキャラクターが実にいい
 
さらに最近のハリウッド映画の特徴なのか旧家の旦那と執事は完全なるアングロサクソンであり、その女房はサルマ・ハエックというヒスパニック、そして娘は養子である黒人の女の子っていうジェンダーに配慮した配役になるのは世界的な趨勢としては仕方ないことなのかなぁ
ある意味こう言った配慮から映画的ないわゆるプロットの基本である葛藤の対立軸の本質がかなり薄まってしまっているのも事実でして
この映画もご多分にもれず・・・
 
ハリウッドですから世界的にセクシー男性ダンサーを集めてその演出を任されてのマイクの奮闘と
伝統を護る旦那側とかそれを打ち破ろうとするサルマ側との攻防戦が面白いもののプロットとしてはちょと弱いのも事実
やっぱクライマックスでのダンスがカタルシスを呼ぶものの
ちゃんと雨を降らしてくれるとこは一作目のソダーバーグ監督
一作目に感じたあのワクワク感はなかったものの一応映画としては完成されたものとなってはいましたが
見終わっての爽快感はなかったなぁ
ってことでこのシリーズはこれで最後でいいように思える
 
2022年製作、アメリカ映画
スティーヴン・ソダーバーグ監督作品
出演:チャニング・テイタム、サルマ・ハエック、アユブ・ハーン=ディン、ジェメリア・ジョージ、ジュリエット・モタメド、ヴィッキー・ペッパーダイン、ケイトリン・ジェラード、ギャビン・スポークス
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蜘蛛の瞳

2023-06-24 20:08:56 | 邦画
月も下旬となりレンタル作品の枯渇が甚だしいために未見の山から漁り出してきたこの作品
実は先に書いた「蛇の道」との二部作でこっちの作品が二作目だったんですが
何せ極端に事前の情報入れない人ですから二作目の方を先に見てしまい
どこかフワッとした作品であんまり締まりが感じられなくて
 
オープニング哀川翔さん演じる新島が、なんと娘の仇と掻っ攫ってきた寺島進さんを拷問の末にたたっ殺してしまい
って寺島さんちゃんとしたクレジット位置に配されてるのに台詞なし、椅子に縛られて殴られ蹴られて撃たれて死ぬだけの役だったなぁ
これで娘の敵討ちが完了して
後は普通に暮していくだけ・・・の新島ですが、何か物足らない
 
今作での新島さんはリーマンで家族持ちで奥さんと亡き娘を偲んで暮しているという設定
奥さん役には中村久美さん、娘の死から6年後の世界観ですが
全仇を取った後には高揚感もなく、今ではなんと生きる目的も見失った新島さんに1人の男が近づいてくる
 
ダンカン演じる高校の同級生だった岩松が声をかけてきて
自分は貿易会社をやってるから転職してこないかって誘われる
そう哀川翔さんが闇で拳銃購入した時に顔写真を撮られてて、それが闇社日本出回っていたのを見ての勧誘だったんですねぇ
ダンカンさんの会社は表向きは貿易会社ですがその実態は組織傘下の殺し屋集団で
カレのここまでの実態を知って誘ってきたわけ
 
転職してきて早速殺しのお仕事が舞い込んできて確実に機械的にこなしていく哀川さんですが
ヤクザのボスである大杉漣さんの望洋感とこの組織の頂点である考古学に没頭してる菅田俊さんとかみんな死んでいくんですねぇ
そしてついにダンカンさんと雌雄を決することに
っていうお決まりの展開なんですが
新島はもう娘の敵討ちっていう人生の目標を達成しちゃってるから
今生きてるのはどーでもいい人生なわけですからいつ死んでもいいわけなんですよね
でもなぜか死神が彼には憑りついてくれんという
ある意味シニカルな展開の作品となっている作品だったんですね
 
大杉漣さんが思想チェック気味な質問を浴びせてきたり
ボスは考古学にしか興味がなかったりとシノプシスに遊びこころを入れていたり
死んだ娘のお化けをだしてきたりとホラーテイストを加味してたりと
なかなか掴みどころのない作品でした
そこいらを評して先にフワッとしたって書いておいたんですがねぇ
 
1997年製作、日本映画、大映作品
黒沢清共同脚本・監督作品
出演:哀川翔、ダンカン、大杉漣、菅田俊、寺島進、中村久美、梶原聡、阿部サダヲ、佐倉萌
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蛇の道

2023-06-24 05:05:26 | 邦画
去年に購入していた作品
大映映画で1997年に黒沢清がこれと「蜘蛛の瞳」と二本撮りで撮った二部作のVシネマなんだけども、一応劇場で公開されてるから邦画のカテゴリーに入る作品
哀川翔だけが二作品で主演の新島という男を務めているだけで他の役者さんんは全く共通してないんですが
ということで「蜘蛛の瞳」はこの作品の主人公新島の後日譚になっている
 
っていうのは相変わらず映画の情報を見る前に入れない人だから、実はジャケットの裏面の梗概も読まないから「蜘蛛の瞳」を先に見てしまって、なんか色々調べて初めて二部作だって知って、慌ててテレコではあるもののこの作品を見たって言うわけ。
だからそこんとこじつに詳しいわけよ情報入れない割にはね
 
って事で先に行っちゃうとこっちの作品の方が個人的には面白かったって言うわけね
相変わらず黒沢作品ですから多くは語られず
映像等セリフって言う画面で与えられるすべてからこちらが読み取らねばならないわけですが
アクション活劇としても、ミステリアスな内容にしてもある意味とっつきやすい作品だったような気がする。テレコで見てなくてもこっちがおもしろい作品であることに代わりはないはず
 
オープニング哀川翔と香川照之が下元史郎さんの自宅に宅配業者に化けて拐いに行き
見事成功してある廃工場に監禁してしまう
そこで初めてこの史郎さんが香川さんの娘(っても少女)を誘拐し、いわゆるロリータ凌辱ビデオを撮影し
園骸を捨てたことから香川二部作加担して見せるのが塾講師の哀川翔さん
実に要領良く何を考えてるのまいわからんくらい度胸は座ってるし手際が良すぎるのが不思議なくらい
まぁ元がVシネですから彼らが銃器の扱いに長けてるとかどっから手に入れたのかなんてツッコミは野暮
 
次に下元史郎さんの責任転嫁から柳憂怜さんのヤクザの親分がゴルフ場ですから誘拐される
ジャケットの絵面がその時の切り取り映像
この姐さんが結構な女傑でして彼らを追跡してくるって
まぁ旦那さんが目前で拉致されたわけだし当然ですやね
でも柳さんと下元さんが揃っても香川さんの娘殺人への埒が開かない
さらに哀川翔が2人に加担するような行動をして見せてさらに3人目まで拉致ってくる始末
 
まぁ実は哀川さんの娘さんもさらわれていてこのロリコンスナッフビデオの被害者で
実は香川さんの復習に見せといてその実香川さんは被害者じゃなくて実は加害者側だったって言うオチというか同時に
哀川翔の復讐劇が開始されそしてスナッフフィルム工場で全員が・・・
 
二重三重の仕掛けで作られてるものの実に単純な復讐劇だったっていうお話でしたが
唯一私が理解出来んかったとこは塾の数学ができた少女は一体どうなったんだろう
 
1997年製作、日本映画、大映製作
黒沢清監督作品
出演:哀川翔、香川照之、柳憂怜、下元史朗、翁華栄、新島直巳、宮下辰雄
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Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック

2023-06-23 20:08:06 | 洋画
軽ーいシモネッタで終始動いていく2人の女の子の何気ない日常を描いた青春ムービーって言った感じで見ていましたが
究極アメリカのコメディ映画って結局はウン○にゲロなのね
 
でも2018年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でゲームチェンジャー賞にノミネートされてるわけでして
アメリカ人自体シモネッタにはそれしかないっちゅうことなんでしょうね
っていきなりリバースがきますから油断大敵な映画です、
2人のお姉ちゃんのうち個人的にはジェシー役のカミラ・モローネの美貌に惹かれて最後まで見てしまった作品
 
高校を中退した親友同士のアンジェラとジェシーは、兄とその友人との4人で一軒家を借りて共同生活を送っているが、バイト三昧の日々でも、家賃を払うのがやっとの極貧生活を送っているんだけど
ジェシーの誕生日に1週間のビーチリゾートのバカンスをプレゼントしたいアンジェラは、家賃を支払わなければならないお金で2人分の夢のチケットを購入してしまい
また兄は兄でヤクの売買しようってこれまたドシロートがそんなことで成功するはずもなく
逆に有金巻き上げられていると言う
 
家賃を稼ぐためにバイト先に無茶苦茶な追加シフトを入れるも、兄のお金取り立てに現れた男たちのために隣家に警察呼ばれて2人のコカイン使用が見つかったりで、刑務所に入れられるわ、急遽参加したクスリパーティーで誤って大麻入りクッキーを大量に食べてハイになるわで、挙句の果てにバイトもクビになり・・・
 
暑さ凌ぎで入店して備え付けサービスの氷でトラブル起こすまっとうな風態の老人が
ラストで大どんでんのエロオヤジだったり
ヒロインの2人にしても、またその兄貴たちにしても
出てくる人物がみんなアホ、唯一まともなのは2人のバイト先の店長くらいかな
それも憎めないアホって言う設定がいいよね
でも最後は大金ゲットしてのハッピーエンドでしたねぇ
尺も86分とサクサクって見られる映画です。
 
監督のオーガスティン・フリッゼルは自身の体験を元に脚本を書いて監督までさせてもらったようですが、本業は女優さんとして15年以上のキャリアを積んでこられた人だったようですね
一応劇場公開されてる作品なのね。
 
2018年製作、アメリカ映画
オーガスティン・フリッゼル脚本・監督作品
出演:マイア・ミッチェル、カミラ・モローネ、カイル・ムーニー、ジョエル・アレン、ケンダル・スミス、マシュー・ホルコム、アティーナ・フリッツェル
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サイレント・ナイト

2023-06-23 05:05:49 | 洋画
個人的に映画の情報入れない人ですから、GEOさんの店頭で新作ということだけでセットレンタルの員数に入れてきただけの作品でしたから
蓋を開けてなんとこんな映画にキーラ・ナイトレイが出演してるんだって
でもなんだろう見てるとナイトレイが主婦を演じてる田舎なんだろうか、郊外なんだろうか5人家族の元にクリスマスイブのパーティに参加しようと親友とその家族たちが次々と現れて、久々の再会を喜ぶって言うか、ある意味人間関係の忌憚のない関係がそのパーティーで発揮されてゆく
 
特に子供たちが大人をなんとも思ってないようなクソ発言していたり、この集まった12人たちがある意味本音を直に口にしてしたりと
なんかそんな本音を聞かされても、つまり人前で装うこともしない代わりに怒りもしない
そんな会話劇が一軒家でただただ続いていく
ワンシチュエーションのブラックコメディ会話劇だと思っていたら
 
なんと後半になるにつれて彼らは一緒に人生最期のために集まってきたんだって言うのがわかり
そうなんです劇中にも出てくるんですがロシアがばらまいたって言うような、イギリス全土を死にいたらしめる毒ガスが迫ってきて
なんと政府から1人1人に致死のピルが配布され彼らはどうせ避けられない死なら一緒に死のうとここに集まって、人生最後のイブを祝うって言うか1人で死ねなくて集団でならなんとかなるだろうって言う事で
もう前半の会話は本音バチバチで飾りっ気なしだったわけだったのね

多分にこれは今回のコロナパンデミックからの発想から作られた様な気もするが・・・まさかの完全なるブラックコメディを超えたブラックな映画だったんですね。こんな毒ガスが迫ってきてるなんてわからない前半時点ではこの映画どんなオチが待ってるのかって思っていたら
まさかのこちらの想像をはるかにに超えた物語だったとは
いやだから映画は見る前に情報を遮断しておくのも一つの見方でもあるようで・・・
このまさかの展開の中で子供が1人耐えられず逃げ出して
一般家族全員の死をガスの中で見て父親に連れ帰らされるのですが
1人先にガスで顔面血濡れて息絶えているのを見て
一人また1人と家族同士恋人同士と静かにピルを飲んでいき
そして誰もいなくなり・・・
 
静かなクリスマスの朝となり衝撃のオチを迎える
 
見終わって自分だったらこんな静かに自から死を選ぶなんてできるんだろうかって言うことを考えさせられる作品でしたねぇ

キーラ・ナイトレイはもちろんですがその子供を演じてた子役のローマン・グリフィン・デイヴィスはいい仕事してましたねぇ
劇中の双子とこのローマン君は監督さんのお子さんたちだったようで
 
2021年製作、イギリス映画
カメラ・グリフィン脚本・監督作品
出演:キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード、ローマン・グリフィン・デイヴィス、ハーディ・グリフィン・デイヴィス、ギルビー・グリフィン・デイヴィス、アナベル・ウォーリス、ルーファス・ジョーンズ、ダヴィダ・マッケンジー、ルーシー・パンチ、カービー・ハウエル=バプティスト、リリー・ローズ・デップ、ソープ・ディリス
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リーインカーネーション

2023-06-22 20:08:43 | 洋画
昨日邦画の「月の満ち欠け」を、何の予備知識のない状態で視聴したら
なんとこの映画Reincarnationの作品でした
ってことで今日の洋画はそのReincarnationをテーマにした1974年製作、76年に日本で公開されたこの作品を
そうReincarnationの世界観が日本と西洋でどう違うのか、いやその根本はおんなじなのか
って比較して見るのも面白いかなって言う
ある意味自己満的にブログを構成しようかなって思ってだけで
 
って言うのもちょうど一年くらい前にこの映画の4Kレストア版さらにTBSでの“月曜ロードショー”でOAされた時の日本語版同時収録って言うこの作品のBlu-rayを購入しており未見の山に眠っているのを知っており、見る機会を失っていたって言うのも事実でしたので
これはこの機会に見比べてブログにするのもいいかなぁって言う思いついての視聴でした
 
70年代の映画だから90分くらいだと思っていたらなんと105分も尺があったのね
さらにTVOAでカットされた部分は字幕表示されてカットされた部分もわかるようになってる優れもの
 
こちらの作品は大学教授のピーターが夜ごと夢で暗闇の湖で泳いでいると、妻にオールで殴り殺されるシーンだった
そこで何の悪夢なのか探ってるとTVである町の風景を見て驚いた。夢でみたのと同じなのだ。早速、ピーターは町を訪れる。そして新聞社に行き、過去の殺人事件のファイルを探り始めると、1946年9月27日、ジェフという銀行頭取の養子が、湖で水泳中に溺死した記事を見つけ
早速未亡人マーシャと遺児アンが、今も生存していることを知り、ピーターはまず美しく成長したアンに近づきテニスを介して親交を深めていきデートを重ねる中で2人は恋に落ちていく・・・

マーシャはピーターがジェフのくせを見せることと養老院にいるジェフの母親がピーターを見るなり“ジェフ!”と、意識を取り戻したのだった
そこでピーターを探り出したマーシャはジェフと似ても似つかないピーターが今やジェフの生まれ変わりだと確信し
マーシャはピーターにアンはあなたの娘なんだと言うがピーターは結婚を考えてるというしジェフであることを隠すこともなかったために
 
マーシャは意を決して35年前の出来事を再現させようと・・・
 
こちらの作品は悪夢の原因を探ってるうちに自分が生まれ変わりだと知り
そして殺されたことも知りながらも
自分の娘と恋に落ちていく男を再びマーシャが娘と自分のために・・・
って言う因果は巡るおぐるまの的なお話になっていたようですね
 
1974年製作、アメリカ映画
J・リー・トンプソン監督作品
出演:マイケル・サラザン、ジェニファー・オニール、マーゴット・キダー、コーネリア・シャープ、ポール・ヘクト、トニー・ステファノ、デブラリー・スコット、スティーヴ・フランケン
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月の満ち欠け

2023-06-22 05:05:52 | 邦画
この作品も日本映画を積極的に見ていこうって言う企画で視聴した作品
最初はBlu-rayを購入してもよいかなぁって思ったんですよ有村架純さんだし
でも購入する前にGEOさんに行つたら10何本導入されてて誰も借りてない
そんな人気なかったんかい
先に見た「ある男」と今年のアカデミー賞を争って完膚なきまでに負けた作品
優秀賞でのノミネートだけに終わってしまった作品
 
原作ありきである意味上質なミステリー作品と共通点が重なりすぎた模様
あちらは愛した男の愛と過去を探るヒューマンミステリーであったんですが
こちらはなんて言うんだろう壮大な過去と現在を結びつけるReincarnation (リーインカーネーション)つまり輪廻転生というか転生輪廻の生まれ変わりの物語でミステリーホラーの範疇に入る作品
個人的には私はこっちの作品の方を推します
ってことで今度都心に出たらBlu-rayを購入してコレクションしておこう
 
そう生まれ変わりをテーマにした27年にわたる時空を超えた男女の究極の愛を描いた作品ということになっていたんですね
 
この作品大泉洋と柴咲コウの娘小学二年生の瑠璃がある日帰宅途中に高田馬場の中古レコード屋にアルバイターの三角という男性を訪ねて
親と警察は必死になって探すものの
三角はとうの昔にアルバイトを辞めており行方がわからない
そんな親子の幸せな家庭生活と並行し
先に書いたアルバイト大学生の三角は高田馬場の店で出会った年上の有村架純演じる正木瑠璃と恋に落ちていく
 
その恋の過程と大泉洋夫婦の娘が成長していく様を交互に見せつつ
映画はあたかもこの2組の時制を同時進行のように描いていく
一種のトリックでもあるんですが
そこは馬場駅のシンボルでもあるビッグボックスの風景がきっちりと違う景観を示しており
三角と瑠璃との為さぬ恋路の時はなんと27年も前の風景
西武線につながる外階段はこの当時あったんですね
そしてビッグボックスの向かいには高田馬場東映がこの時代にはまだ存在していたような
そして早稲田松竹も実際当時存在してはいましたが
今回劇場内での撮影が許可されていましたが二十数年前の早稲田松竹の座席はあんな綺麗な椅子ではなかったですよね
赤いビロード生地で肘掛は木製で椅子もいくつか壊れていたり・・・
 
廣木隆一監督も当時の街並みの方は当時の風景写真をCG合成させてグリーンバックで撮影したんでしょうが
早稲田松竹は外観からして現在のはものだったし(当時は入り口上部の壁面にローマ字で劇場名表記されていたような)
ちなみに劇中映画は小津の「東京暮色」
 
そうですよね馬場駅は西武新宿線も入っているわけで
っていうか山手線は踏切がない(実は一箇所だけ存在する)わけで
瑠璃が踏切事故で死ぬのは西武新宿線それも下り方面にしかない
だから三角はあれだけ走っていくんですね
 
まぁ大泉洋の娘の名前が瑠璃であり三角が恋に落ちる人妻の名前が瑠璃
さらに柴崎コウ演じる母親と事故死する18になる娘の名前が瑠璃
そして高校生時代の友人で、ある意味この物語の本質を見抜いて語り部的存在である瑠璃の友人役を演じる伊藤沙莉の娘の名前もまた瑠璃
 
そりゃ突然あなたが愛した娘は仕事関係での知り合いの奥さんだった瑠璃さんの生まれ変わりであり
私の娘はその奥さんの生まれ変わりであるあなたの娘瑠璃のこれまた生まれ変わりって突然言われたって普通の神経の常識人には到底うけいれられないよね
いくら昔の秘密の暴露的なことを言われてもねぇ
 
さらに八戸に帰ったら自分の母親の介護人の娘がねぇ柴崎コウの・・・
脚本が上手いよねオープニング大泉洋が仕事から帰宅したら介護人の娘がそう赤の他人なのにおかえりなさいって言うのを何気に入れてたんだよね
オープニングとエンディングが見事に繋がってくるんだよこれで・・・
 
こういうオカルトっぽい作品は好きですよ私は
田中圭はこの作品では悪人だったのね直接手を下してないものの3人も死なせているし・・・
 
2022年製作、日本映画、映画「月の満ち欠け」製作委員会作品、松竹配給
佐藤正午原作、橋本裕志脚本、廣木隆一監督作品
出演:大泉洋、有村架純、目黒蓮、伊藤沙莉、田中圭、柴咲コウ、菊池日菜子、⼩⼭紗愛、阿部久令亜、尾杉⿇友、寛 一 郎、波岡一喜、安藤玉恵、丘みつ子
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追想ジャーニー

2023-06-21 20:08:56 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうって言う企画で視聴した作品
見始めと見終わった感からこれって舞台劇を映像化した作品かって思ったんですが
見終わって調べてみるとなんと違っており完全なる映画として一から作られた作品だったのね
まあ、ある意味低予算で作れるからって言ったアイディアでこうなった演出で作っていったと言うことなんでしょうね
 
作品的には現在48歳で売れない役者をしている中年の冴えないおっさんが
30年前に遡って18歳の夢と希望に満ち溢れるこれから社会に巣立って行こうって言う自分に出会いにいって
自分が経験してきたいくつかのターニングポイントでのそれぞれの選択ミスを訂正させて
脚光の浴びる人生を歩ますように導いていこうとするものの
 
自分の生きてきた過去の道は変えられることもできないわけでして
できたら此処にいる自分が存在しなくなるっちゅう矛盾が生じるわけだし
っていうか30歳も若い自分に諭されたり
捨てられたと思い込んでた母が結局は自分自身を応援してくれていたんだって言う
過去の自分をもう一回振り返ることで
あらためて自分が好きなことを自由気ままにやってきていたことを知り
それが人間として一番の幸せな人生だったんや
 
っていった人生賛歌ちゅうかそんな映画やったなぁ
まぁ個人的には高石あかりさんで見たような映画やったんですが
ちょっと高校生役やったしセーラー服きていたしでやっぱ子の子は「べイビーわるきゅーれ 」のJK殺し屋の枠から未だ出られていないのかもしれまへんなぁ
でもここんとこ「ベイビーわるきゅーれ2」やTVシリーズの「日本統一関東篇」にレギュラー出演したりして結構売れてきてはりますね
 
2022年製作、日本映画、映画「追想ジャーニー」製作委員会作品
谷健二監督作品
出演:藤原大祐、高橋和也、佐津川愛美、真凛、髙石あかり、岡本莉音、伊礼姫奈、外山誠二、赤間麻里子、根本正勝、設楽銀河
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依存魔

2023-06-21 05:05:07 | 洋画
なんとも異常な狂気に彩られた映画なのに、実に血糊からしてっていうか風景までもがじつに綺麗に撮られていた作品
見終わって知ったんですがって見出し画像を引っ張り出したらその惹句に
 
『変態村』『地獄愛』に続く“ベルギーの闇3部作”最終章
 
ってあるように、ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督による三部作の完結編にあたる作品だったようですね
運悪く前二作品は見ておらずにいきなり完結編って・・・
見てるときには気づかないっていうことからもわかるように闇三部作とは言っても、各作品ともにつながりはなく一作一作で完結している別作品としていってもいいわけで
三作のつながりって言ったら、主演キャラクターのヒロインが”グロリア“と言う名前だけってことでして、この作品も単品としてもきちんと見られる作品でした。
 
ジャンル的にはホラー作品の部類に入るのでしょうが、ホラー作品としては先に書いたように血糊の赤と、自然がきれいに景色が撮られてる作品だった
主人公は森の中の精神病院に入れられたグロリアって言うハイティーンの少女と、その病院の従業員で病院の隣に母と一緒に住んでるローティーンの少年ポールの2人の逃避行を描いた作品
 
その逃避行の中で彼らとなんらかの形で関わってくる善意の人々の命を躊躇もなく奪っていくグロリアがすごい
どこが依存魔なのじゃって言うことで見ていたけども
少女と少年の2人が互いに依存しあっていたってことなんでしょうね
それを“魔”って邦題が表示してるどこがミソだったようで、お互いがティーンエージャーであるってこともあるのか結びつきは性的なものではないとこにあったようですが
グロリアの方は自分の意思を貫くためにはキスと手でのしごきでポールを意のままに扱うとこがすごかったなぁ
前二作は見てないから何も言えないけども、もうちょっと狂気があっても良かったような気もするし
もっともっと、グロリアには狂って欲しかったなぁ〜!

画面がきれいきれいなだけにグロリアの狂気にもの足りなさ感じたのはわたしだけだったのかなぁ?
まぁ三部作でしたから機会があったら
っていうのもレンタルはここ10年以上前から個人店以外大手ではレンタル店が導入作品をレンタルしてる現状でしてほぼ半年経過すると返却しちゃうんで過去作見るのが至難なんだよね
現在店舗にある旧作は昔の買い取り時代の遺物なんですよね
 
ってちょっと話が逸れてしまいましたが、映画はとしての訴求力が凄くて実に半端なく楽しんで見られましたねぇ
 
2019年製作、ベルギー、フランス合作映画
ファブリス・ドゥ・ヴェルツ脚本・監督作品
出演:トーマス・ジオリア ファンティーヌ・アルデゥアン ブノワ・ポールブールド ローラン・リュカ、
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