『村八分』。村の掟を破った者に対しての厳しい仕打ちである。村のつきあいのうち、水の配分と葬式のつきあいはするが、それ以外のつきあいは一切断たれた。貧しい村と民の生活を守るためには必要な掟であった。
ここまで厳しくはないが、今でも地方の小さな村社会には厳しい周りの目がある。
村社会の中で暮らす人たちは、周りの目を気にしながら後ろ指を指されないように生きなければならない。何か不都合な事を起こせば、叱られたり噂になったりと何かと生きにくくなる。だから自ずと自分を律しながら生きることとなる。煩わくはあるが、これも悪くはない。
最近、あちこちで若者たちのはしたなく嘆かわしい行為が目立つ。電車の座席に座ったままで化粧を始めるバカおんな。裏拳ではり倒したろかと思う。制服のままで電車の床にあぐらをかくバカ女子高生たち。靴裏で頭を踏みつけたろかという衝動にかられる。私には、恥ずかしくてとてもできそうにない行為を平気でやってのける。
なぜだろうか?一言で言えば、人と人との関わりが希薄になってしまったからだと思う。悲しいことである。皆が人に対して無関心になった。だから人は周りの目を気にしなくなった。はしたない行為であっても恥ずかしいと思わなくなった。
昔なら、隣近所の目を気にした。親は子に、隣近所から後ろ指を指されるようなことは決してさせなかった。子もそのことは良く解っていて自分を律して生きていた。いまはそれがない。
昨日、4人の男子高生が電車の座席で大声でふざけあっていた。立って雑誌を読んでいた私は我慢も限界にきて、そのうちの一人を丸めた雑誌で思いっきりはり倒し『やかましい!』と一喝した。幸い彼らは『すいません』と素直に謝ってくれたが、もし刃向かってきたらどうしようかと、はり倒した後で恐ろしくなった。
でも許せないことは黙っていられない性分である。
駅のエスカレ-タ-で割り込みする人がいる。『すみません』の一言がなぜ言えないのだろうか? 混雑した電車で、人を押しのけながらおりる人がいる。『すみません、おりま-す』の一言があれば、皆気持ちよく道を空けるのにといつも思い、私は必ず一言声をかけることにしている。
おとなも子供も万引きが多い。人が見ていなければ、捕まらなければ良いというものではない。法律があろうとなかろうと悪いことは悪い。自分の良心に照らして、恥ずかしいことは自分にも人に対しても律して生きたい。地方の村社会の中にある人と人との濃密な関わりが都会の人間関係の中にも少しは復活して欲しいと思う。
ここまで厳しくはないが、今でも地方の小さな村社会には厳しい周りの目がある。
村社会の中で暮らす人たちは、周りの目を気にしながら後ろ指を指されないように生きなければならない。何か不都合な事を起こせば、叱られたり噂になったりと何かと生きにくくなる。だから自ずと自分を律しながら生きることとなる。煩わくはあるが、これも悪くはない。
最近、あちこちで若者たちのはしたなく嘆かわしい行為が目立つ。電車の座席に座ったままで化粧を始めるバカおんな。裏拳ではり倒したろかと思う。制服のままで電車の床にあぐらをかくバカ女子高生たち。靴裏で頭を踏みつけたろかという衝動にかられる。私には、恥ずかしくてとてもできそうにない行為を平気でやってのける。
なぜだろうか?一言で言えば、人と人との関わりが希薄になってしまったからだと思う。悲しいことである。皆が人に対して無関心になった。だから人は周りの目を気にしなくなった。はしたない行為であっても恥ずかしいと思わなくなった。
昔なら、隣近所の目を気にした。親は子に、隣近所から後ろ指を指されるようなことは決してさせなかった。子もそのことは良く解っていて自分を律して生きていた。いまはそれがない。
昨日、4人の男子高生が電車の座席で大声でふざけあっていた。立って雑誌を読んでいた私は我慢も限界にきて、そのうちの一人を丸めた雑誌で思いっきりはり倒し『やかましい!』と一喝した。幸い彼らは『すいません』と素直に謝ってくれたが、もし刃向かってきたらどうしようかと、はり倒した後で恐ろしくなった。
でも許せないことは黙っていられない性分である。
駅のエスカレ-タ-で割り込みする人がいる。『すみません』の一言がなぜ言えないのだろうか? 混雑した電車で、人を押しのけながらおりる人がいる。『すみません、おりま-す』の一言があれば、皆気持ちよく道を空けるのにといつも思い、私は必ず一言声をかけることにしている。
おとなも子供も万引きが多い。人が見ていなければ、捕まらなければ良いというものではない。法律があろうとなかろうと悪いことは悪い。自分の良心に照らして、恥ずかしいことは自分にも人に対しても律して生きたい。地方の村社会の中にある人と人との濃密な関わりが都会の人間関係の中にも少しは復活して欲しいと思う。