山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

さよなら 中田ヒデ選手

2006-07-04 01:11:08 | 書籍
中田ヒデがHPで現役引退を告げた。
『プロサッカ-という旅を卒業して、新たな自分探しの旅に出たい』と。

プロ選手として10年、彼はプロとして勝利への責任を負い続けてきた。そして今、子供の頃に持っていたボ-ルに対する瑞々しい感情が失われてしまったという。最後に私たちへの感謝の言葉で締めくくられている。

『ヒデ、お疲れ様。今まで本当にありがとう』。
ねぎらいと感謝の言葉を伝えたい。代表チ-ムの中で本物のプロ選手はヒデひとりしかいないと思っていたから、なおさら残念でならない。

日本のサッカ-を変えたのは、間違いなく三浦カズであり、川淵であり、ヒデである。中でもヒデは将来の日本サッカ-の中心的リ-ダ-の一人になると信じている。なぜならば、サッカ-に対する想いや哲学、戦略やテクニックについて明確に論理的に言葉で伝える能力がヒデには備わっているからである。
残念ながら、日本のあまたのリ-ダ-には一番大切なコレが欠けている。

自分探しの旅を終えたヒデは、いずれ日本サッカ-を変える存在になる。

三浦カズが本を出した。『おはぎ(講談社)』という本である。
書名のとおりカズはおはぎが大好きだという。この本に紹介されている『甘味処おかめ』の味は絶品である。私はいつも『ぜんざい』をごちそうになる。

60年の歴史を持つ老舗のこのお店は、なにより素材にこだわり一切の妥協をしない。いわゆる職人さんが紡ぎ上げる和の味を、和の趣を醸し出すお店で頂く。
ここまで来たら『和の文化』そのものであり、和の文化を頑なに守り続けている。

カズが訪れた麹町店も良いが、交通会館店もおもしろい。
和風らあめん『ひょっとこ』のらあめんは歯医者さんがレシピをつくった。
中でも『ゆずらあめん』が絶品で、後を引く味にリピ-タ-も多い。
私はここで『ゆずらあめん』を食べてから、同じフロアの『おかめ』でぜんざいを
食べながらタバコをくゆらす。なかなかオツなものである。

和の文化を守り続けるこんなお店、もっとずっと続いていって欲しいと心から願う。
コメント
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