登山と渓流釣りにのめり込んでいる私は、毎年何度となく信州に通い詰めている。でも未知の土地はまだまだあるもの。
7月15日、奈川村を初めて訪ねた。私にとっては未知のトライアングル地帯である。松本から北アルプスや飛騨地方へ向かう途中に奈川村はある。
木曽から開田高原や岐阜の朝日村へ向かう道の隣にも奈川村はあった。
これらの道を何度も何度も通っていたのに奈川は気にも留めない村であった。
今回、この村を訪ねたのは釣友がこの村で釣るということを聞いていたからである。初めての土地はいつもワクワクする。その土地の郷土料理や花々や渓流魚、そこに根を下ろした人々との出逢いがたまらないのである。
初めての土地に入ると真っ先に釣り券を買う。観光地図をもらって商店のおばちゃんから土地の情報を教えてもらう。そして、観光地図を片手に村内を隈無く探検してまわる。どんなものがあるのか?ワクワク感がたまらないのである。
釣りは午前中で切り上げ、温泉で汗を流したあと蕎麦の食べ歩きを。夕方、福伝という蕎麦屋で山菜のおひたしと地物の野菜の漬け物をつまみにビ-ルを飲んでくつろいでいると軽トラックが2台。山着姿のおやじさん2人が入ってきた。蕎麦屋の店主は黙って生ビ-ルと枝豆を差し出した。常連である。
しばらくテレビで大相撲を見ながら雑談の後、おもむろに釣りの話に振ってみた。
やはり地元の釣り師であった。釣り好きは臭いでわかる。2人はあまり地元では竿を出さないと言う。鮎もアマゴも釣りは木曽や天竜、飛騨に出かけるという。決して奈川が悪い川だからではないともいう。
何故か?釣りにも旅心がねえとおもしろくねえと言う。別の土地へ行って温泉に浸かって旨いもの食って旨い酒飲んで、ちがう気分になれるからいいんだと。
やっぱりね、そのとおりだよね。釣り人にとって渓流に立つことは非日常の世界だものね。毎日四六時中眺めている生活の一部のような川で竿を出しても感動もわくわく感もないんだろうな。
将来リタイアしたら溪のそばにツリ-ハウスでも作って日がな一日竿を出していられたらなんて考えていたが、きっと飽きちゃうかもね?
釣りは旅と共にあるからおもしろいんだろうな。非日常の世界だからワクワクするんだよね。
彼の地の渓流を訪ねたいと毎日毎日想いを募らせながら仕事に励み、やっと取れた休みにわくわくしながら溪に立つ。これなんだよね!
地元のおやじさんの含蓄ある言葉が身にしみました。おやじさんありがとう。
野麦峠への道を進むこの中年サイクリストもまた、背中のザックに期待と不安を詰め込んで非日常の旅に発ったんだろうな。
7月15日、奈川村を初めて訪ねた。私にとっては未知のトライアングル地帯である。松本から北アルプスや飛騨地方へ向かう途中に奈川村はある。
木曽から開田高原や岐阜の朝日村へ向かう道の隣にも奈川村はあった。
これらの道を何度も何度も通っていたのに奈川は気にも留めない村であった。
今回、この村を訪ねたのは釣友がこの村で釣るということを聞いていたからである。初めての土地はいつもワクワクする。その土地の郷土料理や花々や渓流魚、そこに根を下ろした人々との出逢いがたまらないのである。
初めての土地に入ると真っ先に釣り券を買う。観光地図をもらって商店のおばちゃんから土地の情報を教えてもらう。そして、観光地図を片手に村内を隈無く探検してまわる。どんなものがあるのか?ワクワク感がたまらないのである。
釣りは午前中で切り上げ、温泉で汗を流したあと蕎麦の食べ歩きを。夕方、福伝という蕎麦屋で山菜のおひたしと地物の野菜の漬け物をつまみにビ-ルを飲んでくつろいでいると軽トラックが2台。山着姿のおやじさん2人が入ってきた。蕎麦屋の店主は黙って生ビ-ルと枝豆を差し出した。常連である。
しばらくテレビで大相撲を見ながら雑談の後、おもむろに釣りの話に振ってみた。
やはり地元の釣り師であった。釣り好きは臭いでわかる。2人はあまり地元では竿を出さないと言う。鮎もアマゴも釣りは木曽や天竜、飛騨に出かけるという。決して奈川が悪い川だからではないともいう。
何故か?釣りにも旅心がねえとおもしろくねえと言う。別の土地へ行って温泉に浸かって旨いもの食って旨い酒飲んで、ちがう気分になれるからいいんだと。
やっぱりね、そのとおりだよね。釣り人にとって渓流に立つことは非日常の世界だものね。毎日四六時中眺めている生活の一部のような川で竿を出しても感動もわくわく感もないんだろうな。
将来リタイアしたら溪のそばにツリ-ハウスでも作って日がな一日竿を出していられたらなんて考えていたが、きっと飽きちゃうかもね?
釣りは旅と共にあるからおもしろいんだろうな。非日常の世界だからワクワクするんだよね。
彼の地の渓流を訪ねたいと毎日毎日想いを募らせながら仕事に励み、やっと取れた休みにわくわくしながら溪に立つ。これなんだよね!
地元のおやじさんの含蓄ある言葉が身にしみました。おやじさんありがとう。
野麦峠への道を進むこの中年サイクリストもまた、背中のザックに期待と不安を詰め込んで非日常の旅に発ったんだろうな。