柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

最期の本音は何かしら?

2023年08月04日 | 終活セミナー

「あなたは人生の最期をどこで過ごしたいですか?」 

自宅58.8%   理由:自分らしくいられる 家族と過ごせる 経済的負担が少ない

医療施設33.9%  理由:家族に迷惑をかけない プロに任せられる

医療施設を選んだ理由が「家族に迷惑をかけたくない」なら本音は違うところにあるのではないでしょうか。

 

あるデーターではこのような推移が示されています。

「実際には最期をどこで過ごしましたか?」

亡くなる1年前は自宅で療養63% 医療施設で療養13%

亡くなる2~3か月前は自宅療養40% 医療施設で療養37%

亡くなられた時は自宅療養19% 医療施設で療養67%

死が迫るほど自宅から病院へ移っています。

患者本人か家族の意向なのか分かりませんが、最期という時期ならば

死の先送りができたとしても死は必ず訪れますし、病や衰弱が快復することは困難でしょう。

その時間を本人が最も望む環境を与えてあげたいと私は思います。

せめて亡くなる2~3か月前は自宅に留まるか、病院から自宅へ戻る選択があってもいい気がします。

亡くなる前の後悔として「もっと自分に忠実でいたかった」という声も多いので。