一人っ子のご主人が突然亡くなりました。
ご夫妻にお子様はなく、お姑さんと二人暮らしとなり、数年間の介護の末に見送ました。
ご主人はお姑さんと奥様との養子縁組をするつもりでしたが、そのままになっていたそうです。
ご夫妻は力を合わせて会社運営をされ財産を築いてきました。
家や土地はお姑さんの名義で、亡くなったご主人の財産もお姑さんは相続しています。
亡きお姑さんの財産は奥様ではなく、相続権はご兄弟にあります。
ご兄弟がすでに亡くなっている場合は、甥や姪が相続人になります。
お姑さんとの親交もなく逢ったこともない人達ですが、誰一人相続を辞退した人はいなかったようです。
長い年月ご主人を支えお義母様をお世話した奥様は、家を出て小さな賃貸住宅で暮らしています。
事の事態は、ずっと前から気が付いていたのに
「そのうちにしないとね」・・・
先延ばしした結果がこの事態を生んでしまいましたね。
「まだ死ぬ年じゃない」
「急に主人を亡くし、バタバタして今はできない」
「少し余裕が出来たらやるつもり」
その時の理由付けはいくつもあったでしょうが、、、
大事な自分の余生を失う結果になり本当にお気の毒な話を伺いました。