「私はこの姪一家に今後世話になりたいの。だからこの姪に財産もあげないとね」
今終活のお手伝いをしている方はそう考えています。
詳しくお聞きしたら、この方は7人兄弟の末っ子。
まだ生存されているご兄弟もいますが、ほとんどは故人になりそのお子様がそれぞれにいます。
長い間ご兄弟との付き合いがなく相続関係になる甥や姪が何人いるかも知らない状態です。
「もし、あなたが亡くなると、生きているご兄弟と亡くなったご兄弟のお子様に相続が発生するの」
「でも、会ったこともないしあげたくないわね」
「それなら、今のうちに自分の意志を遺言書に書いておかないと希望する相続はできないですよ」
この方は簡単に自分の考えで相続ができると思っていたようです。
高齢になるほど、重要なことが知らないままになりますね。