昨日、いつもお世話になっている防災士さんが、
今回の東北地方での震災を踏まえ、地域の自主防災会の方々と
話し合いの機会を持たれるということを聞いたので、
一緒に出席させてもらってきました。
ずいぶん、色々と考えさせられることの多い、よい機会でした。
今、この時期だからこそ、改めて、考えるべきことは多いんだということを
しみじみと感じた次第です。
今回の震災において、つくづく感じたのは津波の怖さでした。
翻って、我がことを考えてみるに、
これだけ、南海・東南海地震のことが言われているにも関わらず、
どこか、そこまでの切迫感はなかった気がしています。
でも、今回のことを踏まえるなら、もっと、本腰を入れて考えるべきことは
多いと思います。
例えば、西宮港に不法係留されている土運船の話。
ざっくり言うと、
○船舶等の放置禁止区域である西宮港内に、
○エンジンを持たないため、自力では動けない土運船が
無人のまま、多数、係留されている
○平成16年には、この土運船が、
台風による海面上昇のため碇がきかなくなり、防潮堤に激突した
○結果、1メートル以上の厚みがあるコンクリートでできた防潮堤を
総延長380メートルにもわたって、破壊した
という出来事が起こりました。
この件については、同じ会派の木村議員が当時、
議会でつっこんでいますが、その後も状態は大きく変わっていません。
ちなみに、このときの台風での海面上昇は、満潮時に比べて、
僅か1メートルといわれています。
僅か1メートルの海面上昇で、これほどの甚大な被害が起きたことを
考えると、もしも大きな津波がやってきた場合のことを考えると、
本当に背筋が寒くなります。
市は、直接の責任者である県と協力して、
早急に土運船の排除に取り組むべきだと思うのです。