四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

💛口内炎:中医では・・!

2023年01月14日 20時09分35秒 | 中医・漢方

☆昨冬のシクラメンです。今年もまあまあの咲き具合になりました♪ あともう一鉢、生き残ってますがまだまだです。

☆中医
 こんばんは!!
一日中、雨でした!! 外に出ることなく一日中、私は家の中でした。久しぶりにミシンを走らせてみようかと思い、昨年から思案しながら眺めていた生地を裁断しました(;^_^A でも頭の中は気になることがあるとずっと考えていてスッキリするまで離れません。
 生徒さんの中で漢方薬を病院で処方されて飲んでいるうちに口内炎ができたのでちょっと休憩しているとか、以前からよく口内炎ができるというお話を聞きました。どうして漢方薬の処方の如何で口内炎になるのか?また普段からなりやすいというのはどういうことなのか、知りたいなと思っていたらその情報筋からヒントはいただきました(;^_^A 巷ではよく食べすぎなどで胃が悪いのでしょうというのは聞きますが・・・・あながち間違いではなかったです。

中医学は五臓六腑の生理作用を紐解くことでとても理論的に説明がされます。口内炎は体内の過剰な熱が病邪となって口腔内を刺激して炎症が生じるものだそうです。特に口腔内という場所にできるということでも臓腑のどこと関連しているかというのでわかってくると言われました。

そう言われるととても単純になってきますので取り上げてみます。炎症が起きて痛いところにお薬を塗っておくというのは対処療法ですが大元の臓腑を補強するというのが中医的ですね。

〇脾は口に開竅(かいきょう)すると言われます。臓腑は身体のどこかの穴に通じて開くということらしいです。食の不摂生や暴飲暴食で脾に熱がこもる、つまり胃熱が発生するとなりやすいそうです。これは胃熱を納める処方を下もらえばよいわけです。どんな処方が良いかと言うのは専門家に聞くべきと思います(;^_^A

〇心は舌です。心の火、つまりストレスや不眠で精神情緒が乱れても不調の一つとして口内炎はあるでしょう。舌診をする際に舌の先端は心の火ですので舌先が赤かったり、舌先に赤いブツができていたりすると不眠とか眠りが浅いなどの症状があります。これは精神的な分野ですから肝も関わっていますから肝火も上がるらしいです。肝と心の火を納める清熱効果のあるものを処方してもらえば良さそうです。
私などは夏場の気虚で眠りが浅いと舌の先が赤くてブツができてます(笑)。ま、気虚が原因は私らしいですけど(;^_^A 私は原因は脾気虚にあるのですが舌では心の先っぽが赤くなります。

〇また五華という視点からも脾の華は唇です。確かに唇、とくに口角にできているのを見かけますね。これ、多いかもしれません。ヘルペスっていうものですかね!!

こうやってみますとできている場所で何となくどの臓腑が絡んでいるのかわかるかもしれませんね。中医的な発想だとどんな症状も時間の経過とともに悪化すると熱が生じるという感覚ですから、長引かせるとできやすいのかもしれません。

〇それととても専門的になりますが身体の体液を消耗しすぎてもなるらしいです。これ、陰虚症というのですが体液不足です。陰と陽のバランスが崩れて陰が足りないために陽気が盛んで熱をもってしまうという症です。こういった診断を受けた場合には当然ながら身体に体液を補充できるような処方や清熱の処方もあるでしょう。
参考にどうぞ!!


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💛風の引き初めには・・・!

2022年12月17日 20時28分23秒 | 中医・漢方
 ☆寒くなってもまだまだイケてます♪


☆中医
 こんばんは!!
本格的な寒さになってきました(;^_^A このくらい寒くなるとツリーも映えてくるように思います。本日の生徒さんたら、「ツリー、飾ったんですね♪」とおっしゃいますので前回も前々回も電飾でキラキラでしたのに・・・と(;^_^A


 これだけ寒くなるとコロナやインフルは流行るのも仕方ないところかもしれません。同時にちょっとした風に引き初めに葛根湯を飲むなんていうのはよく聞きますね。私も葛根湯は常備していますし、私は飲んでも何の不都合もありません。でも知り合いの中には何度も不調が起きると言う人がいらっしゃいます。胃が重くなるのよ~と嘆きます。何でかなあ?って!!

 最近、私は方剤を覚えている最中なのですが・・・・それでふと気になるので比較すべき方剤の桂枝湯と比べてみました。書いてあることは脇に汗がジトっと出始めていると桂枝湯。汗は出ないで悪寒がし背中や首筋がこわばるような感じだと葛根湯とあります。汗が出ているか否かということです。

 以前はふ~んと読んでいたいのですが・・・風の引き初めに汗がでるというのは汗腺が開いてしまっていて体力も奪われている状態なのですね。そんなときに葛根湯は不向きだそうです。葛根湯には発汗作用があるのでさらに悪化するということになります。なるほどね!と今更ながらに納得です。汗というのは気血水の「気」を奪っていきますから気虚状態になりやすいし、体調自体が虚弱に向かっていると考えます。だから胃が重くなるとか体調が良くないと言う場合には葛根湯は不向きみたいです。普段から胃腸が弱いと言う人はやめておくのが良いかもしれません。

 桂枝湯の生薬は葛根湯から二種類の生薬を外せば同じです。要するに発汗作用のある麻黄や潤い補給をする葛根を入れると葛根湯なのです。ちなみに桂枝湯は・・・
 ・桂枝 芍薬 生姜 大棗 甘草です。これに麻黄と葛根を入れると葛根湯!!になります。

 麻黄湯というのもあります。これは発汗して巡りをよくして痛みを緩和します。これもすでに発汗している人は禁忌です。悪寒がして寒いし咳がでるのに良さそうです。でもこれだと葛根湯を飲んだらよいのかと考えますね(;^_^A

 ちなみに薬膳教室でよく耳にするのは・・・
小青竜湯・・・鼻水の風邪でこれも風邪の初期のみに有効

銀翹散(ぎんぎょうさん)・・喉の腫れが強い初期の風邪に有効
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💛夫の慢性胃炎を弁証!

2022年11月05日 19時58分25秒 | 中医・漢方

☆ポインセチア、綺麗なピンク色に仕上がってきました。

☆これ、少し前にアップした画像です。


☆中医
 こんばんは!!
本日は月一のオンライン研究会でした。本格的な中医を扱う内容でしたのでちょっとドン退きの方もあったかもしれません。たまにはお付き合いを願いたいと思ってやりました(;^_^A 
 さて、今の私が最も興味深いと感じているのは中医での弁証と命理との絡みを探っていくことです。現存する書物の中でも命理と弁証を扱っているものもありますが理論がお粗末なのでちょっとね!と思います。せっかく中医師が参戦しているのにもったいないなと感じます。
 それはともかく、私も命理と弁証を合わせたいと思い、事例が欲しいのですがなかなかありません。ところが先日の人間ドックで夫の胃カメラの説明を聞いて、これだと思い、本日は夫には真鍋先生の診察を受けるようにとお願いしました。胃カメラで言われたのは前からわかっているのですが慢性胃炎です。それがややひどいのではないかという所見でした。
 それを聞いて、やっぱりと思いました。今年の壬寅年は日干旺強な甲木には良くないだろうなと気遣いながら日々を送っていました。八字は㏋にも載せていますし、ここでも披露したことが何度もあるのでまた載せます。
癸巳
甲寅(雨水前)
甲午
乙丑
現大運は丁未(火旺) 今年は壬寅年。

ここでわかりますように火は旺強な甲木を洩身して良い運ではあるのです。しかし八字からも運歳からも言えるのは木剋土はいつもあるということです。特に今年の壬寅、壬は火旺運には燥湿は良いですが日干を強める忌があります。火旺とは言え、丁未では木と土の通関には弱いです。特に今は、戌の土用ですから水勢が上がっています。

さて、今年の生剋制化を看ますとやはり木剋土です。木が壬もあり寅もありで膨らみますので肝気はかなりの強さとなります。ここで激高してほしくないのですがときどき噴火するような甲木ですから胃には良くないです。
さて、補中益気湯かな?それとも六君子湯?四君子湯?う~~んと考えました。舌を見せてもらうと何だかちょっと歯痕もあるような感じだぞと思ったり、わからなくなります。真ん中に割れもあるようにみえるし、胃は悪いよねということくらいしかわかりません。色は良いと思いましたが・・・(;^_^A たぶん胃の不消化で淡湿が溜まっているな!と思うのです。肝気は流れていないのかも?
とか考えはまとまりません。

 そうこうしているうちに帰ってきたので処方を見ました♪

香砂六君子湯+四逆散です。

 うわあ~~!!と嬉しくなりました。命理どおりなのです。木勢が上がりすぎており、壬も今の時期は強いですから火は弱化です。なるほどです。そのために肝気は流れず、肝鬱状態で四逆散。肝気をスムーズに流すお薬です。
 そして肝気犯胃でしょうか!!胃は傷みますので補気健脾、理気化痰の六君子湯です。やっぱり痰湿は溜まっていたのでしょう。歯の痕があるみたいな舌は流れが悪かったんだと確認できました。でも診察の結果としては大して体調は悪くないよ!とおっしゃってくださいました。良かったです。

 さて、ここからが私の仕事です。処方は一週間分ですのでまたお願いしてもいいかもしれませんが同じく補気、健脾、理気をお茶でしようと思います。食材もそこを考えるのが薬膳ということなので頑張りたいと思います。
 といっても本人の暴飲暴食を止めてもらい、正しい食生活に努めてもらわないとダメですね。何せ、私がいないところではこそッと食べてるんじゃないかと思うんです(;^_^A 私など、絶対に夕食(6時)以降に少し飲み物は飲んだりしますが翌日の6時半まで食べたりしません。でも夫は何だか怪しいのです。
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💛中医で言う「年寄りの冷や水」

2022年04月20日 20時53分22秒 | 中医・漢方

☆ハルくん、元気にしてます♪


☆昨日は頑張って作りました。
タケノコのバラ寿司・・盛り付けて写メしようとしたら土手が崩れてしまい、わやくちゃですが・・・(;^_^A
タケノコの天ぷらと唐揚げ
かつおのたたき・・・おさかなコーナーにかつおのブロックは2本しかなかったのでカンパチを一本買ってそれもタタキにしたら、結構、イケました。

☆中医
 こんばんは!!本日は24節気の穀雨です。恵みの慈雨は作物をよく育てます。タケノコ、ぐんぐん伸びて困っているのも現実ではないでしょうか!!近隣の山林はいつの間にか竹が生い茂って竹林と化してしまったところも多く見受けます。一般に開放してタケノコ堀りをしてもらったら良いのにと思って止まないのですが・・・・買えば高いですから、どうなのでしょう!とは思います。我が家、実家や友人からのタケノコで押しまくってます(笑)。

 さて、本日は中医的視点からのお話です。「年寄りの冷や水」、聞いたことがあると思います。どういう意味かといいますとご存じのように老人になっても若者と同じようなことをして無理をすることです。年甲斐もなく無理をする・・・というところでしょうか!!年甲斐もなく、何をやっても誰も非難したりすべきではないし、自分の勝手なので放っておいてほしいと言われそうです。でも中医的にはそういった話ではなくて、年を取ると冷たい水は飲まない方が良いという意味です。これが語源らしいです。何せ、昔々の話では冷たい水に砂糖を入れた飲み物が贅沢な飲料水だったようです。当時はそれを年寄りの冷や水と言って老人は胃が弱っているから冷たい水は飲まない方が良いと言われていたそうです。私も思い出すのですが幼いころに・・・ひいばあちゃん(80才すぎ)が風呂上りに冷たい水に砂糖を入れて飲ませてくれたことがあります。一度だけでしたが・・・あんまり飲まん方がええんじゃ!と言いました。知ってたのかなと思います。

 老いること、それは中医からは「腎」が弱ることです。腎精は生命力ですから徐々に枯れていくものです。老眼になったり、白髪になったりと腎気が枯れていくにつれて出てくる老化現象です。腎は五行では「水」です。気・血・水の水でもあります。冷たい水を飲むということは腎を弱らせるということに繋がります。身体に水分が足りないからと欲しくもない水を多く飲むというのもよく耳にしますが多飲は身体に水分を補給していると思うのですが、時にそれは不要な邪水というか、体に水滞をもたらすことがあります。普通に考えて、特に冷たい水は脾胃を冷やします。脾は冷えと湿を嫌いますから第一段階の脾胃のところで冷えと消化不良の原因を作っているようなものです。

 水は脾胃(土)→肺(金)→腎(水)という順番で三焦という通路を通って流れることは以前にも書いたことがあります。脾胃から肺へ上がらなくてはならないのです。その後、肺から腎へと降りて行き、腎で清濁を分別してまたもとに戻っていくのです。土金水の流れが悪く、特に脾に水がパンパンに溜まっている状態ですと流れてないってことです。仮にすでに肺に上がってしまった水が腎へと降りてないとすれば肺の水毒でビタビタですから、それはそれで痰が絡んでとんでもないことでしょう。

 お年寄りって風邪を引いているわけでもないのに痰が絡んでいることって多いですがあれ、どうなのでしょう?と考えてしまいます。私の実母もそんな時が多いなと思うのですが、呼吸器系はもともと弱いタイプです。肺のせい?それとも腎が弱っているせい?水滞、どこにあるのかなと外から見てもわからないですね(笑)。足はときどき浮腫んでくるらしいです。母は言います、「血管が詰まったらいかんけん、欲しくもないけど、お茶をこうやってちょいちょい、飲んどる!!」と言ってはストロー付きのペットボトルを手にします。私は「欲しくないのは要らんってことやから、飲まんでいいよ!」と言っても聞こえてませんし、聞きません(笑)。私的にはしつこく言う気にもならないので自分が信じる道を行けば良いわと心で思うようにしています(;^_^A 脾も肺も腎も弱り切っていることでしょうに現実は厳しいです(笑)。年寄りの冷や水をやってくれてます。

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💛薬膳と命理

2022年02月19日 19時21分09秒 | 中医・漢方
 ☆ドロリ~ン!

 ☆呼んでも首を持ちあげるのもメンドウくさい!


☆薬膳ニンジンしりしり! これでも立派な薬膳メニューと言えます。鮪は補血に良いのですが高いですからその点、ツナ缶は便利かも!!使いまわせます。
 お隣りの奥さんがニンジンをたくさん収穫したのでくれました。ニンジンとツナ、枸杞子をオリーブオイルで炒めただけ。副菜に!!
 ニンジン・・補血、健脾 (帰経は肺脾肝)
 ツナ・・・補血、補陽、補気、(帰経は脾肝)
 枸杞子・・滋補肝腎、視力減退、ふらつき (帰経は肝腎肺)

☆薬膳
こんばんは!!今日は朝から雨で底冷えがしました。ま、ヒマに任せてコタツの守りをしていたわけですが・・・(笑)。朝のコーヒータイムは長女夫婦が来て、しょうもない話で盛り上がってしまいました。休日の朝に多い流れです。

さて、春の薬膳ということで春は肝が高ぶる季節だと申し上げました。基本です。しかし肝と言っても誰でも高ぶるわけではありません。日々の変化があることでしょう。そして命理から言うとそれに加えて木のエネルギーが八字や運歳でどうなっているかでその傾向を計ることになります。これが命理と薬膳の接点かと思っています。
肝気が高ぶるとすれば木気が強いとか、それに加えて洩気の火が不足するとか、過不足と燥湿を看れば何となく想像できるところがあります。そこへ季節感を勘案して傾向を計り、日々の症状から推しはかれば自ずとわかるというものです。そのためには命理のみの知識では推しきれません。命理に加えて中医の知識、さらに薬膳の知識と深くなっていくのが自然の流れかと思うのです。難しそうなことを言いますが、一方では多くの実践がものを言うのだろうと考えますのでこれは今からの課題かと思っています。まあ、これは今からの私の命理的な思考の方向性でもあるので呑気にコタツに入っていても頭の片隅でいつも考えています(笑)。

さて、肝ですが甲寅干支のような木気が重々としていれば高ぶる傾向だろうと思います。ところが交感神経も優位になって過ぎてしまうといずれは疲れてくるのが人間の身体と精神です。行き着くところは肝気が萎えて、息巻いていた気持ちまで萎えてくると今度はおかしな不安が発生して自律神経を乱し始めると今度は肝の脈は弱っていることでしょう。ですから八字の木勢が強いからといって肝気を抑えるような作用ばかりではいけないのです。強いものを取り去るには平肝の薬膳が良いでしょう。でも酢の物も摂りすぎると身体の筋は堅くなるそうです。

また逆に乙日干の身弱のような人が肝気が不足しているのかというとそうではないでしょう。快適な生活環境の元でしたら肝の不調もないのが普通です。ところがそんな人の傾向は肝気が萎えやすいということです。ちょっとストレスが余分にかかり続けたりすると大変なのだろうと思います。そのようなタイプには肝に加えて腎気も補わなければならないと思います。つまり水木のエネルギーです。補腎、補血、養肝ということでしょうか!!
これは木だけの話ですから八字、大運しだいで人それぞれということになります。上に添付のニンジンにツナ、これでも十分に補血、補腎に役立ちますから肝血虚には十分な薬膳なのです。
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