四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

本日命(丙火日干寅月木旺生まれ②)

2021年02月27日 20時58分55秒 | 命理

☆先日、暖かい日に早々とお雛祭りをしました♪
WAKAちゃん、HISAちゃんはママたちの昔の四つ身の紬を着ました。今年は半幅帯を結んでみました。
 
☆こんな感じの帯結びにしました。



☆命理
こんばんは!!早くも2月は残り1日となりました。今のうちにと思ってしていることがあります。今週はもう3回も味噌を仕込みました。一度に大量を仕込むのはしんどいので少しづつが私には向いているのです。鍋一つでできる程度が楽なのです。夕食の支度のついでにできる程度の量にしています。まだ後2回くらいはする予定です(笑)。
さて、本日は丙午日です。
辛丑
庚寅
丙午
乙未 としましょう。10日前と日支が違うだけです。

 丙火日干は寅月木旺に生まれて偏印格の命です。雨水を過ぎて寅月木旺も旺じており暖の気も10日前よりはうんと上がっています。調候は不要です。寅は年支丑中の癸水もわずかで、天干の庚の制をわずかに受けるかというところです。日干丙火の火源として十分な寅です。丙火は寅に生じられた午に坐します。そして時干の乙木の生火、そして未中丁火に微根となり火勢は十分です。本日命、日干は強で湿土に洩らして金の財につなげたいと思うのですが、月干庚金の財とは剋戦するのみで通関の湿土はありません。また時支の未は天干の乙木に制されて弱く、さらに燥土では洩身はできません。丙火ですから壬官殺との輔映湖海も望むところですが叶いません。
 格 偏印格
 日干 強
 用神 やむなく庚
 喜神 湿土金
 忌神 木火
 閑神 水
 調候 不要

 八字は木火強で日干丙火は強く陽命的傾向の強い八字です。印比劫ともに強く食傷に流したいのですが食傷が上手く作用しません。良いのは財が印を剋しているところです。火勢だけでも強い八字なのに印の寅が大きく天地に透るのですが天干に庚辛金が団結して印に対抗しているのは良いところです。金の作用はもっと強くても良いので運歳で申酉がきても印の寅が傷むことはありません。こんな八字は金がとても良い状態なのでメンタルともに順調な成長をするだろうと思います。無食傷の忌はあるとは思います。おそらく陽気で華やかな丙火ですから周囲を明るくさせるタイプなのでしょう。でも時として周囲の空気と合わず、浮いてしまいそうなこともあるでしょうが酷いことにはなりません。庚金があって任じる対象物として作用しますから変に偏るところをセイブしています。
 本日命、私はなかなか良いと思うのですが・・・どうでしょう!!心身ともに健康だろうと思うのです。また運歳で転弱の憂いもないでしょう。仮に水旺になっても寅に納水されながらも午があるので湿木も受けられます。また、未が湿土化してもこれくらいは晦火の憂いともならないでしょう。日干の強さも午あってこその強さであり、転弱の恐れのない八字です。天干に壬水がきても怖れることもないかと思います。やはり木火ともに強いという強みでしょうか!!
 ちょっとだけ不足を言うならば、中医的に脾気と腎気が弱いかなと思います。これ以上の火勢が巡るとすれば、水火のバランスは崩れます。心の火が上がりすぎれば、腎の水気は落ちます。心腎のバランスが欠けたら心身に影響がでるかもしれません。まあ、わからないですけど五行のアンバランスは心身に現れるものです。人が臓器でモノを考えるとすれば、なおのことです(;^_^A

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💛友人の歌集より詩歌を!

2021年02月24日 21時07分54秒 | 詩歌

 ☆浜木綿の花も曼殊沙華も似てますね。

☆詩歌
こんばんは!!
本日は久しぶりに詩歌の世界に誘ってみましょう。実は大学時代のお友達である正原久美子女史が第二歌集を出されたのです。個人的にはとても好みの詩情感を展開されます。決して露骨なところはなく、抑えた感情が知的に滲みでるのです。前回は平成23年か24年あたりで「ひなげしの花」というタイトルでした。今回は「浜木綿の夢」と題されています。
 
 このタイトルを見て、う~~んと唸る思いというか、彼女の心の変化を見た思いでした。浜木綿というのは添付の通りの白い花です。それも浜辺に咲くのだろうと思うのです。以前の歌集では彼女にも話したのですが百万本の曼殊沙華だったよねと。涅槃に住む亡き息子さんに逢える気がするというような内容の歌で、群れ咲く曼殊沙華が詠まれていました。痛いほどの悲しみから数年経ったのかやや客観的な抒情の中に読み込まれているものでした。
 以前の記事はこちら
 今回の白い浜木綿というのは海に花びらが流されていくだろうという想定の下、どこかで生きているかもしれないし、生まれ変わっているのかもしれない。人の生き死にの輪廻転生を感じ取り、どんな形にせよ、いずれ我が身も抗うことなく大海原を追いかけているだろうというような魂の夢物語ではないかと思うのです。
 そんな遥かなる人生観の合間におこる現生の生身の思いを詩情に託したものが今回の歌集かなと勝手に解釈して読みました。間違っていたら、ごめんなさいというところです(;^_^A

 さて、ご紹介しましょう。私、詩子の好きな歌を抜いてみました。
〇小諸なる 古城のさくら 石垣を 登りて花の 雲海に立つ

〇潮風に 白き花びら なびかせて 大海(わたつみ)を行く 浜木綿の夢 

〇水芭蕉の 墓標のごとき 花群(はなむら)を 蝶離れねば 亡き子思ほゆ

〇花かざし 袂を揺らす 初孫の 小さき手をひく 小春の神社

〇散骨は 海に溶けゆき 海になる 浜木綿の実を 乗せ来る海に
                     正原久美子 「浜木綿の夢」より

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本日命(己日干寅月木旺生まれ)

2021年02月20日 20時53分10秒 | 命理

☆花芽がグッと減りましたがまだまだ元気なガーデンシクラメンです。

 こんばんは!!今日は昼過ぎから暖かくなりました。気候変動が激しいので体調管理も難しいかと感じます。実母に差し入れに行ってきたのですが最近は小さい字でメモのような手紙が添えられています。元気そうだなとは思うのですが、親の心配事ってこれまた取り越し苦労っぽいのには驚きます。娘である私が年老いて自分に近づいてくるのを感じるようです。私も高齢者の仲間入りをしていますから母から見たら、それがつらいのだろうと思うのです。以前にも60才にもなったのか?と不安そうに私を見上げたのを変に覚えているのです。逆縁などあったらいけないと取り越し苦労するようです。それこそ、私も母が生きている間は死ねないという強い意識があります。その後はもう・・・知らない!!というのが本音です。夫にも義父が生きている間は死ねんよ!とハッパかけてます。昨日、夫は肺がんの術後6年で完治だと太鼓判を押されたところです。

 さて、前置きが長くなりました。本日は己亥日です。
辛丑
庚寅
己亥
丁卯  としましょう。

 日干己土は寅月木旺に生まれた正官格の命です。雨水も過ぎて丙火調候は不要の時期となりましたが己土の寅月木旺は丙火の化官殺は欲しいところです。己土と丙火の好ましい関係は己干用印と言われますように夏月以外は丙火が近貼することが望ましいです。本日命は丙でなく丁火を添えてみました。寅月木旺の丁火は相令の火ですが丙火のような喜はありません。仮にも地支に木旺の卯があれば化官殺はわずかです。日干己土は亥水に生木される卯木に任じなくてはなりません。地支からの剋は天干からに比べて弱いですがありますので支令の己土には重たい卯官殺です。年月干支については月干の庚金は旺令の木の病薬的な作用をしていわゆる食傷制殺となります。金は日干を洩らして忌なのですが適切であれば、官殺に任じる責を大きく減じてくれます。食傷と官殺のバランスが大事ということになります。金の食傷が強すぎても洩身の忌が予想されるので注意なのです。

 日支亥は卯と寅木を生じますし、庚寅月干支は金木剋戦しますので亥水は通関という緩和財ともなります。したがって月干の食傷制殺もバチっと剋のみではなく、同時に金水木もあるのです。食傷生財の流があるとはいっても身弱の日干に食傷生財が喜となることはありませんのでいずれ剋洩交集の忌となるほかないでしょうか。

 ここはやはり一刻前の丙寅時干支であれば寅は火源として有効ですから天干地支ともに喜神に変わるのですが本日命は丁卯ですから全く様子が番うと感じます。性情的にもやや不安定なのが本日命です。水はそこそこですが木勢強いのは交感神経優位となって、やる気はありそうですが金木剋戦してしまうのでつい、余計な考えを起こしたりして肝気が鬱滞しだすと途中でへたりそうになります。日干がもう少し強ければと感じます。そうあれば、慎重ではあるでしょうが理想を掲げて果敢に挑戦できるのです。せめて時干支が丙寅であれば、勢いも違いそうです。
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本日命(丙日干寅月木旺生まれ①)

2021年02月17日 19時53分25秒 | 命理

☆これ、小豆を炊いてカボチャの従姉煮をした残りがあったので、今度はサツマイモとリンゴと炊いてみました。
結構、美味しいです♪

☆命理
 こんばんは!!
今日は、列島全体が冷え込んでいるみたいですね。ホントに寒いです。どこにも出かけず、お買い物も夫の外出のついでにメモを渡して頼みました(笑)。本当は講座生がお見えになる予定だったのですが、キャンセルで予定なしの一日となりました。本の方も原稿を印刷会社の方にもう渡したのですることもないですからしばらくはヒマです。次が最終のチェックになるのかなと想像しています。
 さて、本日は丙申日です。
辛丑
庚寅
丙申
乙未 としましょう。

 日干丙火は寅月木旺に生まれた偏印格の命です。本日はまだ雨水前ですので寒冷の気が強く水気も残っています。丙火は進気で相令。寅月は強くなれる傾向ですが八字の寅は周囲に金の財が覆います。年支の丑中癸水は寅を滋木しますが寅は申寅冲に逢い、天干からも庚の制があります。日干丙火からみると印の寅がかなり傷んでいることがわかります。金木剋戦して双方傷むので日干への影響としては寅の生火はやや弱化も点在する金の財に日干が任じる責は減るというところです。時干支に関しては、丙火は未中丁火に微根で天干の乙に生火されてここは傷みません。乙丙の反生も効いて日干は守られます。
 
 さて、日干が任じるのは庚と申、未中己土です。未中己土は死令で弱く燥土も申にはあまり洩らさずです。日支申は寅との冲に逢い、かなり減力した財です。月干の庚は天干から寅を制しても天干ですから寅による剋の傷みは少なく、日干丙火の剋で傷む形です。一方で庚は年干支の辛丑の幇助があります。結果、庚金はあまり傷まずという判断です。ここで、質的に丙火と庚金、比べますと火はこの時期は相令。金は囚令。火が1.5倍くらいの強さを誇ります。一干での違いです。ここに生剋制化を加味すれば日干の強弱を推せることとなるでしょう。
よって
格 偏印格
日干 不強不弱のやや強 ☆ホントにぎりぎりです。
用神 やむなく庚
喜神 土金
忌神 木火
閑神 水
調候 丙やや不及

本日命、財が点在して身弱財多に見えますが、ちょっと見直すとそうでもないという八字でした。運歳で転弱は必至ですが・・・・(;^_^A
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💛肝の怒り!

2021年02月13日 20時20分21秒 | 中医・漢方

☆次女宅の地鎮際でした。春の陽気がいっぱいのお日和でした♪


☆中医
 こんばんは!!今日は中医心理学をちょっとだけ紐解いてみましょう。
今回は肝の臓器が発する情動である「怒り」について少し紐解いてみたいと思います。昔から、怒りという感情は五情の中でも特別な感情として扱われたそうです。他の情動、つまり悲しみや喜びなどありますがこれらはそこまで健康を害することはありません。悲しみが過ぎたら元気がなくなってきますし、喜びが過ぎても気が散漫でこれもどうかと思います。ところが怒りは気が逆上しますので一緒に血液が動くんです。これは過ぎると健康を害することがあるので昔から怒りは慎むように言われてきたようです。

 では木の情動である怒りはなぜ起こるのか・・・と言いますと、不利な状態から身を守るための防衛本能として起こる感情であったり、図星を指されて
腹が立ったりもそうです。また認めてもらいたいという気持ちが強いのが木の特徴であり、それが思うようにならないと攻撃性が増したりします。まあ、これは乙よりは甲のほうが強いだろうと思います。

 ここまでは良いとしてですが、これがさらに強くなるとどうなるでしょう。神経は交感神経が優位になりますので脳は覚醒して多くの血液を要する状態になります。そうしますと脾の胃に多くの栄養物を食して、血液を補充するように脳から指令が行きます。ところがその指令に胃が対応できなくなって肝脾不和という肝と脾の協調が崩れるのです。肝と脾は強く関連しあっていますので脾が堪えられなくなるとどうなるでしょうか!!

 簡単です。肝は血液が補充されなくなるのです。そうしますといきりたつ脳に十分な血液が運ばれないですから、今度は脳は不安になるのです。その不安感から自信喪失し始めたり、神経不安になったりと、先ほどまでの直情的な感情が一気に萎えるのです。この状態は肝血虚です。ですから肝の血液が不足しはじめると甲の噴火タイプの人でもしおしおと不安感に襲われ始めるというわけです。

 これは肝タイプの人の感情のアップダウンの仕組みです。これは命理ではどうなるのかと言いますと、木が比劫なのか、官殺なのか、また財なのか・・・とにかく通変に当てはめると面白いと思うのです。また日干強弱でも全く違って見えてくると思います。仮に木が官殺であったらどうでしょう!!身が強い弱いにも関係しますが官殺ですから、人眼が気になるはずです。世間がどうみるだろうか、人がどうみるだろうかと思案します。思案は、土勢にもよりますが取り越し苦労したり、妄想的になったりしますと大変です。大概は胃が痛いと言うでしょう。誰かが悪口を言っているというかもしれません。被害妄想です。付き合いきれません(;^_^A

 またこれが比劫であったら、どうでしょう。自我ですから肝に血液が十分なときは自分も頑張りますが人にもかなり高度なことを求めて容赦しません。だからこんな人にはついてけないと思われたり、非難やバッシングのもととなります。でも頑張りすぎるとそのうちに肝血不足になるので自信過剰どころか、神経不安から自己保身に走るような言動を取ります。ええよ、私は気にしないから、お任せします。とか、私的にはこう思いますけど・・・などと「逃げ」の一手となります。
 いかがでしょうか!肝の特性もこういうように紐解くと面白いと思いませんか?ちょっと書いてみました(;^_^A
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