拝啓、鈴木様
ご返事が遅れました事をお詫びいたします。
当地方は、用土がカビるんじゃないかと思えるほど湿度が高く、
日照が少ない日が続きましたが、この数日、
なんとか季節に合った季候になってきて、
鉢の乾きも正常になり、新芽もボチボチ見られ胸を撫で下ろしているところです。
沢山の蘭達を減らす必要はないと思いますよ~、大切になさって下さい。
その社長さんの話は聞いた事があります。
対馬産の蘭の優品を数多く蒐集されてるとかで、
お会いしてみたいと思っているのですが、所在がつかめないのが残念です。
素心などは、あちこちの坪採りで沢山採取されたようで、
似たような品種がちょくちょく発表されだしましたね。
少しずつ選別されていくでしょうが、
「対馬産」のブランド名だけは付け添えてほしいと願っております。
「欲しい欲しいと念じていれば、いつか必ず先方から向かってきますよ。」と、
先輩から聞かされておりましたが、近頃、
その言葉の意味がちょっとずつ判ってきて、増えてきた蘭達を見回すと、
なんとなく実感しているこの頃です。
これからも、ぼちぼち、ゆっくりと愛培を続けていきましょうね。
蘭を愛する方々へ
一鉢一鉢の蘭が、それぞれ芸が飛び抜けていなくても、
貴重な存在だと思います。
近年、ヤフオク等で安値の出品が目立ちます。
数が多くても、粗末に扱わず、未来永劫、
大切に保存育成に努めて欲しいと心からお願いしたい。
その為にも、ウイルスや病気株の出品、
真贋のはっきりしない品種の出品は止めて頂きたい。
一人だけの問題ではなく、これからの
東洋蘭界の問題にまで発展する一大事です。