「対馬からの手紙の続き」

対馬で働いち養蘭を楽しんどる。山や花で季節を知り、海を眺めち命の鼓動を感じ、そげな好き勝手な太公望な暮らしがしてぇ~。

蘭関係の方々へ。

2006年06月01日 | 対馬蘭雑記

拝啓、鈴木様

 ご返事が遅れました事をお詫びいたします。

 当地方は、用土がカビるんじゃないかと思えるほど湿度が高く、

 日照が少ない日が続きましたが、この数日、

 なんとか季節に合った季候になってきて、

 鉢の乾きも正常になり、新芽もボチボチ見られ胸を撫で下ろしているところです。

 沢山の蘭達を減らす必要はないと思いますよ~、大切になさって下さい。

 その社長さんの話は聞いた事があります。

 対馬産の蘭の優品を数多く蒐集されてるとかで、

 お会いしてみたいと思っているのですが、所在がつかめないのが残念です。

 素心などは、あちこちの坪採りで沢山採取されたようで、

 似たような品種がちょくちょく発表されだしましたね。

 少しずつ選別されていくでしょうが、

 「対馬産」のブランド名だけは付け添えてほしいと願っております。

 「欲しい欲しいと念じていれば、いつか必ず先方から向かってきますよ。」と、

 先輩から聞かされておりましたが、近頃、

 その言葉の意味がちょっとずつ判ってきて、増えてきた蘭達を見回すと、

 なんとなく実感しているこの頃です。

 これからも、ぼちぼち、ゆっくりと愛培を続けていきましょうね。

蘭を愛する方々へ

 一鉢一鉢の蘭が、それぞれ芸が飛び抜けていなくても、

 貴重な存在だと思います。

 近年、ヤフオク等で安値の出品が目立ちます。

 数が多くても、粗末に扱わず、未来永劫、

 大切に保存育成に努めて欲しいと心からお願いしたい。

 その為にも、ウイルスや病気株の出品、

 真贋のはっきりしない品種の出品は止めて頂きたい。

 一人だけの問題ではなく、これからの

 東洋蘭界の問題にまで発展する一大事です。

 どうぞ宜しくお願い致します。Jpg_771 

コメント
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