「対馬からの手紙の続き」

対馬で働いち養蘭を楽しんどる。山や花で季節を知り、海を眺めち命の鼓動を感じ、そげな好き勝手な太公望な暮らしがしてぇ~。

拝啓、お元気でしょうか。

2006年08月06日 | 対馬蘭雑記

今日は、アリラン祭り本祭日。

少し雲が有り、カンカン照りじゃなかったので良かったな~。Jpg_912_1

久しぶりに通信使行列を見てきました。

今年は、八幡宮からの出発で、自衛隊の演奏隊から始まり、

宋対馬守、雨森芳洲、武士、韓国側から正使、兵士、舞踊団、対馬高校の

国際交流科の学生、厳原中学校のブラスバンド部の生徒による演奏など、

港までの30分程度の行列でした。

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特徴のある衣装とリズミカルな演奏で厳原の町も

賑やかなひと時でした。

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Jpg_950 港会場に到着し、国書を交換し

韓日友交を深め合いました。

日本側、宋対馬守により読まれた国書の内容は、

このたびは、「厳原港まつり対馬アリラン祭」朝鮮通信使再現行事に

参加いただき誠にありがとうございます。心より歓迎いたします。

私達の住む対馬は、遠い昔から貴国との親善交流の窓口の役割を

果たしてきました。

今後も、その誇るべき友好の歴史に学び、貴国との交流を耐えることなく

継続していきたいと心から願っております。

これからもお互いに欺かず、争わず、真実をもって交わり、朝鮮通信使による

日韓文化交流事業をさらに大きく発展させていきましょう。

韓国側、正使により読まれた国書の内容は、

日本国民の皆様、そして韓国からおいでくださいましたお客様方。

本日対馬市で開催された「朝鮮通信使行列再現行事」に韓国釜山を代表し、

正使として参加できたことを非常に光栄と思っております。

17世紀初め、韓国と対馬に善隣友好平和視察団として、日韓交流の歴史に

大きな足跡を残した「通信使」の誠信交流の精神を受け継いでいくこの行事の意味は、

今後韓日関係の方向設定にも大きく資することと思われます。

歴史的に、釜山と対馬は近いお隣として、韓日文物交易の架け橋の役割を

果たしてきました。通信使一行が釜山から出発し、最初に着いた対馬市で、

毎年通信使行列を再現し、韓日文化交流の歴史を見直していることは

非常に意味深いことだと思います。

韓日両国は2002年韓日ワールドカップの成功開催をはじめ、2005年を

「韓日友情年」とするなど両国の交流はさらに盛んになり、友好協力の

雰囲気も、より増進され、文化・観光など各分野での相互理解と

交流の場も広がってきております。

釜山では、韓日両国の平和交流の雰囲気をさらに吹き込むため、

今年も「朝鮮通信使韓日文化交流事業」を積極的に進行しており、

私が中となって朝鮮通信使縁故都市国会議員連盟を結成して

韓日交流事業を積極的に後援していく計画です。

今年も9月21日から23日まで釜山では社団法人朝鮮通信使文化事業会主催の

韓日文化交流祝祭が開催されます。

釜山の行事にも皆様のご参加をお待ちしております。

400年前、韓日両国の祖先が遂げた朝鮮通信使の誠信交隣の精神を受け止めて、

文化時代の21世紀を開いていきましょう。

朝鮮通信使の歴史的な意義を考え直し、韓日両国の

友好協力がさらに盛んになるよう努力していきましょう。

日本国対馬市のますますのご発展と市民の皆様のご健勝をお祈りいたします。

というものでした。

お互いを思いやり、これからも仲良くしていきましょう。

まだまだ祭りはこれからが本番ですー。

花火の打ち上げまでノンストップでGOーーー!!

コメント
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