「対馬からの手紙の続き」

対馬で働いち養蘭を楽しんどる。山や花で季節を知り、海を眺めち命の鼓動を感じ、そげな好き勝手な太公望な暮らしがしてぇ~。

拝啓、お元気でしょうか。

2007年07月17日 | 中国蘭

今年の春、江戸に詣でた折、

細葉蓮弁の可愛い花を咲かせていた株に廻り合った。

経歴、産地、個体数は不明ながら、

その可愛らしさに惚れてしまった。

始めは三人で分ける予定でしたが、

鉢を開けると分け難い株で暗雲立ち込めた。

思案の末、お一方は「数年後分けてもらうから、、。」

と、引いて下さり、

私にも「数年後にしたら?」「それがいいよ~?」

とのお言葉を遠くで聞いていたのですが、

「?このチャンスを逃すと二度とお目に掛かれない?」

と鼻息荒く興奮して天の声も聞こえません、、。

もう一方と商談の結果、

バック三本を分けてもらう事になりました。

晴れて株分けとなったのですが、

分けると何とヒゲ根のみ、、。

私の落胆を察知してS様の神の手とも思える手捌きで、

すずき園芸秘伝の生水苔植えで処置して下さいました。

「水苔を育てるつもりで管理してください。」

との言葉通り毎日、

または二日に一回の間隔で水遣りを続けてましたが、

一枚、また一枚と葉が枯れていき、

「やはり天下の秘伝でも無理か、、。」

と諦めてましたが、

なんと新芽が覗いているではありませんかー!!

ん~、、ハラショー、、。

Jpg_065 花を見れるのはまだ先の事ですが、

また見れる可能性が出てきました。

Hi様、、Sa様、、ありがとうございました。

コメント (2)
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