「対馬からの手紙の続き」

対馬で働いち養蘭を楽しんどる。山や花で季節を知り、海を眺めち命の鼓動を感じ、そげな好き勝手な太公望な暮らしがしてぇ~。

拝啓、お元気でしょうか。

2008年03月14日 | 中国蘭

変に夜更かしをするものではないな~。

と、、いつも思うのだけど

蘭の事になると時間が経過するのが早いんだよな~。

結果的に起きるのが昼頃になり、、

脳の活動が低下状態で夕方になり、、

やっと回復したかと思ったら、、夜、、。

なんもできんかったー・・となるんだよな、、。

今日も同じように昼に目覚め、

頭がボケ~ッとした状態でありながら

本能というか、体が勝手に蘭舎に・・。

すると蘭のいい香りで脳のスイッチが入り、

香りの元を辿ると桂円梅のようだ。

昨日は開き掛けだったが

陽気のお蔭で一気に開花したようだ。

蘭花は、なかなかお手本と同じような咲き方はしてくれない。

開くまで一喜一憂。

このドキドキ感が堪らない。

蘭人にとって例えようのない瞬間である。

過去数年の作がどうだったか、、

満一年の作はどうだったか、、

冬の冬眠状態はどうだったか、、

冬眠打破はどうだったか、、

開花までの温度管理はどうだったか、、

全ての条件や運に依って花の表情が変わるように思う。

だから、

一度や二度の花を見ただけで良さなど分かる訳がないし、

欠点と思えるような事も

愛嬌の一つと思える寛大な心を養いたい。

「今」は、ただの通過点にすぎない。

二百年三百年の年月からすると

Jpg_734 瞬きするほどのほんの一瞬であろうと思う。

長い年月をかけて

良さを堪能していきたいな~。

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拝啓、お元気でしょうか。

2008年03月14日 | 蘭・人生・自然考

毎日暖かい日が続き、

中国春蘭一花が次々に開きだした。

思いがけず良い花が咲いても

葉が傷んでいたら台無しだな~。

もっと気を引き締めて作に凝らねば・・。

3月も半ばになり、

新生活を始める人達には忙しい時季だろう。

親元を巣立ち、

独り立ちしていかなければならない・・。

ある程度のことは自分で考え、

悩み、苦しみ、

辛い事も多いだろうが、

おおいに泣いて一回りも二周りも大きくなって

成長して欲しい。

未来は明るいはずである。

失敗を恐れず、我武者羅に突き進んで欲しい。

結果は後から付いてくる。

と、、自分にも言い聞かせ、

Jpg_716 自分の信じる良さを追求し、

良い蘭に出会っていきたいな~。

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