「対馬からの手紙の続き」

対馬で働いち養蘭を楽しんどる。山や花で季節を知り、海を眺めち命の鼓動を感じ、そげな好き勝手な太公望な暮らしがしてぇ~。

少々昔、

2017年10月21日 | 対馬産の蘭
佐須寒蘭展示会に行って見て回っていたら
椎根の名人から「何か気に入るのが有るね?」
と訊ねられた。
対馬寒蘭を嗜む者にとって知らぬ者は居ない、
超~有名人から声を掛けられ、 ドキマギしながらも
「これが良いですねー!」
と図々しくもシッカリ答えてしまった。
すると
「ちょっと待っとかんね、貰ってやるけ!」
と仰られて何処かへ行かれた。
どゆ事 !?
と思いながら暫くすると戻って来られ
「目の前のコレ、持って帰らんね!」
なんて仰られる、、。
どうやら持ち主に交渉して下さったようだ!
気の毒きいような、申し訳ないような、
他の会員様に顔向けが出来ないような、
何とも言えない気持ちであった。
しかし、
この名人の恰幅の良さと言うか、
懐の寛大さと言うか、
小人の気持ちを理解して下さる寛容さと言うか、
一生付いて行こうと思える偉人である。
で、その時から お付き合いをさせて頂いている。
現在この日本中の沢山の人からお世話に成っているが、
目標と言うか、
数寄者と言う者はこう有るべき
と指針にして生きたい人物が数名居らっしゃる。
この方もその中の1人。

あれからユックリズムで成長し、
我が家で初花に漕ぎ着けた。
葉姿が手本のような秀麗さ、
葉と花のバランスが整い、
葉に柄は無いが花に白覆輪を浮かべる青花 内山 産

惜しいのは今年は二輪咲きというところ、(;_;)。
コメント
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