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ニッポンのゆる~い日常

安保法制反対勢力は「現在」「過去」「未来」すべてへの認識が間違っている

2016-05-07 11:59:45 | 社会時事
【ニッポンの新常識】


安保法制反対勢力は「現在」「過去」「未来」すべてへの認識が間違っている


http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160507/dms1605071000003-n1.htm


 熊本地震を受けて、中華人民共和国(PRC)の習近平国家主席は4月18日、天皇陛下に対して、「中国政府と人民を代表し、犠牲者に哀悼の意をささげる」とのメッセージを送ったという。


 一方、地震発生直後から、中国海警局の艦船や中国海軍のフリゲート艦が沖縄周辺の領海や接続水域に侵入している。沖縄本島と宮古島の間の公海上空には、中国軍のY-8早期警戒機が送り込まれ、航空自衛隊は戦闘機の緊急発進を余儀なくされた。


 つまりPRCは地震へのお見舞いを口にしつつも、日本への挑発的行為を繰り返しているのだ。性善説を好む日本人はPRCの二枚舌に怒りを覚えるかもしれないが、これが「国際社会の常識」だと知るべきである。



 スポーツの世界であれば称賛される「フェアプレーの精神」は、国益をめぐってしのぎを削る国際社会では存在しない。

 1984年のロサンゼルス五輪で、柔道無差別級の山下泰裕選手は、右足を負傷しながらも全試合を一本勝ちして金メダルを獲得した。

 決勝戦で対戦したエジプトのモハメド・ラシュワン選手はフェアプレーの精神から、山下氏が傷めた右足を決して攻めなかった-と言われた。ご記憶の方も多いだろう。当時のマスコミは美談として大きく報道した。


 これには後日談がある。山下氏は「あの美談は事実ではない」と、なかなか言い出せなかったのだ。


後に山下氏は、ラシュワンが正々堂々と勝負したことは認めつつも、「ケガした右足を気遣って右の技をかけなかったというのは事実ではない」「右払い腰を仕掛けようとしたとき、ラシュワンは右足に技を仕掛けている」「相手の弱い所に自分の強い所をぶつけてこそ本当の勝負師。自分も、得意技が相手が痛めた所を攻める技であれば、遠慮なくそこを攻める」と語っている。



 マスコミ報道を鵜呑みにする危険性と、情報や常識のアップデートの重要性を物語るエピソードである。


 さて、山下氏の出身地でもある熊本では地震後、火事場泥棒が多発したと聞く。現在、PRCが国単位で火事場泥棒を狙っていたとしても、何も不思議ではない。第2次世界大戦末期、原爆投下で日本が大ダメージを受けた直後に、ソ連は軍事進攻を開始した。ポツダム宣言受諾後も進撃を止めず、北方領土を強奪した。


 火事場泥棒に「卑怯者」と叫んでも無意味なのだ。だからこそ、抑止力が重要である。安全保障法制に反対し続ける勢力は「現在」「過去」「未来」、すべてへの認識が間違っている。

2016.05.07




 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。自著・共著に『やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人』(PHP研究所)、『危険な沖縄 親日米国人のホンネ警告』(産経新聞出版)など。










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