二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

皮膚感覚受容器と鍼灸刺激  11月 東洋医学研究所コラム!

2010年11月12日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『皮膚感覚受容器と鍼灸刺激』 

   東洋医学研究所グループ 二葉はり治療院(北名古屋市) 甲田久士 先生


『皮膚感覚受容器と鍼灸刺激』 研究所コラムはこちらをクリック!


名古屋大学環境医学研究所でポリモーダル受容器の権威である熊沢先生のもと、鍼灸刺激の解明のため基礎実験をされていた甲田先生が、鍼灸刺激というのは皮膚の何を刺激しているのかを分かりやすく説明されています。

熱い 冷たい 痒い 痛い 押さえられてる など人が感じる感覚の導入部分は皮膚ということになります。

鍼灸刺激は、何はともあれ、その皮膚に鍼を刺し、あるいは、鍼で擦り、お灸をすえるわけです。皮膚の刺激は、刺激を受け取る場所(受容器)から全身へその影響が波及するという訳です。詳しく話すと難しくなってしまいますが。

生理学的には「皮膚は露出した脳」とも「第三の脳」とも言われます。発生学的には、脳や脊髄など中枢神経系と同じところから形成され、人体でもっとも広い面積で外界からの感覚刺激を知覚します。
その感覚刺激は、脊髄から間脳を経て大脳新皮質に至り認知され、一方で、大脳辺縁系、視床、視床下部、脳下垂体へと脳全体へと伝わって行きます。
また、精神免疫学という学問の発展により、これらは、怒り、悲しみ、喜びなどの情動や自律神経系、免疫系、内分泌系に影響を与えていることが分かってきました。

そう考えると、皮膚に心地よい刺激を与える鍼灸刺激は、身体を統御している脳には非常にいい刺激になるということですね

少し観点は違いますが、「抱く」という字は、子どもをお腹の中に抱えている状態、いわゆる妊婦さんを表すそうです。

皮膚を接触するスキンシップ、その中でも「抱く」ということは愛情を持ってスキンシップし、非常に素敵な皮膚感覚刺激だと思います。

最後に、発達心理学者、アシュレイ・モンターギュの言葉を書きます

『人間は抱きしめられることによって、自分がこの世界に望まれた存在であることを確認できる。そして人間やこの世界に対する根本的な信頼感といったものは、幼児期にふんだんに与えられるスキンシップによって育てられる』

少し話は逸れてしまいましたが、心地よい皮膚刺激は身体にいいよということです。今月の東洋医学研究所コラムを是非ごらんくださいませ 

二葉鍼灸療院 田中良和
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第28回 生体調整機構制御学会に参加して 10月 東洋医学研究所コラム

2010年10月07日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『第28回 生体調整機構制御学会に参加して』 

   東洋医学研究所グループ 二葉鍼灸療院(大垣) 皆川宗徳 先生


『第28回 生体調整機構制御学会に参加して』 研究所コラムはこちらをクリック!

今月の東洋医学研究所コラムは皆川先生。500名の参加で盛大に開催された、第28回 生体調整機構制御学会への参加報告です。ご自身がシンポジストとして参加したシンポジウム「鍼刺激が自律神経に及ぼす影響」を中心に報告されています。

このシンポジウムでは、シンポジストの発表に先立ち、司会の東洋医学研究所 所長の黒野先生が、40年以上に亘る長年の鍼に関する研究から、治療期間や刺激量など一つの見解を生体制御療法(太極療法)として導き出されています。

鍼灸刺激がどのように身体に影響を及ぼすのか、それを現代科学も理解し、東洋医学の基本を忘れずに、実証医学的に説明できるものにしていこう!という志と信念で研究されているのが、我が師匠である黒野先生なのです

確かに宇宙の小さな一部の地球、そのさらに小さな世界、さらに小さな医学、そう考えると分からない部分や理解できない部分が大きく、目に観えたり、自然の原理として解明されている部分の方が少ないことは理解できます。

だからと言って、自然の現象は人には理解できない部分が大きいんだ。そのような部分を扱う東洋医学(鍼灸医学)は、現代の科学では説明がつくはずがないんだ、と、自分の思い込みで歩みを留めていては、進歩や成長などないのです。

平安時代の人が、飛行機で空を飛べる現代を、タイムスリップして見に来たらどう思うでしょうか ビックリでしょうね

そこには現代科学があり、物質文明があるはすれど、様々な偶然は重なり飛行機が出来上がることはあっても、鳥をみて「鳥のように空を飛びたい」「飛んでみせる」という志と信念があるから、飛行機が出来、空を飛べることができたのだろうと思います。そこには、目に見える物質と、目に見えない人の心が重なって、夢が現実になるのだろうと思うのです。

そういう意味でも、バランスの取れた師匠のもとで学ぶことができ、本当に有り難く思うのです

鍼灸治療にしても、古の先人は感覚が鋭く、その古典に書かれていることは全て正しいんだ、という思い込みも、古典を元に治療するのは全くのナンセンスだ、現代医学、体表に現れているものがすべてだと、先人の智慧を否定してしまうという思い込みも、どちらに偏っても、鍼灸医学、医療の発展はないのでしょう。

患者さんを治療して、豊かで健康な人生を実現しよう という点では、医療に携わる全ての人が同様の心で仕事をしているわけですから、虚心坦懐、自分には知らない部分が多いのだ、という柔軟な謙虚な心で患者さんの体に接することが大切なのだと思います。

あらっ 長くなりましたね~

ということで 10月の東洋医学研究所コラムをご参照に、鍼灸医学はここまで進んでいるんだと理解して頂ければ、ありがたいな~と思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
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骨粗鬆症について 東洋医学研究所 9月コラム 

2010年09月11日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『骨粗鬆症について』 

   東洋医学研究所グループ 二葉鍼灸療院  河瀬美之 先生


『骨粗鬆症について』 研究所コラムはこちらをクリック!

今月のコラム担当は、(社)生体調整機構制御学会の研究部、疼痛疾患班 班長の河瀬先生です。

テーマは「骨粗鬆症」。

この骨粗鬆症、それ自体は痛みなどの自覚症状はないのですが、背骨の圧迫骨折などを起こした際に指摘されたり、何かの症状のついでに検査をしたところ骨粗鬆症ですよ、と言われることが多いと思います。

コラムにも書いてありますが、更年期周辺にさしかかると、女性ホルモン、とくにエストロゲンの分泌が不安定になり、徐々に閉経へ向けて量を減らしていきます。

このエストロゲンに破骨細胞という骨を破壊する細胞の機能を抑制する働きがあります。骨を破壊というと、悪者と勘違いされますが、この破骨細胞は骨の新陳代謝に欠かせない物質であり、働きを終えた骨細胞を破壊することにより、骨芽細胞が新しい骨細胞をつくるという循環を繰り返しているわけです。

それを予防するには…ということで、コラムに対策が書かれていますので、ご覧くださいね。

さて、食事面をみると、予防のためにはカルシウムやビタミン類(D、Kなど)を取ることが言われていますが、実は破骨細胞と骨芽細胞ではありませんが、身体の中ではカルシウムなどのミネラルも建設的に働く物質と抑制的に働く物質が同時に作用します。

カルシウムの場合に対になって働くのはマグネシウムなのです

マグネシウムは体内に30gほど存在し、それが筋肉や骨や体の他の部分に分散し働きます。骨細胞に6割存在すると言われています。
マグネシウムの働きは、カルシウムの働きを調整する役割があります。骨細胞では細胞内へのカルシウムの取り込みに働き、その量を調整します。また、筋肉が収縮するときはカルシウムが細胞内の筋小胞体に入る必要があります。その量を調整するのもマグネシウムの働きなのです。

マグネシウムが足らないと、カルシウムの細胞内への吸収がうまくいかなくなります。骨粗鬆症になったり、筋肉の痙攣を起こしやすくなるわけですね。

こんな話があります。

ある中国の山岳民族は、伝統的な食事を行い、骨折や虫歯になる人たちはほとんどいないという環境にいました。ところが、現代栄養学(文明)がそこにも入り、牛乳が骨や体にいいということで、牛乳を日常的に飲むようになりました。

結果…

その山岳民族の骨折や虫歯になる人が急増したそうです。バランスのとれた伝統的な食文化が崩れたことも原因でしょうが、単一の食品が「何々効く」なんていう偏った食生活になったことがこの事態を招いたのでしょう。

カルシウムとマグネシウムとの関係からみると、カルシウムだけ取りすぎても、マグネシウムが摂取されていませんので、骨や筋肉の細胞の中にカルシウムが吸収されません。血中にカルシウムが多くなると体はバランスをとるため排出するように働きます。
すると体にカルシウムが不足するようになり、骨からカルシウムが排出されるようになります。栄養摂取のバランスが崩れ、胃腸機能などがアンバランスになれば、なおさら吸収がうまくいかなくなりますね。

これは私が考えることころなのですが…

食事による腸からの栄養素の吸収は効率的にはロスが多いのですが、しっかりカルシウムとともにマグネシウムを摂取することが骨粗鬆症の予防になるのです。

では、マグネシウムを多く含む食品とは
 ・そば粉 玄米 スルメ かぼちゃの種 干しエビ なまこ
  いわし煮干し ひじき こんぶ

  などに多く含まれるようですよ

そして、摂取割合は、普通2:1が理想と言われますが、腸管からの吸収時のロスも考え

 カルシウム:マグネシウム=3:1 がいいようですよ

東洋医学研究所コラムを参考にしながら、皆様の生活に活かして頂ければ幸いです。

二葉鍼灸療院 田中良和
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糖尿病のお話~糖尿病と熱中症~ 平成22年 8月 東洋医学研究所コラム

2010年08月06日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『糖尿病のお話 ~糖尿病と熱中症~』 

   東洋医学研究所グループ 二葉はり治療院  中村弘典 先生


『糖尿病のお話 ~糖尿病と熱中症~』 研究所コラムはこちらをクリック!

今回は、糖尿病と鍼の研究、そして治療を中心に行っている中村弘典 先生が担当です。

糖尿病と熱中症は関係ないように思えますが、その辺りのところを米国の調査などを元に解説されています。熱中症についても分かりやすく書いてありますので、ぜひご覧ください。

人間の体は皮膚を隔て、外界とは隔離された世界のようですが、体は絶えず外界に影響され、身体を正常に働かせるように調整しています。

人間の体はミトコンドリアという場所で、エネルギーをつくると同時に熱をつくり絶えず体の温度を一定に保ち、体が機能的に働くよう体温が保たれています。気温が暑くなれば、身体の熱を放散して体内の熱も上昇しますので、体内の熱を放散することが大切となります。それが出来ないと体の中に熱がたまり「うつ熱」という状態となり、熱中症などを発症し、重篤な場合は脳障害や死に至る場合もあるのです。

さて、糖尿病は知っての通り合併症が怖いのですが、それは体の大小血管が砂糖漬けのように硬くなり障害され起こるわけです。

体で産生された熱を運ぶのは血液です。血液は血管をとおって体の隅々に栄養や酸素などとともに熱を運びます。ということは血管が障害されれば熱をうまく放散できなくなる=熱中症にかかりやすくなるというのは当然かもしれませんね。

また、体調というのは、いろんな体の機能が関わっているのですが、その大きな柱の一つが自律神経機能です。鍼治療をすることで、この自律神経機能のバランスを調整されることが知られています。その中枢は脳幹にあり、体温調整中枢とも密接に関わっているようです。
鍼治療により体調を整えておけば、熱中症にかかりづらくなるということも理解できますよね。

今夏は日本各所で猛暑が続いております。日本は沖縄や北海道を除き、ほぼ湿気の多い夏です。身体の熱は汗をかくことにより、冷やされ、さらに蒸発することにより気化熱として熱が奪い去られていきます。湿度が高いと汗をかいても蒸発しづらいため、気温が低くても熱中症に陥りやすいのです。予防には…北海道に移住しましょうかな~んてね。

違う話ですが、西暦2000年を過ぎた辺りから太陽の活動の低活動期が続いたようです。最近、黒点も多く出るようになり、太陽の大規模な爆発も観測され暑い夏、晴天の続く夏の要因になっているようですね。
約11年周期で低活動期と高活動期を繰り返してきた太陽が、長い低活動期から活発に活動するようになってきたのでは…なんて見られてもいるようです。
太陽から地球はすべての恵みを与えてもらっています。しかし、その逆もあり得るということも言えるでしょう。なんせ太陽の中に地球がすっぽり100万個入るのですから、太陽がいかに偉大か分かりますね。

地球は太陽系に属するわけですが、銀河系全体からみると、このような地球に似たような惑星は60億個とも1000億個存在するとも言われています。 似たような環境ってことは知的生命体がいるということ…

糖尿病の話から、宇宙の話に広がり、大きく話はそれてしまいましたが、「糖尿病のお話 ~糖尿病と熱中症~」を、ぜひご覧になり、この暑い夏を乗り切ってくださいね 

二葉鍼灸療院 田中良和
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ストレスと掻破行動2  東洋医学研究所 7月 コラム

2010年07月05日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『ストレスと掻破行動 2』 

   東洋医学研究所グループ 中村はり・きゅう治療院  中村 覚 先生


『ストレスと掻破行動 2』 研究所コラムはこちらをクリック!

皮膚は最大の臓器とも言われています。もし皮膚がなかったらなんて考えられませんが、外界と自分の身体を隔てるものがなくなるとたいへんなことになります。

そのような意味でも、皮膚は外界から身体を守る働きがあり、また、様々刺激を感じ取り、身体の調整を行う大切な機能も有しています。最近の皮膚に関しては、新しく分かってきていることも多いようです。

皮膚は、愛情を感じ取る場所であるということも言えるでしょう。親子(特に母親と子ども)のスキンシップにより、子どもは何も言わなくても抱かれているだけで愛情を感じます。その入力経路はやはり皮膚の触覚であると思います。これは男女の関係にも言えることですね。大切なことは皮膚と皮膚の触れ合いが人間関係を築くということです。

東洋医学は、皮膚の状態を重視します。皮膚は人の身体の状況を反映する場所でもあるからです。怒ると血が頭にのぼり顔が赤くなります。想定外の出来事が起こると血の気がなくなり、顔が青ざめます。それだけを見ても皮膚というのは身体の状態を現すことがよく分かると思います。このような皮膚の色のほか、皮膚の張り、ツヤ、厚さ、温度、凹凸、湿潤状態、キメの細かさ、など多くのことを治療する時、経過を観る時の参考にしていきます。

今回のコラムでは、アレルギーを研究課題にしている中村先生が、ストレスと掻くことについて書いて頂きました。皮膚には交感神経の枝が隅々まで影響を及ぼしています。それは、外界の環境や外敵から身を守るためです。交感神経緊張により身体のあるゆる反応を立ち上げ、万全を期します。
しかし、この緊張状態が長期にわたり続いたり、自分にとってのストレスとなる事柄が重ねて起きたりすると、その反応が皮膚に現れます。その一つの症状が痒みであり、掻くという行動なのです。

コラムには、アトピー性皮膚炎の患者はストレスが多いことや、ストレスを感じると「かゆみ」を感じないのに掻くという(ストレスを緩和させる行動が出現する)ことなど、参考になることがたくさん掻いて…ではなくて、書いてありますので、是非、コラムを読んで日常生活の参考にしてくださいね 

二葉鍼灸療院 田中良和
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「たべる順番は まず野菜から」 東洋医学研究所 6月 コラム

2010年06月15日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『食べる順番は まず野菜から』 

   東洋医学研究所グループ 二葉鍼灸院 院長  山田 篤 先生


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糖尿病を研究テーマとしている山田先生が、糖尿病の人には血糖コントロール、健康人にとっては、体重コントロールなど余分な栄養をため込まないための一つの考え方が述べられています。

野菜を摂ることが大切であることは、誰でも分かっていると思いますが、その野菜を食べる順番が、インスリンへの作用、血糖の細胞への取り込み作用に影響していることは、ほとんどの人が知らないことであろうと思います。それも、これは科学的研究に基づいたものなのです。

このコラムでは、野菜の中に含まれる食物繊維が重要であると書かれています。食物繊維は、消化液にも溶けることなく、腸内へ達し、水分を含み膨れます。これが善玉の腸内細菌のエサになります。また、膨れることで、腸壁を刺激し、蠕動運動を機能的に行えるようにします。大便をスムーズに排出するということですね

さて、私の考えとしては、小腸内では、物質転換も行われているようです。物質を体の中で利用されやすい状態に変えることです。ビタミンやミネラルもここでも重要な働きをしますが、その他に重要な働きを行うのが”酵素”です。酵素は,エネルギー利用、新陳代謝など様々な身体の営みに必要な物質です。

野菜とくに生野菜には、酵素が多く含まれており、小腸内で吸収されることにより身体に利用されるようです。身体の中にも酵素は存在しますが、身体がつくる酵素には限界があるのではないかと言われています。
身体に悪い生活習慣(睡眠、食事、仕事、運動など)を行えば、そのバランスをとるため(恒常性維持)、細胞レベルでは多くの酵素がアンバランス是正のため活躍します。でも疲弊します。数が足らず、機能が落ちれば身体のあらゆるところで不調や変調が出てきます。そして、それが続けば病気になります。

その食べ方としては、糖質や脂質、タンパク質など身体の主要栄養素が腸内に入る前に、野菜を入れた方が、うまくエネルギー産生、新陳代謝、エネルギー燃焼のために、栄養素が使われるのではないかとも言われているようですよ。

野菜は奥が深いですね~
野菜は太陽エネルギーを直接、自身をつくるためのエネルギーに転換できるわけです。
ということは、野菜を食べるということは、太陽エネルギーを接取しているということになるのでしょう。そうそう、大地のエネルギーもね
野菜は奥が深いですね~

さて、そんな今回のコラム、ぜひご覧になり、日常生活に活かしてみてくださいね 

二葉鍼灸療院 田中良和
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笑う門には福来る 5 ~東洋医学研究所コラム~

2010年05月08日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『笑う門には福来る ~その5~』 

   東洋医学研究所グループ 水野鍼灸院 院長  水野高広 先生


『笑う門には福来る ~その5~』 研究所コラムはこちらをクリック!

”笑い””笑顔”は、神様が地球上の生物の中で唯一、人間だけに授けた”極上の贈り物””最上の特効薬””最高の人生においてのツール”であると思います。

今回のコラムでは、笑い計測器なるものを開発した博士がおられる話が書いてあり、非常に興味をそそられました。また、その笑い計測器の単位がah(アッハ)というらしいのですから、これまたユニークな笑えるような単位ですよね

笑いの医学的効用は多くの場面で証明されています。遺伝子のレベルからも研究されています。そのような医学的な面だけでなく、笑顔と笑うことにより、人生が豊かになった話は枚挙に暇がないほどたくさん聞きます。

笑顔や笑いは、自分の心や体に対してだけではなく、その周囲の空気を和ませ、周囲の人間関係を円滑にします。笑いを聞くのも、笑顔を見るのも、自分の周囲にいる人たちです。ですから、自分のためにも相手のためにも、笑顔と笑いを絶やすことがなければ、豊かで幸せな人生になるのは想像できますよね

顔面には約20~24種類の筋肉が存在します。感情を表すとき、微妙な表情をつくるため顔面の筋肉が協力しながら行っています。そして、この筋肉を一番多く使用するのが笑顔なのです。
久しぶりに運動すると、筋肉痛になりますが、自分が思っているほど筋肉がうまく動いてくれないという経験は皆さまおありだと思います。運動不足で使っていない筋肉は小さく縮んでいきます。

これは顔面の筋肉も同じなのです

「はい、笑ってみてください」と言っても、普段から笑顔や笑っていない人は、なかなか上手に顔面筋を動かすことができません。自分で笑っていると思っていても周囲の人からは「怒っている」な~んて思われたりするんですね。

身体運動同様、笑顔もトレーンングしないといけないということでしょう。笑顔はどこにいても、どんな場所でもできる運動です。そして、自分も、相手も、社会も、世界も、幸せになることができる世界共通の運動です

皆さまも、笑顔を心がけ、人生を笑い飛ばして歩んでいきましょう 

今月号のコラムを、是非読んで頂き、明るく、楽しく、豊かな人生をつくるきっかけにしてください 

二葉鍼灸療院 田中良和
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経穴(ツボ)について ~その6~

2010年04月03日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『経穴について ~その6~』 

   東洋医学研究所グループ 井島鍼灸院 院長  井島晴彦 先生


『経穴について ~その6~』 研究所コラムはこちらをクリック!

経穴(ツボ)は、世界保健機関(WHO)で認定されているもので361ヶ所、その他のものを合わせると700~800ヶ所とも言われています。しかし、このツボすべてを使うわけではありません。その中でも、頻繁に使うツボ、効果が顕著に現れるツボ、全身の調整として使われるツボなど、治療する施術者によって違ってきます。

また、鍼灸治療は、腰痛、五十肩、頸部痛、膝痛など整形外科的疾患にだけ効果があると思われている皆さんが多いと思いますが、実は、鍼灸治療は内科的疾患に昔から使われてきたのです。

その部分を数十年前から、科学的に、実証医学的に研究し、鍼灸の真の効果を追求されてきたのが、師匠であり、東洋医学研究所 所長の黒野保三 先生なのです。

慢性肝機能障害、糖尿病、高血圧、慢性疲労症候群、不定愁訴症候群、婦人科疾患、循環器疾患、アレルギーを含めた免疫病など多岐にわたり、これを弟子が意志を受け継ぎ、研究・臨床に励んでいるわけです。

私は、その中でも異例のスポーツ傷害…現在は、不妊症やガンなども積極的に勉強・臨床を行っています。

さて、今回のコラム担当は、頭脳明晰で、人柄も柔和な井島先生。見習うところが多い先生ですね。
狭心症、低血圧、高血圧、心悸亢進、貧血など循環器疾患に関して、古典文献を参照に頻繁に記載のある経穴(ツボ)をご紹介して頂きました。
そう、鍼灸治療は循環器疾患にも効果があるのです。しかし、どんな疾患もそうなのですが、鍼灸治療に適応・不適応があり、今、治療しないほうがいい病態の場合も存在します。そのような時は、専門病院での診療をして頂かなくてはいけないのです。
当然なのですが、何でも効果があるわけではないので書いておきますね。

この記載を元に、知識として経穴(ツボ)を頭に入れておき、臨床に応用し、それが効果のあるものなのか追求していくわけです。鍼灸の古典は重要ですが、それが全て正しいとも言えませんし、人々の心も体も、地球環境も変化しているわけですしね。

コラムの最後に「鍼灸治療をさせて頂く場合でも、経穴(ツボ)名のもつ意味を正しく理解し、さらに位置、形、深さを知り、豊富な知識に基づいて適度な刺激を加えることは、効果をあげるために非常に大切なことだと考えます」と書かれています。

大事なことですね。私の臨床の実感からいくと、ツボは生き物のようで、体調に合わせて変化します。そして、刺激部位が、ツボの中でも中心なのか、隅なのか、また、刺激方向が垂直なのか、斜めなのかなど、同じツボでも刺激する場所や方向によって効果が違ってくるのだというものを、おぼろげながら感じています。

正しい経穴(ツボ)=効果バツグン …永遠の課題ですね

ということで、鍼灸治療のツボ(経穴)にご興味のある方、循環器疾患でお悩みの方は、コラムをご覧になってください。そして、東洋医学研究所グループの治療院へ、お電話、あるいは足を運んでみてくださいね 

二葉鍼灸療院 田中良和
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なぜ、正しい姿勢・美しい姿勢が大切なのか?

2010年03月11日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『なぜ、正しい姿勢・美しい姿勢が大切なのか?』 

   東洋医学研究所グループ 二葉鍼灸療院 院長  田中良和


『なぜ、正しい姿勢・美しい姿勢が大切なのか?』 研究所コラムはこちらをクリック!

今月のコラム担当は、わたくしでございます。

「姿勢は大切ですよ」ということはよく聞く言葉ですが、では、どうして姿勢が大切かということを今回は考えてみました。いろいろな考え方があると思いますが、短いコラムの中に、ヒトの進化の過程や発生学的視点から、あるいは、地球に住んでいるからには必ず影響のある重力(引力)というものをベースにして姿勢をみていくことにしました。

姿勢と重力、姿勢と自律神経系、姿勢と免疫系、姿勢と内分泌系(ホルモン)、姿勢と内臓、姿勢と脳、そんなことを簡単に概要を述べさせて頂きました。

ヒトは何気なく直立して歩行しているようですが、一つの動作、一瞬の心の動きにも生理作用が身体内部をくまなく駆け巡ります。日常意識していなくても、カラダは環境に対応するため、一定の状態に保つため(生体恒常性維持機能)、まるで、忙しいレストランのように働き続けています。

その重要なカギを握るのが姿勢です。

私は男性ですから、男性側からすると、背筋がピットして姿勢が美しい女性に目がいってしまいます。逆にいくら美人でも猫背だったりすると「…」言葉を無くしてしまいます

姿勢が良ければ、体に不必要な力が入りません。力みがなく、無駄がない。自然体です。前回のコラムはそんなお話でした。力が入らなければ、スポーツだけでなく、日常生活においても、生活態度や物事の取り組み方が前向きで積極的になると思うのです。

仕事でも、恋愛でも、人付き合いでも、趣味でも、遊びでも、それに取り組む「姿勢」が大切になりますよね
これは心の姿勢ですが、心の姿勢も、カラダの姿勢と繋がっていると思いませんか

そんな「姿勢」というものを考えてみましたので、是非、コラムをご覧になってください よろしくお願いしま~す

二葉鍼灸療院 田中良和
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ストレスと免疫力

2010年02月03日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『ストレスと免疫力』 

   東洋医学研究所グループ 海沼鍼灸院 院長  海沼英祐 先生


『ストレスと免疫力』 研究所コラムはこちらをクリック!

世の中はストレス社会です。しかし、自然界をみてみると、暑さ、寒さ、湿気など四季折々の変化(刺激)があって人間の身体はその変化に適応するように、身体内部を一定に保とうと働きます(恒常性維持機能)。常に変化の中に人間は生きています。

人間関係においても、大好きな人、大嫌いな人、心の和む人、緊張して対応しなければならない人、その人が置かれている環境や状況において、その場に応じて対応していかなければいけません。これも人間の身体にとっての刺激であり、様々な刺激を経験することにより、学習し、脳が活発に働き、様々な状況に即座に対応できる知恵が身についていきます。

ということは、人間は適度な刺激や変化は必要であるということです。この刺激や変化が自己の許容量をオーバーしたり、持続的に刺激が重なり、処理しきれなくなると、身体においては「ストレス」となり、その結果、あらゆる、ストレス状況下の反応(交感神経緊張状態)が維持されるわけです。

さて、今回のコラムは、鍼灸院での治療を行いながら、新潟大学の安保先生のところへ研究に行かれている海沼先生です。

身体の中で密接に関わりをもって、生体防御機構の中枢を担っている免疫系と自律神経系の関係を白血球からみることにより、心と身体を安らかにして、自律神経のバランスを整えることが、免疫力の強化・安定につながり、それが病氣にならない身体づくりができることを分かりやすく書かれています。

鍼灸治療は自律神経系に最初に働きかけるのか、免疫系に働きかけるのか、同時なのか、それは分かりませんが、鍼刺激はこのどちらにも影響を及ぼすことを東洋医学研究所 所長の黒野先生は臨床的、基礎的研究で示されています。

ストレスを軽減したい、免疫力をアップしたい、病氣にならに身体をつくりたい、と思われる方は、ぜひ鍼灸治療を受けてみてください。「ハリやお灸が、こわ~い」と思われる一度ご相談くださいませ。

免疫力をアップする、病氣になりたくないと思う方で、一番てっとり早くできることは「鼻で呼吸する」ということと、「腸を冷やさない」ということです。腸と喉(扁桃)には非常に重要な免疫機能があるのです。ここを大切にしておくことが肝要ですよワンポイントアドバイスでした。

二葉鍼灸療院 田中良和
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新しい世界の変化と鍼灸医学

2010年01月04日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『新しい世界の変化と鍼灸医学』 

   東洋医学研究所 所長  黒野保三 先生


『新しい世界の流れと鍼灸医学』 研究所コラムはこちらをクリック!

年頭のコラムは、東洋医学研究所 所長の黒野保三先生です。世界の政治や社会の流れの変化、日本の政治や社会の変化、先端科学の発展とそれをまだ活かすことができていない医療行政や医療現場、鍼灸をはじめ代替医療を取り巻く現状の一端など、世界という大きな視野から鍼灸医療を見つめて書かれています。

「この世の中の変化に敏感に反応せよ」と私たち鍼灸師のお尻を叩いて頂いているように感じます。まず変化を知ろうとする意識、そして知ることにより知識とし、自覚し、それに対応すべく行動する。これが大切なのでしょう。私も、医療に限らず、今年の社会は大きく変化すると展望しています。社会生活を営んでいる以上、世界情勢や世界の経済の流れに影響されるのが私たち国民です。まず知ることが大切ですね。

是非、コラムをご覧になってくださいね 

二葉鍼灸療院 田中良和
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平滑筋と鍼灸医学2

2009年12月07日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

~平滑筋と鍼灸医学2~ 

   福田鍼灸院 院長  福田裕康 先生


『平滑筋と鍼灸医学2』 研究所コラムはこちらをクリック!

平滑筋と鍼灸医学、んん?と思うかもしれませんが、消化・吸収・あるいは代謝という身体の基本的で重要な機能は、日夜、身体内で活発に行われています。内臓や血管、腸管などもそこに筋肉があるから動くことができます。身体の関節を動かす骨格筋、心臓を動かす心筋、そして内臓器や中腔器官を動かしているのが平滑筋です。例えば食事をすると食べ物は順次、消化、吸収、排泄へと口から肛門まで運ばれます。これは平滑筋の運動によるものなのですが、これは無意識的に行われているわけです。その無意識に行われる機能を担っているのが自律神経です。
その自律神経と平滑筋について、ラットを使った実験を通して、鍼刺激(鍼灸医学)と平滑筋(自律神経)の関わりについて興味深い内容が書かれています。さすが、自身で名古屋市立大学において実験し、鍼灸のメカニズムについて研究されている福田先生です。分かりやすく、説得力があります。

東洋医学研究所グループでは、古来から伝わる古典文献的な鍼灸や身体機能も勉強し、さらに現代医学的診療、そして先端医学的知識まで幅広く勉強することを基本に、患者様の要望にこたえるためには幅広い視点から身体を診ることができることが切望され、それが鍼灸師の役割であるという考えで臨床に取り組んでいます。ですから、所長の黒野先生のご指導もと、福田先生はじめ多くの先生方が大学の研究室で基礎的な研究に取り組まれているのです。

『平滑筋と鍼灸医学2』を是非読んでいただき、鍼灸治療の効果について、このような働きもあるのか~とご理解いただければ幸いです。

二葉鍼灸療院 田中良和
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来院患者の実態調査

2009年11月04日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

~来院患者の実態調査~ 

   栄鍼灸院 院長  石神龍代 先生


『来院患者の実態調査』 研究所コラムはこちらをクリック!

今月の研究所コラム『来院患者の実態調査』は、先に行われた一般社団法人、生体調整機構制御学会 学術集会において石神先生が発表された内容の要旨を書かれたものです。

まず自分たちの所へ来院している患者はどのような状況なのかということを知る、いわゆる鍼灸院の水際ではどのような状況にあるのかを調査する目的で行われました。21鍼灸院の協力を得て、2009年1月から5月までに来院された新患、または3か月以上治療期間があいた再診の患者(637名)に関して、性別、年齢、主訴、自覚症状、健康チェック表などに関して調査、分析したものです。

今回は要旨だけですが、鍼灸院へ来院する患者の症状に関しては、肩・腰・膝の痛みやシビレなど整形外科的疾患がやはり多いという結果でした。しかし、主訴以外の訴えを調査すると、146に及ぶ多彩な症状がみられました。ということは、主訴だけでなく身体全体を診て診療を行うことが大切だということにもなります。

また、ここで興味深いのは来院患者の年齢層が若くなっているということです。当院においても、ホームページを見てご来院される、あるいは、すごく良かったのでご紹介して頂けるわけですが、みているとそのような患者様は50歳以下、特に20歳、30歳代の方が多いようです。

鍼灸治療は、これからもっと普及していくべき治療方法だと思いますし、そのためには自己研鑽を忘れず、常に学・術・心(道)の向上に励んでいかないといけないな~と感じるしだいです。

ぜひ、コラム読んでくださいね 

二葉鍼灸療院 田中良和
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妊娠中の鍼灸治療

2009年10月07日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

~妊娠中の鍼灸治療~ 

   明生鍼灸院 院長  鈴木裕明 先生


『妊娠中の鍼灸治療』 研究所コラムはこちらをクリック!

今月の研究所コラムの担当は、鈴木裕明 先生です。今回のコラムの内容もそうですが鈴木先生の専門は不妊症の鍼灸治療です。名古屋市の瑞穂区に本院をかまえ、熱田区金山分院、竹内病院トヨタ不妊センター内にも鍼灸ルームを設け、西洋医学と連携して不妊に悩む女性のために日々診療、研究をされています。

お弟子さんも多くおり、3施設で得られた不妊症または不育症の患者さんのデータを、臨床能力を高め、多くの女性に幸せを掴んで頂くために、全日本鍼灸学会や日本生殖医学会などで研究発表を長年、継続されています。その不妊症にかける情熱は素晴らしいことであるし、私も日々臨床の中で参考にさせて頂いております。

私の治療院にも不妊症の患者様が比較的多くご来院されています。高度生殖器医療では不妊症の妊娠率は3割から4割です。患者様によって体の状態が違いますので一概には言えませんが、鍼灸治療を行い全身を調整することによって、女性周期に関わる卵巣、子宮、視床下部、脳下垂体などホルモン系や自律神経系あるいは、免疫系の調整や、末梢(女性器)と中枢(脳)フィードバックシステムなど生体制御機構が調整され、妊娠しやすいからだづくりができるのではないかと考えます。高度生殖器医療による治療の妊娠率を高めることにもつながるのではないかと思います。

また、今回の「妊娠中の鍼灸治療」ですが、当院でも不妊治療が良好な結果をうみ、妊娠した方に関してもできるかぎり妊娠初期(4・5か月)くらいまでは定期的にサポートするように心がけています。妊娠したら、次は「お腹の中の子が成長していくのだろうか?」「無事出産できるのだろうか??」など不安が常についてまわるようです。コラムでも紹介されている妊娠中の生理的変化に関しても自然な変化なのですが気になることもあります。そんな時、鍼灸治療を行っていると安心感とともに、生理的に逸脱しないように体調を整えていけるのです

当院に不妊治療で通院されていた患者様が、今年の7月初旬に出産されました。その方も妊娠後は初期のあいだ定期的に通院されていました。同じく来年の2月に出産予定の患者様も”つわり”が少々ひどかったりということで治療させて頂いておりました。

コラムには、妊娠の経過、子宮の変化、妊娠の生理的変化、妊娠中のトラブルなどについて書かれています。その中で「つわり」は鍼灸治療でのコントロールは有効的であると書かれています。

そして、鈴木先生のところで多くの不妊症あるいは、妊娠中の妊婦さんのケアを行っている経験とデータから、鍼灸治療を多く受けた方たちのほうが妊娠中のトラブルの発生率が有意に低いことを示されています。

鍼灸治療は、不妊、妊娠中、妊娠後、月経障害、更年期症候群など女性のライフサイクル全般にご活用して頂ける治療方法です。

どうぞ、コラムをご一読くださいませ 

二葉鍼灸療院 田中良和
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知って防ごう 動脈硬化! ③

2009年09月04日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

~知って防ごう 動脈硬化! パート3~
   -手首の動脈から得られる動脈硬化の新しい指標- 

   伸誠鍼灸院 院長  加納俊弘 先生


『知って防ごう 動脈硬化!』 研究所コラムはこちらをクリック!

東洋医学研究所コラム9月の担当は加納俊弘先生です。加納先生は前回のコラム担当、服部先生とともに、(社)全日本鍼灸学会 愛知地方会の時から、現在も生体調整機構制御学会の研究部として存在する循環器疾患班で長年、勉強、研究されている先生です。

先生は、愛知県加茂郡三好町で鍼灸院を開院されています。たいへん優しい先生ですが、ご自分の治療にこだわりを持って日々患者様のために仕事をされている先生でもあります。高血圧や心臓病など循環器疾患でお悩み、お困りの方、あるいは、それ以外でも健康に関してお困りの方は是非、伸誠鍼灸院の加納先生のところに行ってみてくださいね

現代科学とはすごいものですね。今回、コラムで紹介されている”橈骨AI”(=手首の脈から圧センサーにより脈波を抽出し、上腕血圧を測定し、中心血圧《大動脈起始部》を推察する測定器)は目に見えない大動脈起始部の血圧を推測し、中心部の動脈硬化の状態を計測するんですからスゴイですよね。

コラムの中にも出てきますが、東洋医学研究所の黒野先生は、東洋医学の患者を診断する方法の一つに”脈診”というのがありますが、この脈診の客観化ができないかとの試みとして橈骨脈波を抽出して検討しておられます。それも30年前にです。原著論文としても残っております。常に鍼灸医学の真理を探究しようという情熱は今なお継続されています。

ですから、研究所のお弟子さん、黒野先生の周囲に集まる先生方は素晴らしい人たちが多いのでしょう(私は除くですが…)。

日々発展する最先端科学を医学に利用しつつ、細かさの極みまでくると大きいところ、あるいは太極につながってくるのではないかと考えます。宇宙の果ての大きな部分を突き詰めると、そこで織りなされている現象は原子のさらに細かいところの現象とつながり、ミクロのミクロで起こっている現象を追求すると、それは宇宙の果てにつながるのではないかな~なんて考えてます。

少し話がそれましたが、現代科学を上手に伝統的な東洋医学に利用していくことが、東洋医学の発展、結局は健康になりたい国民の皆様のためになると思うのです。ぜひ、コラムをご覧くださいませ~

二葉鍼灸療院 田中良和
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