二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

トランポリン 古 章子さん 文化講演会 参加 

2011年03月10日 | その他の活動
2月27日(日)、中央学術研修会を少し抜けて、(社)石川県柔道整復師会が開催する第11回 文化講演会に行ってきました。


 ホテル金沢玄関

この文化講演会に(社)石川県鍼灸マッサージ師会は、情報を広げ多くの市民の人に聴講して頂こうという柔整師会の意向を組んで、ポスター掲示とパンフ配布という形で協力させて頂いた経緯もあり、顔を出したのでした~。


 会長が用事で不在のためご挨拶される、柔整師会 副会長 川本先生

☆ 第11回 文化講演会 ☆

  日 時:平成23年2月27日(日)  午後1時~2時
  会 場:ホテル金沢 2階
  講 師:古 章子 氏  金沢学院大学 准教授
              (シドニーオリンピック トランポリン日本代表)
  演 題:スポーツ選手の「こころ」とケガ



 講師の古 章子さん

古さんは、3歳のころからトランポリンを始め、全日本選手権9連覇、そして、初めてオリンピック種目にトランポリンが採用されるようになったシドニーオリンピックで当時、ギリギリでメンバーに選ばれたにも関わらず、6位入賞を成し遂げるという輝かしい記録を持っている人物です。
現在は、金沢学院大学でスポーツ心理学を研究しながら、後身の選手育成に指導者として取り組んでいます。金沢市出身です。確か当院と家が近かったと思いましたが…。

そんな講演会の中で勉強したことを少し書いておきます。

●10年前に放送されたテレビ画像が冒頭に流された『苦節24年 トランポリン人生』という題名だった。先ほど書いたシドニーオリンピックでの最高の演技で6位入賞するまで物語だった。映像と古さんの話かから「普通の練習では普通の選手」ということが強く感じられた。



●「こころ」とケガは強い繋がりを持っている。
  ・シドニーオリンピックまでの一年間、死にもの狂いで、命をかけて高みを目指す。
  ・オリンピック後、全日本選手権10連覇がかかった大会では、39℃の高熱が出て競技にならず
   敗退。
  ・アテネオリンピックを目指すも、仙骨疲労骨折などアクシデントもあり一年間腰痛で練習できない。
    ↓
   アテネには出場できず。
 自身の体験などもあり、シドニーオリンピックで最高の演技ができ、燃え尽き症候群となり、練習でもモチベーションがあがってこないことに気づくが、なかなか克服できない。注意力や消極的な「こころ」が出て痛みやケガが発症してしまう。「こころ」の問題、心理状態とケガは強い結びつきがある。

●また、現在、女子高校選手権3連覇を果たしたフタキ選手(漢字が分からないのでカタカナで)が2連覇を果たした後、目標を見失い、ケガをよくしたことから、目標設定を変えてあげる、「自己ベストを更新していくこと」のように発想転換してあげたところ、ケガも回復、高校3連覇に繋がったことを話された。

●スポーツ傷害とは、「スポーツ選手にとって、競技活動の中で経験するケガは、体の問題であると同時に、心の問題である」と出典は忘れたがスポーツ専門書に書いてある。

●強いストレスとなる心と身体状態とは…
 ・周囲との人間関係  ・指導者からのプレッシャー
 ・うまく考えたようにいかない  ・ケガ
 ・ロストスキルシンドローム(ある日、突然技に入れなくなる)
   →古さんの大学での修士論文であり、研究課題であるようです。
 ・イップス(整形外科など病理学的には問題がないのに、痛みが取れない、力が上手く入らない)
 ・分裂症(体操などでは、昨日まで出来ていたバック転が突然できなくなる)
 ・食行動異常(女性に多い。女子フィギュアスケートの鈴木選手もそうだった)
 ・体調不良

●日本スポーツ心理学会の認定メンタルトレーナーは日本に120~130人程度しかいない。

●悪循環に陥った心理状態を解き放つには…
 ・傾聴する。しっかり悩みを聴いてあげる。
 ・いかに本気にさせることができるか。
 ・選手にあった動機づけを行う。
 ・ストレスマネジメント(身体的・環境的ケア)

●ジム・レイアーの心理状態の四段階
 ①あきらめ、言い訳  ②怒り、恐れ  ③緊張、あがり
 ④チャレンジ(理想的)
 要は、どんな選手でも段階があるということ。焦らずに着実に進むことが大切。

●固定観念にとらわれず、様々な角度から選手をみる必要がある。



講演の途中、
「皆さんはスポーツ選手を治療する際、どんなことを心がけたり、注意して話していますか?どんなことでもいいですから教えて頂けますか
という問いかけがあったので…(あまり挙手がなかったので)
盛り上げる意味も込めて、私は、

「その考えいいね~」「やれるじゃない」ってできる限り選手を褒めるように心がけています。と答えました。

●また、最後でも、あたくしは3つほど欲張って質問。
①シドニーオリンピックでの競技はどんな気持ちでやっていたのか。
②調子がどん底の時に、這い上がるきっかけとなった、感動した指導者の一言とは。
③選手それぞれ性格が違えば、言葉一つの捉え方も違う。心理学的に対処方法はあるのか。

≪古さんからの回答≫
①当時、上位を期待されていた男子トランポリンの中田選手(現在プロ)と一緒に行動していた。注目は中田選手だったので、終始、比較的落ちついて競技に臨めた。
また、選手村から夜空を見上げるとすごく星がキレイだった。心がクリアになり、と同時に周囲の人への感謝の気持ちを強く感じるようになっていた。
②「転んでも、ただでは起き上がるな」常に選手の時に頭にあり、常に言われ続けた言葉。この言葉に救われることが多かった。
③ある水泳の指導者が提唱している、感覚系と理論系の選手を見分ける方法の話があった。「大きい」という字を書いてみる方法であるが、古さんも選手に行い「なるほど」と思っているようだ。

たいへん勉強になりました。ありがとうございます

この話を聴講し、再び社会福祉会館の中央学術研修会にカムバックしたのでした~

二葉鍼灸療院 田中良和
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『生き方を学ぶ会』  金沢市立 鳴和中学校

2011年03月04日 | その他の活動
2月23日(水)、午後1時~3時、我が母校である金沢市立鳴和中学校で『生き方を学ぶ会』という行事があり、少し話をさせて頂きました。


 正面玄関

『生き方を学ぶ会』とは、簡単にいったら
 
  「世の中には、どんな仕事があるんだろう」
  「どうやって、その仕事に就いたんんだろう」
  「どんな仕事内容なんだろう」
  「何を目的に(思って)、仕事をやってるんだろう」

というのを、来年度、中学2年生になる生徒たちが、いろんな職業の人に話を聴く会なんですね。

先生曰く、「卒業するころに、たくさんのやりたい職業をおぼろげながらでもいいから見つけて欲しい」ということです。

私たちが中学校の頃は、こんな授業というか、取り組みがなかったな~遊ぶのに忙しかったかもしれませんね。 野球三昧だったかな
それにしても、いい取り組みだと思いますね。

この行事は、患者さまに「先生、中学校で話したことある」という話が治療中に出たことがきっかけで、いつの間にか話が進んでいたのでした~。

どんな職業の人が話されたかというと、

女子アナウンサー、ツアーコンダクター、看護師、一級建築士、テレビ放送技術者、警察官、自衛官、福祉施設職員、消防救助隊員、保健衛生所職員、薬剤師、銀行員、秘書、大学教員、保育士、そして鍼灸師です。

二人でペアーを組んで、一つの教室で話や質疑応答を行うわけです。だいたい一人20分くらいの話の後、それぞれに質問があり、その後、二人に質問があり、最後に私たちが言い残したことがあれば付け加えるという流れです。

私とペアを組んでお話されたのは、老人施設&病院で看護師をされている女性でした。

いや~母校で後輩たちに自分の仕事を語れるというのは有り難いことです。そして、本当に嬉しかったですね

内容は、おおまかに言うと、鍼灸師になるまでの道のり、きっかけ、仕事の簡単な内容、鍼灸も含めた東洋医学とはどんなものかなどです。私には野球が欠かせませんから、少年野球やその監督との出会いから話が始まったわけです。

野球がなかったら、おそらくこの道にも来てないな~と思いますね。

内容はさておき、話をしていると、一所懸命聴いている子もいれば、少し壁を作って聴いている子、聴いているようで上の空の子、いろいろだな~と思って話していました。冷静に話していたということでしょうね。

できるだけ退屈しないように、語りかけるように、ユーモアを交えながら話したつもりですが、どうだったでしょう。「変なオッサンやな」と思われたかな~

そして、この会も終りに差しかかり、司会の女子生徒(司会は2人。生徒たちがやっていました)から、

「最後に何か話しておきたいことはありませんか

と振られたので、それではということで一言…いや二言…話させて頂きました(看護師さんは、「もうありません」ということでしたので…余計に)。

将来いい仕事をしたい皆さんに「今」できること 三つ

まず①大きな夢を持つこと…世の中にあるもの、ほぼ全て、皆の思いから、夢から生まれたんだよということ。

②人の出会いを大切にね…親に出会う、クラスメートに出会う、先生に出会う、これ奇蹟的なこと。どんな出会いも意味があるから大切に。素敵な出会いを

③「今」を一所懸命にやろう…今、「なんでこんな勉強するんやろ」ということも実は社会に出たら、皆の可能性を引き出すきかっけなることあり。だから勉強も、部活も、遊びも一所懸命やろうね。

そんなことを最後に、熱く…暑苦しく…話しました。

我が母校、鳴和中学校の学生たちは、可愛いく、いい子ばかりでした。
皆が、素晴らしい仕事、天命、使命と思える仕事に就けることを祈りま~す 

二葉鍼灸療院 田中良和
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顧問の県議会議員さんの連合後援会

2011年02月24日 | その他の活動
2月16日(水)、石川県鍼灸マッサージ師会の顧問をして頂いている、下沢佳充(よしたか)県議会議員の連合後援会があり主席してきました

すこし早目に診療を切り上げました。ちょっとバタバタしていましたが、忘れ物がないか確認。とくに広報局長であるので必需品であるデジカメを確認。オーケー

金沢エクセル東急ホテルに向かったのでした。

…現地に到着して、会の皆さんとも顔を合わせたのですが…何か嫌な予感

デジカメ…電池が入ってな~~~~~い
充電したままだったのでした。

ということで今回は写真なしでの報告です。

4月に統一地方選挙の石川県議会議員選挙が行われます。その応援と支援のお願いも込めて今回、連合後援会が行われました。多くの人が集まっていましたね。

森 嘉朗 代議士もご挨拶に、下沢さんの応援に駆けつけていました。下沢さんは森さんの秘書をやっていたんです。弟子みたいなものですね。んん~やっぱり話が上手だなと思いました。
森さんの話の内容では、「農業を活発にしないといけない」というのがあり、これは本当に防衛という面でも日本の(石川県の)重要課題だと思い、そこだけ腑に落ちました。

また、石川県を代表する会社の一つであるS工業の会長さんのお話もありました。リップサービスではないと思いますが、日米関係に触れられていました。日本のためと話しつつ…批判はやめよ~っと

また、県議会議員選挙の2週間後に市議会議員選挙もあるのですが、今回は、自民党から星稜野球部の後輩と、違う星稜野球部後輩の父親が出馬するんです。それも私の治療院に近い地区からです。

賑やかになりそうだ

今回この会に出席したのは、重鎮の先生2人と中堅の先生2人、そして若手4人…と言っても年齢的には初老が3人ではありますが あっ、姫がお一人参加されてました。

連合後援会の後は二次会へ

そこで今後の会のことなど、いろいろ議論していたのですが…何やら西方の空気の流れが不穏なものに変わってきました この空気はなんだ~

高安事変が勃発

そこへミヤガー国も参戦。平和を保っていた東方の国々もその空気を察知し、早期終結を図るべく話し合い、ターナー国の首相が「もう、そろそろお開きでどうですか」と、トッキ連邦の大統領に打診。永世中立国であるアウア公国の参戦直前に、最大の権威を持つヤシハ国の「お疲れ様でした」の停戦協定の言葉で解散。

危うく戦火が拡大する手前で一時的な和平がなされた。

ってなことで、ちょっと『ナルニア国物語』のような空想タッチで当時の模様を描いてみました。分かる人にはわかるということで…

その後、Y先生、M先生、A先生と私の若手(酔耀会メンバー)にて、飲み直し。
今回の高安事変の話は少しだけ、あとは、明るい未来を語り合いました。というかバカ話をしてました まあ、悪友ですな4人とも。ど~も、これから長いお付き合いになりそうです。皆さん、お覚悟を

二葉鍼灸療院 田中良和

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顧問の議員を支援する会

2011年02月12日 | その他の活動
加賀・三策塾(学術研修会)終了後、皆さんで食事をとり、午後2時から歌劇座 3階で行われる、石川県鍼灸マッサージ師会あるいは金沢市鍼灸マッサージ師会の顧問に就いて頂いている県・市議会議員の皆さま方を支援する会に参加しました。

今年の4月に県議会・市町村議会の統一地方選挙が開催されます。その選挙を支援する会です。

当師会は、政権が交代しても一貫して自民党を推薦しています。というより、当師会への今までの様々な行政との対応、迅速な仕事ぶりなどから、自民党というよりは、顧問の議員さん個人への支援ということになるんではと思うのです。

結局は自民党支援ということになるんでしょうがね。
でも、組織がいろんなことを国や地方自治体に要求する場合は、この議員さん方の力がないとなかなか難しいわけです。そのための活動であるし、それが議員さんの仕事なんです。

議員さんを利用しないやり方というと、エジプトのデモではありませんが、世論を高めて市民の強い意見として国に要求するしかないのですが…それは難しいことです

皆さまの熱く、強い呼びかけによりまして60名を超える、会員、ご家族の皆さまが出席してくださり、たいへん熱く盛り上がった会となりました。これは議員の皆さんも何かを感じてくれたのではないかと思いますね




 会員のお子さまも駆けつけて頂きました
 退屈だったでしょ ありがと~ね


 林 会長のご挨拶


 本日のご出席の顧問の皆さまは、下沢県議と下沢市議のお二人


 下沢広伸 金沢市議会議員のご挨拶


 下沢佳充(よしたか)石川県議会議員のご挨拶




 司会の合間に何を思う 宮川先生


 花束~


 最後は、わたくし石川県鍼灸マッサージ師会 ガンバロー&バンザイ三唱部長が

本日の公的予定はこれにて終了、終了

二葉鍼灸療院 田中良和
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石川県知事 新年互礼会

2011年01月13日 | その他の活動
1月2日、谷本正憲 石川県知事の連合後援会新年互礼会へ行ってきました。

石川県鍼灸マッサージ師会の役員として、他の4名の先生とともに参加しました。
場所は金沢ニューグランドホテル 4階。時間は午前10時30分からでした。

国会議員や県議会議員の話がありましたが、一様に型にはまったお話かな~と思いましたね。社会が元気なってきているようで先行き不安な社会の一端が見られたような気がしました。その中でも、エネルギーに満ちていたのは、昨年の11月に金沢市長選挙で多選の山出前市長を破って当選した山野市長ですかね。話は短く内容は挨拶程度でしたが、何か体から溢れ出るものを感じました。今年からの金沢市政に期待ですね


 谷本石川県知事

例年より互礼会に集まった人は少なかったように感じます。やはり景気の影響があるのでしょう。これから経済ではまだまだ我慢の時代が続くようなので、苦しい時の政治や行政の手腕こそ問われるのだと思いますね。諸外国では国家が中心となって世界経済に打って出ているのですからね

その後は、年末、隠岐の島への旅行から帰って来たM先生と、お気に入りのお店で軽~~く一杯

そして、1月2日のスケジュールその2である、星稜高校野球部OB会へ向かったのでした。

二葉鍼灸療院 田中良和
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石川県スポーツトレーナー連絡協議会 親睦会(忘年会)

2010年12月27日 | その他の活動
12月22日(水)、石川県スポーツトレーナー連絡協議会の忘年会が、金沢駅前の『海ん中』という居酒屋で開催されましたので参加しました。

石川県スポーツトレーナー連絡協議会

そーです。まだ実在しない会なのですというのは、来年の3月27日に発会式を行い、実質、活動が始まるのは平成23年4月からなのです。



この会は、スポーツドクターである北山クリニック院長である北山先生が、現場へスポーツドクターとして帯同する時に、身体をメンテナンスできるトレーナーが実は必要視されていることや、そんな声を聞き、石川県のスポーツ選手やスポーツ愛好家のために、是非とも、いろんな面からサポートできる組織を作りたいということで実現に向かって動きだしたわけです。

ジュニアから高齢者までのスポーツ選手あるいはスポーツ愛好家をサポートするため、共通認識と共通の高い資質を持って医療に携わる団体が協力して活動していくことを目的としています。スポーツ傷害を少なくし、各競技会や大会において活躍できるように、石川のスポーツを盛り上げていこうという思いも込められています。



そして誰でも参加できるわけではなく、一定の講習を受け認定を取り(この協議会が認定作業を行う)、そして更新していくことが最低条件となります。また、参加資格は、国家資格の免許を取得している医療者に限ります。ここが一つ大切なところなんですね。
運転が上手で乗り心地が良ければ運転免許を取らなくても人を乗せて、あるいは公道を運転してもいいのか、ということです。社会にはルールがあります。変えるなら変えていけばいいのですが、ルールに従って営まれているのが社会なのです。医療も一緒です。ということで、この協議会への参加団体・組織は以下のようになりま~す。

 ◎石川県スポーツ医・科学委員会(医師)
 ◎石川県スポーツドクター協議会(医師)
 ◎(社)石川県鍼灸マッサージ師会(鍼灸師 あん摩・マッサージ・指圧師)
 ◎(社)石川県針灸師会(鍼灸師)
 ◎(社)石川県柔道整復師会(柔道整復師)
 ◎(社)石川県理学療法士会(理学療法士)
 ◎(財)日本体育協会公認アスレティックトレーナー

 ◎石川県体育協会(事務・サポート)

このような団体がそれぞれの職域を最大限利用してスポーツ選手・愛好家のメディカルサポートを行おうということです。各競技団体や行政からの国体帯同などなど、活動の中身としては未定な部分が多いですが、そのような波が大きく動き出したことは確かです。これだけの団体が協力してのスポーツトレーナー組織は少ないのではないかと思いますね



そんなことで、今年の1月からそれぞれの団体の担当者が出て、毎月1回、診療終了後に、この会の発足に向け難し~い会議を重ねてきたわけです。

そして、年末くらいは少しくだけて親睦をはかろう忘年会を開こうという話になったわけです。








 写真向かって右の赤い顔をされているのがスポーツドクターの北山先生で~す
 その隣の二人は、石川県体育協会の職員です。
 実はこの二人、私の母校、星稜高校の後輩なのでした~
 縁というのは不思議ですね。星稜最高

忙しい来年へ向け、親睦が深まり、有意義な時間でした。
二次会へ行ったかどうか ご想像にお任せいたすで候

二葉鍼灸療院 田中良和
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廣中邦充 和尚 「こころ」と「からだ」のための講演会 ②

2010年12月21日 | その他の活動
12月12日(日)に開催した、(社)石川県鍼灸マッサージ師会 青年女性部主催の「こころ」と「からだ」のための講演会の内容について書いておきたいと思います。

 名 称:「こころ」と「からだ」のための講演会
 日 時:平成22年12月12日(日) 午後1時30分~3時
 演 題:「for you」
      ~あなたのため 家族のため 病める人たちのため~
 講 師:廣中邦充 和尚(通称 やんちゃ和尚)
       浄土宗 西居院 第21代住職
 場 所:石川県地場産業振興センター
         コンベンションホール
      石川県金沢市鞍月2-1  076-268-2010
 会 費:1000円(高校生以下 無料)

 主 催:(社)石川県鍼灸マッサージ師会 青年女性部
 協 力:(社)石川県柔道整復師会
      (社)石川県針灸師会


 石川県鍼灸マッサージ師会 林会長の開会のご挨拶



 司会は私で~す

廣中住職の元気いっぱいの声から始まり、最後はさらに気迫あふれ、情熱あふれ、さらに元気に講演が終了した、そんな感じの講演会でした。




◎現在、お寺で生活を伴にしている子どもたちは14名。これまで生活を伴にし、お寺から巣立っていった子どもたちは767名。「お寺で生活したい!」と待ち望んでいる子どもたちは2339名も存在します。

◎その中には、子どもだけではなく、30歳代の学校の先生や自分の子どもを虐待し逮捕され、どう解決していったらいいか分からない母親も伴に現在生活をしているとのことで驚きました。悩み、苦しんでいるのは、子どもたちだけではないのだと思いました。



◎学校の先生がお寺に助けを求めて来た時は、その学校の校長先生ともう一人学級崩壊で、精神的に追い込まれ教室に出ることができなくなった先生と3人で訪れました。廣中住職が感動したのは、その校長先生の態度だったそうです。校長先生は廣中住職の前で土下座をして「どうか、この二人が立ち直って教室に戻れるように力を貸して頂けませんでしょうか」「どうかお願いします」と懇願なされたそうです。その姿を見て住職は目頭が熱くなり、これこそ本当の教師の姿であり、校長の姿であると感じたというお話でした。ここまでできる学校の校長先生は日本に何人いると思いますか?という問いでした。子どもたちと相対する先生方を親身に思う気持ち、本気で思う気持ちがあるからこそ、恥も外聞もなくできる行為です。私も話を聞いていて目頭が熱くなりました。
その後、一人の先生は1週間で通常に勤務することができ、もう一人は今でもお寺から学校へ通勤しているそうです。

◎ありがとうの日をつくろう! ありがとうを作文や文章で表現しよう! ありがとうって言い合おう!

◎自分の近くの人を大切にしなさい、隣人を大切にする心を持ちなさい。



◎皆さんの後ろ盾は何かということを考えなさい。教師なら生徒なんです。鍼灸マッサージ師なら患者さんなんです。そこをまず考えること、中心に考えることです。

◎良き出会いとは、もう一回会いたいな(again)です。もう一度会いたいという出会いをたくさん作っていきましょう。

◎人間関係の基本は感謝です。「私の娘でいてくれて、ありがとう!」「私の母親であってくれて、ありがとう!」なのです。

◎原点(初心)に戻りなさい!

◎苦しい時、辛い時、何か事に直面した時、大人も子どもも逃げるなよ。逃げていては道は開かないよ。


 近況報告してくる卒業生のメールを少しだけ紹介

◎①人様の幸せを願う ②人様の役に立つ ③喜びの心を持つ これがボランティアの基本であり原点ですよ。自分の今の立場を「自分のお役目なんだ」と思って、三つの態度でやりなさい。

◎三歩の距離が大切ですよ。三歩の距離とは、①寄り添う心で接しなさい ②伴に歩むこと(with) ③後ろ盾(出会いを大切にする)が大切なんだよ。

◎人との出会いは、出会った瞬間が勝負。初対面の時こそ大切なんですよ。

◎荒れる子どもたちは、好きで荒れているんではないのですよ。ちゃんと両親に、教師に、サインを出しているんですよ。子どもたちを良くも悪くもつくっていくのは大人なんです。その子どもたちを、しっかり見なさい。そして、臭いをかぎとりなさいよ。

◎そして、子どもを抱きしめてあげなさい。

◎鍼灸師にしても、教師にしても、人を指導していく立場の人で最も大切なのは家族です。夫婦関係であり、親子関係。夫婦や親子が仲良く円満であることが大事なんですね。

来年の1月から、廣中住職の著書である『ありがとう ~子どもは悪くない!~』(日本標準)がハングル文字に訳され、韓国の新聞でコラムとして連載されるそうです。韓国領事館で契約のサインをされたそうです。韓国では受験戦争真っ盛りであり、子どもの心も非常に荒んできており問題になっているそうです。韓国領事館の人いわく「韓国は儒教の国であり、この本との出会い、そして、活動が広がっていけば、日本より早く問題は解決されるだろうと思います」ということでした。子どもは未来の光であり、可能性です。どこの国にも共通することです。

また、来年の2月20日前後にTBS系列の番組で『芸能界の駆け込み寺』(仮題だと思いましたが)という2時間番組に出演され、島田伸介さんと教育論について大バトルを行う予定だとか。2月11日に収録が決まっているそうです。

そして、来年3月には、「経営者は心が豊かであることが重要」ということで、元京セラ会長の稲盛和夫さんが、毎年、京都において全国の企業のトップを集めて講演会を開いているそうです。そこに稲盛さんと廣中住職が企業のトップ160名の前で対談されることも決まっているそうです。


 最後は住職、椅子に立って、皆で「ガンバロー」と雄叫び

本当に素晴らしい内容の講演会でした。




 入口に受付にて書籍販売
 来年1月から就職が決まり、お寺を卒業して行った女性がお手伝いに同行。
 今日、沖縄から金沢に来たとか。沖縄からも住職に助けを求めて来てるんですね。

パート①にも書きましたが、講演会にご来場頂いた人数は103名。350名ほどの椅子を確保していたのですが、多くの石川県の皆さまに聴いて頂きたかったな~と反省しました。また、講師の廣中住職にも、人数が少なく失礼をしたな~とさらに反省です(住職は何人でも心ある人に聴いて頂くことが大切と話しておられましたが…)。
石川県鍼灸マッサージ師会の青年女性部長である私の、講演会の規模の設定や、計画性の浅はかさ、段取りの悪さなどなどが表出しました。多くの反省点や今後に向けての課題がたくさん溢れてしまった行事でした。

しかし、素晴らしい講演会だったことはたしかなことです。

廣中住職、聴講にご来場して頂いた皆様、誠にありがとうございました

二葉鍼灸療院 田中良和
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廣中邦充 和尚 「こころ」と「からだ」のための講演会 ①

2010年12月18日 | その他の活動
12月12日(日)、(社)石川県鍼灸マッサージ師会 青年女性部が主催して、「こころ」と「からだ」のための講演会が開催されました。



 名 称:「こころ」と「からだ」のための講演会
 日 時:平成22年12月12日(日) 午後1時30分~3時
 演 題:「for you」
      ~あなたのため 家族のため 病める人たちのため~
 講 師:廣中邦充 和尚(通称 やんちゃ和尚)
       浄土宗 西居院 第21代住職
 場 所:石川県地場産業振興センター
         コンベンションホール
      石川県金沢市鞍月2-1  076-268-2010
 会 費:1000円(高校生以下 無料)

 主 催:(社)石川県鍼灸マッサージ師会 青年女性部
 協 力:(社)石川県柔道整復師会
      (社)石川県針灸師会


私は青年女性部長であり、この講演会を「やろう」と最初に言った、いわゆる言い出しっぺでしたので、できる限り多くの人に聴講して頂きたく、できる限りのたくさんの場所に情報を広めて頂きたくお願いしました。言い出しっぺが動かないとね~。

コンベンションホール自体は240席ほどですが、もしかして多く皆様がご来場して頂けるかもしれないと思い、さらに椅子を110席ほど出し、350席準備しました。しか~し来場者は100名を少し超えたくらいでした。もう少し上手く情報を伝えることができれば、この感動するお話をたくさんの人に聴いて頂けたかな~と反省です。

当院の患者さまも10名ほど来場して頂きました。ありがとうございます

それにしても、人を集めるというのは難しいことですね。それを感じ反省できただけでも、この講演会を行った価値があるというものです。



また、いつも鍼灸診療や治療院経営に心が通っていないと、これからは厳しい時代になってくるような話を青年部の若い先生方といつもしているわけです。今回もそんな話が発端となり講演会の開催となったわけですが、ほぼ私の「やりたい」という我儘を青年部の先生方にお手伝いして頂いたというのが実情で、本当に有り難いと思いました。
そして、仲間って素晴らしいな~と実感しましたね。これもやって良かったなという二つ目の理由になりました。



 受付 お疲れちゃ~ん

また、今回は、他団体である、石川県柔道整復師会や石川県針灸師会の皆さまにもご協力頂けたというのが大きなことですかね。医療や福祉を考えるのに、地域の皆さまの心や体の健康を団体の枠を超えて創り上げていくことこそ、これから必要となってくるのだと思います。
これは商売ではなく、精神と言いますか、思いやりの心と言いますか、目に見えない職人魂なるものが一つになっていくことが、地域の方々のためになるのです。三団体ともに国家資格を有し、常に向上心を持って地域医療に努めている団体ですから
これも講演会を開催して良かったと思う理由の三つ目ですね。



 熱弁の廣中住職

四つ目は、廣中住職は北は北海道から南は沖縄まで、多くの若者とお寺で生活しているわけです。そこには北陸の子や金沢の子たちもいるわけです。今回、この講演会があるということで、金沢から西居院でお世話になり、卒業して現在、金沢に住んでいる女の子が来場されていました。講演会の中で彼女が紹介され、彼女は再会に涙を流していました。そして、廣中住職と話している顔は本当に幸せそうでした。
これは本当に心から講演会を開いて良かったと思いました。

と、少し長い前置きをして、パート2では講演会の内容を少し書いていきたいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
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ワクワクセミナー 参加

2010年03月19日 | その他の活動
3月12日(金)、ワクワクセミナーという楽しそうな、何か発見があるようなセミナーに、鍼灸師の先輩にお誘い頂き参加してきました。

会場が金沢駅にあるので、駅を歩いていたところ、この時間にしては人が多いな~と思っていましたら、ニュースにも出ていた、急行「能登」と「北陸」のラストランの日であり、いわゆる鉄道オタクの人たちの熱気が残っていたのでした。

1回だけ「能登」を利用させて頂いたことはありました。長い間、多くの人を運んでもらってお疲れ様でした、ですね。

◎ワクワクセミナー
 日 時:平成22年3月12日(金) 午後8時~10時
 場 所:ヴィアイン金沢 3階 会議室
 演 題:これからの治療家として必要なこと
 演 者:新谷哲祟(シンタニ ノリタカ)
      (株)ラブ・シンヤ 専務取締役(婦人服小売業)


遠い親戚のお通夜があり40分ほど遅刻して参加しました。

なぜ、服屋が「治療家に必要なこと」という、はじめは少し疑問符も入る気持ちでしたが、「ワクワク」という言葉に誘われて参加したのでした。

この新谷さんは、小松市の商店街で婦人服店を経営されており、その傍ら、北京オリンピック女子ソフトボールチームのメンタルトレーナー、あるいは桑田真澄さん(プロ野球 元 巨人)の大怪我からの復帰の際にメンタルトレーニングを行った、西田文郎氏にスパーブレイントレーニングを学び、実践中という面白い経歴をもつ方です。


 講師の新谷さん



その新谷さんが、そのメンタルトレーンングを経営というものに活かし、多くの人との出逢いの中で、地域を、日本を元気にして行こうというのが、このワクワクセミナーのようです。

ワクワクするようなお店、医師や治療家の取り組みを話された後、昨年11月に開催された「第1回治療家甲子園」というDVDを観ました。治療家甲子園というのは、治療家は自分で限界を決めてはいないか、もっと夢と理想を持って、素晴らしい仕事なんだということをアピールしていきたいということで、それぞれの治療院としての取り組みを書類審査やプレゼンなどで競い合うというものです。

このDVDを観て(一部分しか観てはいないが)、治療院経営という点では学ぶべき所もあるなと感じました。お金は後から付いてくるとしても、お金がないと生活ができないのも事実です。稼ぐという言葉は嫌いですが、そうしなければ生きていけない現状がありますね。

しかし、このDVDで一貫して流れていたのは、「人と人の繋がりの大切さ」「思いやり」「感謝」「チームワーク」「前向きな積極的姿勢」「すべては学び」など形のない所が溢れていました。これは非常に大切なことだと思いました。また、患者さまとの繋がりを持つための様々な取り組みなども取り入れていけるかも…と思うこともありましたね。

肯定ばかりでなく、ここでは接骨院を主に行っている経営方法が中心でしたが、では、流行っていると言われる治療院において、どれだけの先生が積極的に、学会に参加し学術的研鑽を積んでいるのか、あるいは、業界の活動に出て、自分の治療院あるいはグループ以外の益のために活動しているのかということです。

私はいくら流行っていても、その中心となるべき治療家が、学会に参加したり、発表したりしないのであれば、まったく魅力を感じません。それがないとなると、あくまでも経営手法というだけの話であり、国家資格を有する者の義務というものが全く感じられないということです。目先だけ見て、一時的な豊かさのために「今」を思考し、実践していたのでは、現在の人類や、地球が直面しているような、そんな”ツケ”というものが必ずやってくると思うのです。

バランスが大切ですね。経営も学術も、地域貢献活動もみな大切なのですからね

さてさて、このセミナーで私が学んだことについて書きますと…

○自分のワクワクには限りがある。他人をワクワクさせる、他人を喜ばせることこそ、自分の中に無限のワクワク感を生じさせる。

○人間の脳は、現実か仮想(バーチャル)な世界か分からなくなることが多くある。いわゆる人間は「錯覚する」動物である。が故に、思考において積極的思考、ワクワク思考をすることによって、脳を錯覚させ、それが現実に転化される。

○楽しいから笑顔になるのではなく、笑顔でいるから楽しくなる。これはよく言われていることであるが、ようは形から入れば、現実が伴ってくるということ。

○「ありがとう」と言っていれば、有り難くなくてもだんだん有り難くなってくる。不思議であるがそれが現実。

○他人が喜ぶにはどうしたらいいか、他人が笑顔になるにはどうしたらいいか、そう考えると自分もワクワクしてくる。それが実現した時の相手の「笑顔」を創造するだけでやる気が出てくる。

○お客さま、患者さまが「用事がなくても行きたくなる」「あそこへ行きたくてしょうがない」そんな治療院、そんな場所にしていき、なくてはならない存在になっていくにはどうしたらいいのか思考する。

○自分はなぜワクワクする必要があるのか、その大きな目的の一つは、子どもたちに大人を姿を見せることにある。「大人って楽しいんだよ」「大人って格好いいんだよ」という、そんな明るい未来の姿を見せていきたい。

○いろんな業種の人たちでつくられるいる「アホ会」というものがあり、一年に一回開催される。これは一年に一度、みんなでアホになろうという会であり、新谷さんも所属している。大きな夢を語り合う場で、その人の夢を絶対に否定しないというのが条件。ちなみに新谷さんの夢は、「火星に商店街をつくりカッセイカさせること」なんだそうな。

○一番自分の力を引き出してくれるパワーは「他喜力」=他人を喜ばせようとする力である。

○理想を実現するために大切なことは、夢があり、夢を語ることができ、夢を語り合える仲間がいるということ。

○脳は錯覚を起こす動物であることは述べた。だから、どんどん脳にいい錯覚を起こすような思考や夢を持って、人生を過ごすことが成功に繋がる。

○失敗を振り返ると、人生には学びとチャンスしかないと気づく。失敗はそこであきらめるから失敗なのであって、全てを学びとすれば、失敗と言われるものは成功のための一つの過程である。

○不況も錯覚

そんなことを学んできたのでした。いいことは実行しないとね。できることからやってみたいと思います。というか、新谷さんの話は以外に私の思考とシンクロすることが多く、心の在り方として実行していることも多いのでした~

その後、酔耀会メンバー2人と、その彼女(鍼灸師仲間)とで、深夜までミーティング…という飲み会を行い、充実した夜を過ごしたのでした

んん~やはり人生、すべて学びですね。そして、いい仲間がいることに感謝ですね 

二葉鍼灸療院 田中良和
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「プラセンタについて」 ミニ講演会 参加

2010年02月13日 | その他の活動
2月11日(木祝 建国記念日)、美容やアンチエイジング分野では話題になっている「プラセンタ」についてのミニ講演会がありましたので参加しました。

昨年から顔を出させて頂いている川本会の主催で行われました。

◎ミニ講演会
 日 時:平成22年2月11日(木祝) 午後11時~午後12時
 場 所:小立庵(ショウリュウアン)〈蕎麦屋〉 金沢市小立野町
 演 題:「プラセンタ」について
 演 者:うきた産婦人科医院 院長 浮田俊彦 先生



 うきた産婦人科医院 浮田俊彦 先生


 司会の川本先生(浮田先生とは長年のご交友があるということです)

プラセンタというのは「胎盤」のことです。ラテン語で「平たいケーキ」を意味する言葉のようで、出産時に取り出される胎盤はまさにこの言葉が当てはまる形状をしています。そのプラセンタを様々な病気の治療に役立てようとする動きが近年盛んになってきています。昨今の代替医療の広がりが着実に現実化している表れです。
胎盤は、お腹に赤ちゃんが育っている時に胎児と母体をつなぐ重要な部分です。胎児はへその緒で胎盤と繋がっています。

胎盤の働きとしては、まだ人の機能として未熟な胎児の代わりに、発育のために必要な酸素の補給(呼吸)やタンパク質合成など栄養分の補給、有害物質の解毒、ホルモンの分泌、老廃物の排泄など、重要な働きを担っています。

肉食・草食に限らず、すべての動物は出産後、この胎盤を食べてしまいます。どうして食べるのか分かっていませんが、産後の体力回復、母乳分泌の促進などいろんな説があります。

このプラセンタは、中国では秦の始皇帝が不老不死の妙薬の一つとして、唐の時代には「紫河車 シカシャ」という名前で、楊貴妃も使用していたと言われています。日本でも、この「紫河車」は加賀の三大秘薬の一つと言われた混元丹に含まれていました。
エジプトの女王、クレオパトラや、フランスのマリーアントワネットは、若返り・美容の目的で利用されていたと言われています。

胎盤に含まれる成分としては、肝細胞増殖因子、神経細胞増殖因子、線維芽細胞成長因子、インシュリン様成長因子、インターロイキンⅠ~Ⅳなど多くの生理活性物質が含まれています。その他にも多くの成分が検出されており、それらが複合的に働き、自律神経・内分泌調整作用、免疫賦活作用、基礎代謝向上作用、活性酸素辞去作用、抗炎症作用など、他にも多くの作用を及ぼし、婦人科や内科、皮膚科をはじめ各科さまざま症状の緩和に効果を及ぼしているようです。

今回の講演会では、ES細胞やiPS細胞、臍帯血の基礎的なお話、浮田先生がこのプラセンタ療法を取り入れるにあたり、長年、考慮してきた生物学的製剤としての問題点の話や、安全性の問題、これをクリアでき、さらに研究が進んできて、おおくの症状改善がみられ、この療法(注射)を取り入れるにいたったお話がありました。

この療法はこれから伸びていく分野であり、これからどんどん話題にものぼってくると思うので、知識として知っておいて損はないというお話でした。司会の川本先生も幅広く知識を得ておくことがこれからは必要であると話されていました。

この話を聞きながら、これは液性に身体に作用を及ぼします。脳から皮膚、筋肉や内臓にいたるまで、あらゆる細胞が活性化されていくように思えます。身体の全ての細胞にある何かが活性化されるのです。これはまさしく、ミトコンドリアの細胞内呼吸の作用が活性化しているのだと思います。浮田先生のところの薬剤師の松田先生も参加されていたので、その質問を個別にしたところ、私の質問の仕方が悪かったのか、反応はいまいちでした。

代謝を行うにも、細胞分裂を行うにも、リボゾームでタンパク質をつくるときも、すべてエネルギーが必要です。ガン細胞はテロメアが異常をきたし、無限に細胞が増殖していくために大きくなっていくわけですが、ミトコンドリアの遺伝子が障害され、核がアポトーシスを行わなくなることが重要な変化の一つです。テロメア異常が先か、どっちが先か分かりませんが、ミトコンドリアの機能がなくなるから、エネルギープラントの機能が消失し、細胞質で糖質だけを利用するようになるのです。ミトコンドリアはエネルギーの他にも、カルシウム代謝やサイトカインをつくったり、ホルモンもここでつくられます。そして代謝異常が起き、身体の変調をきたします。

まあ、長いこと講釈をたれてしまいましたが、プラセンタはこれから、いろんな分野で利用されてくるでしょう。日本産婦人科学会ではメルスモンともう一つどこか忘れましたが、2社しか現在、この療法に関しては認定していないようです。機能性健康食品やサプリメントで、この「プラセンタ」や「プラセンタ効果」なんて書いてあったら注意する必要があるとも言われていました。まだ研究が未熟な分野だけに、何が入っているか分からないものも出てきます。使用する側が気をつけないといけませんね

時間がありましたので、もう一つのお話がありました。子宮頸ガン・ワクチンという話題が最近メディアでもチラホラ出てきています。この子宮頸ガン・ワクチンを公費負担にして、現在増加してきている20~30代の子宮頸ガン(35歳ピーク)の発症を減らしていこうという試みが、現在、産婦人科や地方自治体の間でも進んできており、新潟県魚沼市や名古屋市では公費負担になっているようです。金沢市もその方向で進めているということでした。

ワクチン接種は11歳~14歳の時期に行うのが効果的で、12歳の女の子に接種した場合、、しなかった場合と比べるとガンの発生率を73%減らすことができるということです。

この子宮頸ガン・ワクチン接種に関する私の考えとしては、今の社会の現状を踏まえると、このワクチン接種は子宮頸ガンを減少させるためには一つの方法であるかもしれません……しか~しあまりにも短絡的な思考であると思うのです。理由は…

・子宮頸ガンはヒトパピローマウイルスによる感染を受ければ受けるほど発症率が高くなると言われています。性交渉による感染ということです。では、ヒトパピローマウイルスに感染してガンを発症する人と、しない人の違いはなんなのでしょうか

・ガンは身体の免疫系など生体防御機能が低下して発症します(もっと複雑ですが)。では、食事、運動、睡眠など生活習慣の改善、とくに食事の改善、指導がまず必要であると思うのですが

・各学校や医師、親などどれだけ性教育がされているか分かりませんが、感染が性交渉によるものなら、まず性教育を充実していくほうが先であると思うのですが

・ワクチンであっても薬です。ガンがなぜできるのかという根本的な身体状況、生活環境というものを考え、自然の力で予防していくことが大切だと思います。子宮頸ガンが増殖するのは本当にウイルス感染だけが理由なんでしょうか

私としては、現在の文明社会としての状況を踏まえると、90%反対、10%賛成といったところでしょうか。まだ成長期の、育ち盛りの身体にワクチンを接種するというところに、すごく引っかかりを感じるのです。他に対策はないのでしょうか。やはりガンは感染だけが原因ではないというところが重要なんだと思います。

その年代の娘が子どもとしていたら…おそらく答えは変わりないでしょうね


ミニ講演後は、お蕎麦を食べてエネルギー補給

多くの刺激を受け、勉強になり、充実した時間でした~ 

二葉鍼灸療院 田中良和
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中和医療専門学校 新年交歓会 ③ 廣中邦充 和尚 講演会

2010年01月29日 | その他の活動
西居院 廣中邦充 和尚の講演会の続きです。

◎手を触れるだけホッとする、顔を見ただけで痛みが治ってしまう、会うだけで心が和む、そんな人(鍼灸マッサージ師)になって頂きたいし、それができる職業です。

◎子どもたちに常日頃から言うことは「逃げるな」ということ。ここで逃げても、また、必ず同じ試練がやってくる。だから逃げてはいけない。

◎子どもたちが荒れるのは、子どもが悪いんではない。その子どものメッセージを大人が気づいてあげることができないだけ。

◎名古屋鉄道の創業者の社長さんは、事あるごとに欠かさなかった一つの仕事がありました。それは社員の奥様に感謝の手紙を送ること。名鉄で働いてくれている社員が元気で会社を支えてくれているのも、家庭での奥様の支えあればこそ。家庭(奥様)が大事という思いで手紙を書いておられたそうです。さすが創業者や信頼される会社をつくる社長さんは違う。

◎信じる心が大事(Beleve)。これが行=行動につながる。

◎人間として生まれて来るくらい希なことはない。父母を縁として、梵天より糸を垂らして、海の底に沈んでいる針の穴のなかに、その糸を通すくらい人間として生まれて来るということは奇跡なんです。

◎「三歩の距離」というのがある。これは人間関係の基本である。べったりくっつくわけではなく、かといって離れることもない。これが”寄り添う心””いっしょに”ということであり、『With Love』ということです。三歩の距離でしっかり観ていてあげ、子どもたちに後ろ盾となってあげられる大人になって欲しい。そして、それぞれの人生において出逢いを大切にして欲しい。


◎上記のような話は机上の空論です。しかし、行政でも、家庭でも、周囲の人の一挙手一投足をよくみつめて、実地の中でまず実践することが大切です。絵に描いた餅では、いくらいい話でも何の役にも立たない。



以上が、私が聴いてきた、熱血廣中和尚の話をまとめたものです。初めから終わりまで、内容、人間性、講演の方法など学ぶべきところがたくさんあり、何事にも一所懸命、情熱と心を込めて行うということの見本がここにもありました。

廣中さんの声を通していたマイクとスピーカーもちとかわいそうかな~と思いました。マイクがいらないんじゃないかという声量と、壊れるんじゃないというくらい気迫あふれる声質でした。んん~これも見習うべきところであるが、これは和尚さんの実践や、人間力の内から滲み出てくる声(気迫)なんだろうなと感じました。

本日の廣中和尚さんのお話を聴講し、電車に乗って名古屋へ来た甲斐があったと思いました。2・3回、金沢-名古屋を往復しても無駄ではないくらいの価値があったお話でした

廣中邦充 和尚 ありがとうございます そして、お体に気をつけて、これからも子どもたちを明るい未来へ導いてあげてください

私も微力ながら、地域の人たちが明るく、健康に、豊かに人生を送れるように、この仕事を通じて励んでいきたいと心から思ったのでした 

二葉鍼灸療院 田中良和
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中和医療専門学校 新年交歓会 ② 廣中邦充 和尚 講演会

2010年01月29日 | その他の活動
1月24日(日)、中和医療専門学校の新年交歓会において行われた講演会を聴き、感動しました ので、そのことを記しておきたいと思います。

場 所:名鉄グランドホテル 11階
時 間:午後1時30分~2時30分
演 題:『With Love』
演 者:西居院 住職 廣中邦充 様


知っている人も多いと思いますが、廣中和尚のことを少しご紹介します。
愛知県岡崎市生まれの59歳。大学卒業後、会社勤務、塾や会社を経営された後、父上の跡を継ぎ住職に就かれました。和尚も若いころは、いろんな意味でなかなか活発であったようでその経験は現在に活かされているようです。
和尚のお寺は『平成の駆け込み寺』と言われ、北は北海道から南は沖縄まで、家出、不登校、引きこもり、いじめ、自傷行為、家庭内DV、非行など、親には手に負えない、様々な問題を抱える思春期の子どもたちを無償で預かり、子どもの自立と社会復帰を支援されています。熱血和尚さんです

和尚さんの教育論は実践的教育論として様々な場所で評価されており、テレビなどメディアにも多く登場し、以前放送されたTBSの『”子どもが危ない”こんな日本に誰がした!?全国民に”喝”』に出演された時は、大反響がありました。私もこの番組をちょうど観ていた一人です。本当に感動した覚えがあったのです。

今まで、和尚さんと生活を共にし、このお寺から巣立っていった子どもたちは698名。現在も15名の子どもたちが生活し、なんと、お寺で生活したいと待っている子どもたちは2013名もいるとのことです。この数字をどう考えるでしょうか?未来を築く子どもたちの現状の一端です。
お寺での生活は、ほとんど子どもたちの自主性にまかせられていて、何をしても自由なのだそうです。でも、そこには「自分の行動は、自分で責任を持つ」「原因があって結果が生まれる」ことを、その生活において学んでいるのだろうと思います。それも温かい和尚さんの後ろ盾があるからできるんでしょうね。

そして、お寺での生活のなかで唯一のルールは「夕食は全員一緒に食べること」だそうです。これだけが守らなくてはいけないルールというのはビックリですね。でも一家団欒、本当に温かい家庭をつくるため、心の繋がりを確認するには大切なことです。

さて、ここからが、講演会のお話になります。プロローグが少し長すぎましたかね。

熱血和尚の廣中さん。本当に元気です。講演会が始まるやいなや、みんなを立たせて背伸びをさせたり、会場中を駆け回り、椅子に上り、大きな声でしゃべったり、いきなりのパワー炸裂で、「……」言葉も出ないくらい、あっけにとられてしまいました。

元気オーラ、情熱オーラ、人間味がにじみ出ているオーラ、いろんなオーラが混在して大きなパワーになっていると感じました。ここ数日、長野県飯田市、青森県八戸市、そして名古屋市、この会が終わったら福岡県の小倉まで向かうという、それぐらいの魂の奥から湧き出るパワーがないと行動できませんよね。

書籍販売のため一緒に同行してきた、お寺で住んでいる女の子に「和尚さん、元気だね~、パワーがあるね~」「こっちも元気が湧いてくるよ」って話たら、「いつでも、どこでも、こんな感じです」って言ってました。普段、子どもたちに対するのも、講演会で話す時も変わらない情熱を注ぎ、表裏がない。んん~これだけでも勉強になりました。

廣中和尚が話されていたことを、ちょっとまとめておきたいと思います。

◎廣中和尚は今年で結婚36年。これまで毎朝、かかさずにしていることがある。それは、「お母さん、おはよう」「お母さん、ありがとう」と声をかけること。僕の妻でいてくれて、ありがとう、という感謝を込めて「ありがとう」を言っている。

◎今年は全国28か所で「ありがとうの日」というのも宣言していく。何月何日はここの都市では「ありがとうの日」ということを定めて、例えば「ありがとう探しの作文コンテスト」などを小・中学生に広めていく予定。

◎今は”成長の時代”であり、”心生きの時代”。なのに、地域でも、家庭でも「絆」が欠乏している。その結果、子どもたちは(大人もそうかもしれない)、挑戦をしない、応用がきかない、自分で創り上げることができないようになってきている。その「絆」を回復する意味でも「ありがとう」の癒しのパワーは大きい。

◎お金のない、行くところがない子どもたちを誰が救ってあげるのか 全国の坊主たちよ目を覚ませ 全国の宮司たちよ目を覚ませ と言いたい。

◎子どもが自殺するまで気づかない親は親ではない 誰々のせいではない。皆、自分の責任を人のせいにする世の中になっている。子どもが荒れるのは誰の責任でもない家庭の問題であり、親の責任なんだ。

◎この会場におられる皆様は、鍼灸「師」であり、按摩・マッサージ・指圧「師」であり、柔道整復「師」の先生方です。「師」というのは、尊敬に値する人、敬うべき人に使われます。それを国家資格で認められているのだから、自信を持って仕事に臨んでもらいたい。

◎今日ここに来た目的は「原点に返れ」と言いたい。国家試験に合格した、開業した時の「全員を救ってやるぞ」「全員を治してやるぞ」と誓ったあの時の素直な思いに返ってほしい。

◎「少年よ大志を抱け」という言葉があります。これは背筋をピンと伸ばして歩みなさい、己を知りなさいということなんです。

◎淡路島で行われた小・中学校の教師を対象にした講演会で「あなたたちは教員や教諭ではなくて、教”師”なのです。自信を持って、原点に返って、子どもたちと向き合ってください」「挨拶は誰のためにあるのでしょう。それは自分のためにあるのです。教師がまず挨拶をする、会社でも上司がまず挨拶をすることを心がけることが大切です。生徒たちが教室に入る5分前に皆さんが教室に入って、生徒を迎え入れなさい」と話した。それは、担任を好きになれれば、学校が楽しくなり、学力があがるからなんです。と話しましたところ、兵庫県の教育長が、「夏休み明けは全教室で、生徒を迎え入れることを実施しましょう」と言われました。

◎「匂いをかぎとれ」、子育てにしても、仕事にしても、何でも一緒です。匂いをかぎとる感覚を身につけよう。

◎リーダーの条件=関ヶ原の戦いに学べ=先見の眼をもち、無駄をはぶく。

◎景気が悪い時だからこそ、鍼灸マッサージというソフトな部分が重要な時代になってくるのではないか。自分の仕事を通じて、喜びの心を地域に広げていって欲しい。温もりのある診療室をつくっていって欲しい。

◎鍼灸マッサージ業界には無資格者の問題があるようですが、真実とは何であろうか考えて頂きたい。真実のあるところに負けはない。このようなことが必要な時代であるが、欠けている時代でもある。真実をもって努力していれば、真実以外はすたれていく。

熱くなって、文章が長くなってしまいました。もう少しあるのでパート③に移りたいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
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第20回 中和医療専門学校 新年交歓会 出席 ①

2010年01月27日 | その他の活動
1月24日(日)、私の母校であります、中和医療専門学校の新年交歓会がありましたので出席してきました。
場所は、名鉄グランド・ホテル 11階。
時間は、午後1時~4時。



私は、中和医療専門学校同窓会の役員もしている関係上、参加しています。まあ、愛知や東海圏の先生方と会えるのも楽しみで行ってるのです。私が習っていた頃の学校の先生方も多くお見えになるので、お顔を拝見しに行っていることもある…かな。

今年は、参加人数が非常に多く107名でした。

これだけ人数が多くなると記念撮影もたいへんです。記念撮影はいつも同業者のM先生が行うのですが、この先生、写真屋さん顔負けなくらい”こだわり””プライド”を持って撮影されるのです。皆さん、並んでからが、いろいろ指示が出て、これが長~~~いのです。立っている先生方からは、国会の予算委員会ではありませんが”ヤジ”らしきものも飛ぶのです。

これがまた、一つの恒例行事になっていまして、私としてはなかなか楽しませて頂いているのでした~。

写真撮影のあとは、同窓会会長や学校長のご挨拶。

その後は、私の本日、新年交歓会に参加した大きな目的であります「講演会」です。演者は、西居院 住職 廣中邦充さん。演題は『With Love』。素晴らしいお話でした。この内容はパート②で書きたいと思います。
感動しました。ぜひ石川県に来てお話して欲しい…いやいや、石川県鍼灸マッサージ師会 青年部長を仰せつかっている権力で話に来て頂こうと、本当に思ったのでした。廣中住職にそんな話もしておきましたんです、はい

講演会が、午後1時30分~2時30分の予定でしたが、10分遅れて始まりましたので、その後の宴会も10分遅れで始まりました。来賓の先生方が10名ご挨拶がありました。その中には、わが師匠の黒野先生が、一般社団法人 生体調整機構制御学会 代表理事としてご挨拶がありました。皆さんそれぞれのお話で熱が入り、私が考えていた時間をオーバーオーバー 

なんでこんな時間を気にするか…それは、私がこの後のアトラクションの司会進行を任されているからでした。打ち合わせでは、宴会が2時30分から始まるので、来賓の方の挨拶を考えると3時過ぎくらいから始められるかな。と考えていました。くじ引きなのですが、なんせ107名も参加者があるものですから…。

さて蓋を開けてみると、アトラクション開始時刻は…3時30分 これはお酒を飲まなくてはやってられないと感じ一気にビールを体内に入れエネルギーとしました。いやいや~お蔭さまで、流れるようにくじ引きが行われ、惰性になりシラケないように、私のトークで参加者を引きつけ なんとかこの場を乗り切りました。

人生、よく予想外、想定外のことが起きるものです。その場を、前向きに、楽しく、その状況にあった一所懸命をどう尽くすことができるか、そんなことも勉強になりましたね。お酒のお蔭か~

周囲からも「盛り上がったよ」「司会、良かったよ」と言って頂き、胸をなでおろしたのでした。

本日も、いろんな意味でいい時間を過ごさせて頂き、名古屋まで来たかいがあったというお話でした。~①はオシマイ~
(追伸:最初の写真は、反省会が行われた、名古屋グランドホテル・ラウンジからの夕焼けです。本当にいい天気で心も体も気持ち良い一日でした。)


二葉鍼灸療院 田中良和
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2010 二葉清友会 新年会

2010年01月12日 | その他の活動
1月10日(日)、二葉清友会の新年会に参加しました。この会は、東洋医学研究所 所長 黒野先生が中心になって行われる会であり、東洋医学研究所の重要な人づくりの柱になる会です。日本の精神文化、あるいは、東洋哲学思想をもとに現代の世相、心の在り方を勉強し、それを自己の人生に活かすことのできる人間性を養うための会が二葉清友会です。

金沢を早朝に出発。 雨が強く降っていました。名古屋に着くと曇りのち晴れ、空が高い感じがしました。日が差すと温かささえ感じました。さすが太平洋側は違いますな~。

さて、会が始まる前と終了後、師匠の黒野先生に短い時間ではありますが様々な話を聴かせて頂きました。世界や日本の社会の流れ、政治や経済の話。医療界の話、政治家や医師、あるいは、行政側との話し方、とテクニカルな面の話は、自分の仕事を行っていく上で、非常に幅広い視野で物事を視て、信念を持って事に当たらなければならないことを学びました。ここ数年は世界的に変化のある年になると思っている私にとっては腑に落ちる話が多かったです。広い所から自分の仕事を見つめることが、今後の人生を切り開いていく大切なポイントになると感じましたね。

鍼灸業界、鍼灸学会のお話も聴かせて頂き、身の引き締まる思いでした。これは悲観的にとか、オーバーな話でなく、鍼灸の業団、学術団体が社会からどんな評価を受けているか、医療の中ではどう考えられているのか(特に鍼灸師が)、代替医療の中ではどうなのか、事業仕分けではありませんが、代替医療の仕分けをし、それに力を入れようとしている国としての流れを鍼灸師は理解しているのか、など、非常に我が身を常に磨いて、一般の国民だけでなく、様々な分野の人に認められる鍼灸師、鍼灸医学、鍼灸界になっていかなくては、鍼灸師自体が非常に危い立場にあると自覚させて頂きました。


 黒野先生の開会のご挨拶。向って左は日本棋院中部支部総本山 酒井先生

さてさて、この会は金沢、新潟、広島、浜松、岐阜など各地で開業させて頂いている弟子、愛知県内で開業している弟子、東洋医学研究所で研修中の弟子(専門学校教諭も含む)、弟子以外でも師匠の鍼灸医学に対する姿勢に学ぶ多くの鍼灸師が参加しています。黒野先生の囲碁の仲間、昔からのご友人方も参加されます。総勢50名を超えていました。

11時から3時間、ルブラ王山にて開催され楽しい雰囲気にて進行されました。

やっぱり、この雰囲気がいいですよね。人生、楽しくないと そして同じ価値観を持つ仲間が多くいて、何でも話せるというのは非常にうれしいことですし、感謝しなければいけません。それも、いい師匠に巡り会えたということが重要なポイントであり、これなくして自分の人生はあり得ないと感じます。私は人生の分岐点、分岐点で素晴らしい方々との出会いがあり、そこから何か大きな力で人生の方向が示されているように思うのです。小学校の時は少年野球の野村監督、高校の時は星稜高校野球部 山下監督、仕事を決める時は川本接骨院・鍼灸院の川本先生、そして、仕事・人生を追求する段階では師匠の黒野先生と、各分野で自分のことは省みず他の人たちのため、世の中のため、業界のため、精力的に動いてきた尊敬できる方々に出会えたことが自分の財産だと思います。また、その出会いに報いることができる人間になっていこうと思うのです。



 楽しい~ 美味しい~

 サブちゃん”まつり” 歌っちゃえ~

名古屋は第二の故郷ですが、本当に東洋医学研究所に寄せて頂き、師匠の話を聴き、後輩たちの頑張っている姿を視ると、本当に勉強になることが多いですし、いい刺激、いいストレスになるのです。

また、この会に参加するたびに、人の繋がりの大切さ、心の大切さを実感します。ここ3年はこの二葉清友会で45年以上前から勉強し続けている、日本の精神文化、東洋哲学思想などをもとにした心の在り方、考え方、ものの捉え方が重要になってくると私は思います。変化の時だからこそ自分の心の中はぶれてはいけないのだと思います。ぶれない心とは何なのか…皆それぞれ思う事は違うと思いますが、師匠が最近よく話をされる”本当のことを視て、本当のことを言う”そして”本当のことを言っている人の話を聴く””本当のことを見分ける”本当の、本物を心の中に持つことだと思います。鍼灸業界に限らず、社会でも本当のことを言う人がバカを見る場面が多く見受けられます。そんな業界や社会ではおかしくなっていって当然だろうし、それが原因と結果の法則だろうと思います。

そんな世の中にならないためにも、自分を磨き、自分の人生の一瞬一瞬において、人を思いやり、本当のことを見つめることが大切になってくると思います。本当のことには、愛があり、思いやりがあり、感謝があり、寛大さがあるのだと感じます。そんな社会するには、一人一人の心の在り方、そして実践しだいですよね。

帰りの名古屋の天気は晴れ、日差しも強く、この会に参加し、師匠の話を聴き、太陽の日差しを受け、いろんなエネルギーを頂いた感じです。ありがとうございます 

二葉鍼灸療院 田中良和
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平成22年 石川県知事 新年互礼会&初詣 ②

2010年01月07日 | その他の活動
1月2日、石川県知事の新年互礼会は11時30分で終了。その後、ホテルのすぐそばにある尾山神社へ、同じく互礼会に参加していた、同期のヤス先生とミヤ先生とともに初詣に行ってきました。

雨模様でしたが、神様に「生かして頂き、ありがとうございます」とお礼を言ってきました。

その後、ヤス先生の患者様が経営している竪町商店街のブティックへ皆で足を運びました。ヤス先生が福を、違うか、服をコーディネートしてあり注文してあった品を見に行くとのことでした。
「こんな店は入ったの何年ぶりやろ~」と感じましたよ

とかなんとか言っているうちに、私も服をコーディネートしてもらうことに…テーマは「私に似合う勝負服&普段着でも」さすがですね。自分で選んではあり得ない、考えられない服をチョイスしてもらいました。写真はありませ~ん 馬子にも衣装って感じですか~こんな格好もいいかも…なんて少し気に入った次第でございます。

その後、皆で初外飲みに行こうということで、そこから歩いてすぐの『池田町バルバール』というお店で昼から一杯ひっかけてきました。
ヤス先生が一回行ってみようと入ってみたのですが、なかなかいい店でした。そんなに大きい店ではありませんが、料理もおいしく、店長さん、店員さんも笑顔で明るく対応してくれるし、雰囲気も明るくて、本当に正月から得した気分でした。

『池田町バルバール』の店内~

何時間、食べて飲んだでしょうかね。3時間半くらいでしたか…4時間くらいでしたか~、まあ、いっか。楽しいお酒でした。今年一年についていろいろ話しました。ヤス先生、ミヤ先生ともに同じ年齢ですが、血液型も、人生観も、鍼灸への入り口も、治療方法もぜんぜん違うのですが、言いたいことも言いあえるし、何でも話せるいい関係なんですよね。人の巡り合わせなんて本当に分かりません。仲間に恵まれる、友人に恵まれることほど貴重な財産はありませんから

これで帰路につく…と思いきや、もう一軒行くことに。この3人が揃うと1件で終わることはま~~~~~~~~ずありません。ということで、いつもの行きつけ『サントリージガーバー セントルイス』へ。
ここではほろ酔いで、さらに「まだ話すことがあるのか」というくらい、仕事のこと、恋愛のこと、人生のことなどについて深く話しました。大学時代バーテンのバイトをしていたミヤ先生は、お酒に関してか~な~り詳しいので、彼が大好きなお酒の話はいろいろ勉強になるところが多いのです。ミヤ先生のせいで、最近、私はシングルモルトにはまっているのでした。ってあまり飲みにはいけませんが…ほんとかな

1月2日、この日も動き回った一日でした。しかし、元旦といい、なかなか充実した時間を過ごしたのでした。やっぱり今年はいいことあるぞ 

二葉鍼灸療院 田中良和
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