10月21日(水)、午後8時半から今月も若手鍼灸マッサージ師の勉強会が行われました。やっぱり定期的に勉強会があり、発表するということになるとイヤでも勉強しないといけません。だからいいんですよね。すぐに”怠惰”という誘惑に負けてしまう私にとっては
本日も帰宅は午前1時過ぎ~ほんと、勉強以外にもいろんな情報交換を行うので白熱するんですよね。
≪内 容≫
◎第1回 線維筋痛症学会 参加報告
~豊島先生~
10月10、11日に大阪で開催された線維筋痛症学会への参加報告をして頂きました。抄録の中で、鍼灸治療に関しての発表のところ、あるいは面白い視点でこの線維筋痛症(FMS)を捉え研究、診療している発表などの紹介と説明がありました。その後、学会に参加して思ったことを前回の線維筋痛症の定義や特徴、ステージ分類などを復習しながら説明がありました。問題点などについて、あるいは鍼灸院に来院する可能性が高く、実はもう来院している可能性も高いこの疾患についてもう少し理解しておくことが大切だという話がありました。診察ポイント、圧痛点などを把握すれば、意外に多いかもしれませんね。また、この疾患は筋肉・神経など末梢だけではなく、全身が関与しているということは脳の関与も忘れてはならない視点だと感じます。病態などはまだ解明されていませんが、症状やステージなどをしっかり把握しておけば、かなりの確率で適応となる症候群であると思います。患者様のために広い視野で知識を得ておかなければいけません。勉強になりました。
◎胸郭出口症候群が疑われた一症例
~粟 先生~
65歳 女性。両側頸肩部の鈍重感と左手指のシビレを主訴として来院された症例の報告でした。頸肩部の痛みや手指のシビレなどの患者様は鍼灸院としては珍しくない症状です。やはり腰痛や膝痛など整形外科的疾患の患者様が多いのが現状です。そんなありふれた症状であるから余計に基礎的なことや臨床的なことは把握しておかなければなりません。今回の胸郭出口症候群もその一つでしょう。この症例報告でも多くの質問が出ました。質問に答え、さらに分からないところや疑問なところを勉強していくのが自分の臨床に活きていくんですよね。しかし、当院は内科的疾患や精神疾患などの患者様、あるいは整形外科的疾患でも、成長期の子供たちがよく来院します。ここに同業者や接骨院との”違い”があるんです。いわゆるオンリーワンということですかね(ちょっと内容とは話がそれましたが)。
◎ランニングにおける身体への生理的影響
~田中良和~
11月8日に、かなざわ市民マラソンの鍼灸マッサージのケア活動があるわけですが、その際の参考にするべく、日本臨床スポーツ医学会学術委員会 編の「ランニング障害」を参考にして、ランニングが身体に及ぼす生理的影響を筋・骨格系を中心に発表させて頂きました。同じケアをするのにも生理学的に解剖学的にランニングをした時の身体の状態はどうなっているのか、理解しているのとしていないのとでは、選手への対応や施術を行う時の姿勢に違いが出てきます。ランニングにおいて、どのように骨格が動き、筋肉がどのような順番で使われてランニングにおけるロコモーション(移動力、推進力)が行われているのか。また、筋が自ら持っている出力を大幅に超えてパワーを発揮できるのはどうしてか(筋腱複合体)を中心に話をさせて頂きました。その際、線維筋痛症との関連の話で「脳」の話になり「なぜランニングをすると途中、あるいは終わってから気持よくなるんでしょうね」という話題になり、なぜか次回の課題になってしまったのでした 常に勉強ですな~。「心地いい」「気持ちいい」の秘密を探るとしましょうかね。
歩みは遅くとも、一歩一歩着実に進んでいこうみんなそんな気持ちで勉強してるんですよね。それが最後に大きな差を生むのだと思います。
一人で勉強するのとは違いますから。刺激しあえる仲間と切磋琢磨できるというのは幸せなことです。
「謂うことなかれ、今日学ばずして来日ありと」 『古文真宝』
二葉鍼灸療院 田中良和
本日も帰宅は午前1時過ぎ~ほんと、勉強以外にもいろんな情報交換を行うので白熱するんですよね。
≪内 容≫
◎第1回 線維筋痛症学会 参加報告
~豊島先生~
10月10、11日に大阪で開催された線維筋痛症学会への参加報告をして頂きました。抄録の中で、鍼灸治療に関しての発表のところ、あるいは面白い視点でこの線維筋痛症(FMS)を捉え研究、診療している発表などの紹介と説明がありました。その後、学会に参加して思ったことを前回の線維筋痛症の定義や特徴、ステージ分類などを復習しながら説明がありました。問題点などについて、あるいは鍼灸院に来院する可能性が高く、実はもう来院している可能性も高いこの疾患についてもう少し理解しておくことが大切だという話がありました。診察ポイント、圧痛点などを把握すれば、意外に多いかもしれませんね。また、この疾患は筋肉・神経など末梢だけではなく、全身が関与しているということは脳の関与も忘れてはならない視点だと感じます。病態などはまだ解明されていませんが、症状やステージなどをしっかり把握しておけば、かなりの確率で適応となる症候群であると思います。患者様のために広い視野で知識を得ておかなければいけません。勉強になりました。
◎胸郭出口症候群が疑われた一症例
~粟 先生~
65歳 女性。両側頸肩部の鈍重感と左手指のシビレを主訴として来院された症例の報告でした。頸肩部の痛みや手指のシビレなどの患者様は鍼灸院としては珍しくない症状です。やはり腰痛や膝痛など整形外科的疾患の患者様が多いのが現状です。そんなありふれた症状であるから余計に基礎的なことや臨床的なことは把握しておかなければなりません。今回の胸郭出口症候群もその一つでしょう。この症例報告でも多くの質問が出ました。質問に答え、さらに分からないところや疑問なところを勉強していくのが自分の臨床に活きていくんですよね。しかし、当院は内科的疾患や精神疾患などの患者様、あるいは整形外科的疾患でも、成長期の子供たちがよく来院します。ここに同業者や接骨院との”違い”があるんです。いわゆるオンリーワンということですかね(ちょっと内容とは話がそれましたが)。
◎ランニングにおける身体への生理的影響
~田中良和~
11月8日に、かなざわ市民マラソンの鍼灸マッサージのケア活動があるわけですが、その際の参考にするべく、日本臨床スポーツ医学会学術委員会 編の「ランニング障害」を参考にして、ランニングが身体に及ぼす生理的影響を筋・骨格系を中心に発表させて頂きました。同じケアをするのにも生理学的に解剖学的にランニングをした時の身体の状態はどうなっているのか、理解しているのとしていないのとでは、選手への対応や施術を行う時の姿勢に違いが出てきます。ランニングにおいて、どのように骨格が動き、筋肉がどのような順番で使われてランニングにおけるロコモーション(移動力、推進力)が行われているのか。また、筋が自ら持っている出力を大幅に超えてパワーを発揮できるのはどうしてか(筋腱複合体)を中心に話をさせて頂きました。その際、線維筋痛症との関連の話で「脳」の話になり「なぜランニングをすると途中、あるいは終わってから気持よくなるんでしょうね」という話題になり、なぜか次回の課題になってしまったのでした 常に勉強ですな~。「心地いい」「気持ちいい」の秘密を探るとしましょうかね。
歩みは遅くとも、一歩一歩着実に進んでいこうみんなそんな気持ちで勉強してるんですよね。それが最後に大きな差を生むのだと思います。
一人で勉強するのとは違いますから。刺激しあえる仲間と切磋琢磨できるというのは幸せなことです。
「謂うことなかれ、今日学ばずして来日ありと」 『古文真宝』
二葉鍼灸療院 田中良和