令和2年の後半がスタートしました
梅雨というより、東南アジアの雨期のモンスーンのような豪雨が多くなっておりますが、皆様、身体と心の調子はいかがでしょうか。
さて、当院は石川県金沢市に平成10年(1998年)6月20日に産声を上げました。
その後、地域の皆様のおかげをもちまして、令和2年で開院22周年を迎えることができました。
もう、感謝しかありません。
日々の臨床で、難しい問題や喜びの刺激を与え育てていただいた患者様には心から感謝いたしております。
まだまだ期待や要望に応えられない部分も多くありますので、これからさらに成長し、症状や主訴が改善することでご縁のある患者様に笑顔になっていただき、そして、輝きあふれる健康な人生の実現を鍼灸でお手伝いしていきたいと思います。
東洋医学研究所®所長 黒野 保三先生(師匠)には、90歳を超えても弟子の育成や鍼灸業界のことを思う気持ちに感服するとともに、常に叱咤激励をいただく姿は私の理想像です。深謝してもしきれません。
その黒野先生をご紹介いただき、金沢に帰ってからも何かと事あるごとにお気遣いいただいているメンターの一人、かわもと鍼灸院・接骨院 院長の川本力雄先生にも深謝いたします。
私は業界団体、学術団体と様々なご縁をいただいております。先輩、同僚、後輩、多くの皆様から刺激を受けて成長の糧をいただいております。本当に感謝です。
また母校の星稜高校野球部トレーナー活動では、真の選手サポートができたか分かりませんが、私が施術させていただいた、また、練習や試合で声をかけさせていただいた選手の皆さんには多くを学ばせていただき、私も選手の皆さんと共に熱い高校野球生活を通じて刺激を受けました。感謝です。
山下智茂 名誉監督はじめチームスタッフの皆様にもいろいろお世話になり、多くの成長の糧をいただきました。感謝です。
そして、これまで様々な形でご縁のあった皆様とは、何かの意味があって、また出会うべき価値があってご縁をいただいていると思っております。関係周囲の皆様からもいろんな刺激や学びを得ることができ、今の私が存在すると思っております。
私の思いとしては、ここまでの22年と、これからの10年はおそらく大きく人生の流れが変化してくるだろうと直感します。
その変化、進化、大きく成長するための大事な1年であると位置づけています。
そんな年が新型コロナウイルス感染症流行の年 いや、それも意味があるのだろうと思いますし、私は慌ただしい時間を少し減速して、今後の10年を思考し、そのイメージの中で創造したものを錬磨する良い機会だと捉えています
これからの10年
年齢も節目で、あと10年もすると還暦となります。自分のやってきたこと、今後実施していくことを形として残して、次に進んでくる後輩の皆様にいい形で残していきたい。形として残すこと、最も不得意ですが大切なことですので、まずはこの1年しっかりその道のりを歩むための土台作りをしたいと思います。
若い後輩たちは刻々と私たちには考えられない発想力で力をつけて来ています。温故知新、私はこれまでの自分の歴史と経験の中で培ったものを活かして、新しいものに順応しながら、自分なりの流儀、型をつくるために準備、積み上げの時期だと考えています。
時代はコラボレーションを求め、SDGsが緊急課題となり、人口減少社会となる前段階に来ています。日本で約1400年継承されて人々の健康を守っている鍼灸ですが、そこにあぐらをかく暇もなく、「この社会には鍼灸が、鍼灸師が必要だ」という付加価値を醸成のため、もう一度、内から外からあらゆる角度から見つめ直し、様々な連携を模索し、今一度、自分もそうですが全体的な価値を考えて構築していきたいのです。
私の(仕事である鍼灸医療の)根底にあるもの
人生はすべて愛に包まれており、笑顔で感謝の心を持って応える。
より熱く思考し、実現するまで継続する。
より誠実に行動し、謙虚に実践する。
原点回帰。受けた恩を忘れず、大切なものは何なのか常に認識する。
人生はすべて人のご縁による。相手の心を捉えての心配り、気配りを自然にできるようする。
真に人を豊かに、社会に貢献できる本物の人間性(心)、技術、知識を得て真実を探求し続ける。
このようなことを「人生の心得帖」として、今後、患者さんの笑顔のために鍼灸道を歩んでいきたいと思います。
はや令和2年も半年は過ぎましたが、一瞬刹那を大切に実りある人生を歩んでいきます。
今後とも二葉鍼灸療院(金沢)をよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます