二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

2019 夏 第101回全国高校野球選手権大会 トレーナー活動記 トレーナー活動編

2021年09月16日 | 高校野球

 暑いといっても、じっとしていて汗ばむこともなく、空にはうろこ雲、秋になりました

 皆さま、体調はいかがでしょうか

 秋口は気圧、気温の変化も激しく、時折、寒い日もありますので、体調を崩しやすい季節です。

 特に、咳が出やすくなったり、風邪をひきやすかったりと呼吸器のトラブルも多くなりますので、お気をつけくださいね

 

 さて、第101回全国高校野球選手権大会のトレーナー活動を振り返っております。

 今回はトレーナー活動編ということで、これが本職なのです。大まかな報告になりますがお付き合いいただければと思います。

 トレーナー活動の中身や詳細については書くことができませんが概要を楽しんでいただければと思います。

 

トレーナー活動期間 2021年8月4日~22日(19日間)

 ※1回戦終了後、8月10日のみ金沢の鍼灸治療院に帰り施術。

 ※8月の鍼灸治療院の開院日数は11日 通院されている患者さんにはご迷惑をおかけいたしました。

 

トレーナー活動の目的

 選手(特に投手、捕手)の体調管理とパフォーマンスの回復

 痛みや不調のある選手の治療と体調管理

 疲労の軽減と心と身体をリラックスさせ、練習、試合に取り組みやすい状況をつくる

 

トレーナー活動の流れ(試合・練習例)

 ある練習日での例

 5:00 起床

 6:30 朝食

 8:15 練習会場へ出発

 10:00~12:00 練習(伊丹スポーツセンター野球場)

 13:30 昼食(宿舎)

 トレーナー活動

 19;00 夕食・ミーティング

 トレーナー活動

 22:00頃 就寝

 

 ある試合日での例

 4:30 起床

 6:00 朝食

 7:00 甲子園球場へ向けて出発

 8:00 甲子園到着

 8:15 選手、監督、部長は球場内へ入り取材等を受ける

 10:39 試合開始(勝利)

 14:30 昼食(宿舎)

 トレーナー活動

 19:00 夕食・ミーティング

 トレーナー活動

 22:00頃 就寝

 

トレーナー室

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ツインの部屋で2人同時に施術を行います

 今年は私自身も熱中症を常に念頭において認識

 部屋のテレビはほとんどスポーツを流してました

 この大会期間中、丁度、渋野日向子選手全英オープンを制覇した映像が流れました

 モチベーションあがる~

 

 私も含め選手達が練習へ行って居る間に、ホテルの方にベッドメイキングをしていただき、気持ちいい環境で施術ができました。

 感謝でございます

 

 私の選手のコンディションを整える施術は、鍼とマッサージがほとんどです。

 そこに自律神経の乱れや、空調等の冷えにより体調を崩した場合は少し灸を使用したりもします。

 その他、超音波治療や鍼通電なども多用し、選手のコンディショニングを行いました。

 その他、肩甲帯の可動域を広げる手技、足の疲労をとる手技、足のバランスを調整する手技等も織り交ぜながら19日の間、頑張らせていただきました。

 

 こちらセイリン(株)製のピコリナという鍼通電の医療機器です

 持ち運び便利で、機能も多彩、多くにシーンで活用でき、今大会注もたいへんお世話になりました。

  

 鍼もなかなかたくさん使いました

  

 大会期間中試用した鍼の総数です。

 この鍼は、ディスポーザブル(使い捨て)なので1回使用したら廃棄となります。

 治療院に持ち帰り廃棄ケースに入れて、医療廃棄物処理業者に依頼して処分していただきます。

 

 近年はトレーナー活動については目標を持って行うことにしています。
 この大会の目標は、熱中症予防はもちろんのことですが、昨年に引き続き、下半身を中心に動けるコンディションを目標に日々ケアさせていただきました。

 準優勝は選手たちの力です。

 そこにどれだけ貢献できたかは分かりませんが、いつも活動する際は、当り前ですが、自分の持てる力を存分にケアに注ぎ込みます。

 しかし、どれだけ貢献できたかという定量的な部分は分からないものです。

 選手やスタッフがトレーナーの存在をどう感じたか、それに尽きるのだと思います。

 

 そんな意味でも、自分の至らない部分、足らない部分、こうしたらいいなという発見、多く滞在した分、多く学ぶことができました。

 

 私がこれまでのトレーナー活動で感じたことは、確かにケガや体調が悪い部分をケアするというのがトレーナーのメインの仕事ですが、リラックスできる場所、何かあった時に対応してくれる場所があるという安心感が、トレーナーという存在にはあるのだと感じます。

 また、高校生でも長期ホテル滞在となると、気持ちや心の面で疲れてくる選手も出てきます。

 そんな選手の話を聞いたり、聞きながらケアできる場所もトレーナーという存在やトレーナールームなのだと思います。

 

 私は、やっぱり野球や高校野球大好きだから、まだまだ自分磨きに励んで野球で頑張る少年達に、痛みや障害のない環境を還元していきます。

 

 宿舎のアパヴィラホテル淀屋橋さん、いつもトレーナールームの環境をキレイに整えていただき仕事がしやすかったです。
 それに従業員の皆様の対応も素晴らしいです

 

 最後に、もう一つ番外編も書かせていただき、この2019年 夏の甲子園大会のトレーナー活動記の締めとさせていただきたいと思います。
 も少しお付き合いくださいませ~。

 

 ご興味があれば、下記の活動記もご覧くださいませ~。

2019 夏 第101回全国高校野球選手権大会 トレーナー活動記 開会式編

2019 夏 第101回全国高校野球選手権大会 トレーナー活動記 試合編~vs 旭川大高校(北北海道)~

2019 夏 第101回全国高校野球選手権大会 トレーナー活動記 試合編~vs 立命館宇治高校(京都)~

2019 夏 第101回全国高校野球選手権大会 トレーナー活動記 試合編~ vs 智辯和歌山高校(和歌山)~

2019 夏 第101回全国高校野球選手権大会 トレーナー活動記 試合編~準々決勝 vs 仙台育英高校(宮城)~

2019 夏 第101回全国高校野球選手権大会 トレーナー活動記 試合編~準決勝 vs 中京学院大中京高校(岐阜)~

2019 夏 第101回全国高校野球選手権大会 トレーナー活動記 試合編~決勝 vs 履正社高校(大阪)~

2019 夏 第101回全国高校野球選手権大会 トレーナー活動記 練習編

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

二葉鍼灸療院(金沢)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする