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やっと冬らしい気候になってきております。
さて、開催間近となった第92回選抜高校野球大会ですが、何かとバタバタしておりまして振り返っておりませんでした高校野球について、まず第100回全国高校野球選手権記念石川大会について振り返りたいと思います。
今更~と思うのですが、私としてもいろんな意味を込めまして、ここ数年の大切な経験を少し記録に留めておきたいと思います。
その後、第100回全国高校野球選手権記念大会、第139回秋季北信越大会、第49回明治神宮野球大会、第91回選抜高校野球大会、第101回全国高校野球選手権石川大会、そして、第101回全国高校野球選手権大会へと回想をしていきます。
第100回全国高校野球選手権記念石川大会
~星稜高校野球部 甲子園への道のり~
期間 : 7月12日~25日
会場 : 石川県立野球場・金沢市民野球場・小松弁慶スタジアム
星稜高校は、春の北信越地区高校野球石川大会で優勝しているためシード権を得て2回戦からの登場でした。
2回戦 辰巳丘・向陽・内灘
星稜 7月15日 石川県立野球場
辰向内 0 0 0 0 0 0
星 稜 6 0 1 1 2x 10 (5回コールドゲーム)
投手;山口君-荻原君 ホームラン;河井君(レフトスタンド2ラン)
3回戦 小松市立
星稜 7月18日 石川県立野球場
小 松 0 0 0 0 0 0 0 0
星 稜 5 2 0 0 1 1 X 9 (7回コールドゲーム)
投手;寺沢君-佐藤君-寺西君 ホームラン;南保君(ライトスタンド2ラン)
準々決勝 小松大谷
星稜 7月21日 県立野球場
星 稜 2 0 1 0 0 1 1 0 0 5
大 谷 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
投手;竹谷君-奥川君 ホームラン;なし(山本君;3塁打)
※次の試合に向けての練習風景・選手ケア(トレーナ活動)風景
準決勝 金沢商業
星稜 7月24日 県立野球場
金 商 0 0 0 0 0 0 0 0
星 稜 1 0 3 3 0 0 X 7 (7回コールドゲーム)
投手;竹谷君-奥川君 ホームラン;南保君(ライト場外3ラン)
決勝戦 金沢学院
星稜 7月25日 県立野球場
一 二 三 四 五 六 七 八 九 合 計
学 院 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
星 稜 4 0 1 5 3 2 2 5 X 22
投手;奥川君
ホームラン;南保君①右中間スタンド2ラン 1回
②ライトスタンドソロ 7回
③ライト場外2ラン 8回
竹谷君①ライト場外ソロ 1回
②ライトスタンド3ラン 4回
③ライトスタンドソロ 7回
④ライトスタンドソロ 8回
星稜高校野球部:2年ぶり19回目の夏の甲子園大会出場
この石川県大会の星稜高校の素晴らしかったところは、いくつかありますが、まず投手陣の成長と安定でした。
主将で投手、竹谷君も昨秋から怪我で試合に出られず悶々とした思いを持ちながら練習に励み成長。
山口君も地道に自身の投球と向き合いながら弱点を克服。佐藤君も途中でスリークオーターからアンダースローにフォームをチェンジしての、一つ一つ模索しながら感覚を磨いてきました。彼ら3年生の頑張り、ここに来て心技体ともに成長してきた事が良かったと私は感じました。
2年生、奥川君は昨秋の北信越大会、春の選抜を気に春からグン!と投球もマウンドでの自信あふれる姿も頼もしく成長してきました。
同じく寺沢君も春の選抜での準々決勝での悔しい負け試合を機に、一番心が強く成長したのかもしれません。顔つきも変わってきました。そして投球にも切れが出てきました。
1年生の荻原君は1年生なのかというくらいの落ち着きと安定感があり、まだまだ伸び白がありそうな元気良さがありました。寺西君は粗削りですが、時折、キラッと光る凄い球を投げる投手で、上手く育っていくと将来が怖い材料を持っているな~と思わせてくれました。
そんな3年生から1年生の投手陣が、監督、コーチの教えを糧としてこの夏の大会にギュッと今までの力を凝縮した、そんな県大会だったと思います。5試合無失点などという点数は見たことありません。
守備面でも、すごいうまいプレーヤーは少ないものの、エラーによる失策も少なく、投手陣は安心して投げることができたと思いますね。強固な守りではありませんでしたが、お互いカバーし合う気持ちが出来たチームでもありました。
攻撃面については、打撃において、ここ数年、星稜高校の長打率が上がってきてましたが、このチームで、一つの何か大きなものが出来上がったのかなという印象を受けました。個人個人、やはり技術の差はあり、個性が違いますので、全員がというわけにはいきませんでしたが、全ての打者がホームランを含め長打を打てる技術を持っているというのは、本当に打てる星稜に成長したんだなと感じました。
この県大会のホームラン数をみても分かるように、中軸の打者の長打力が凄いことになっています。決勝戦などは、「ほんとかいや」と思うほどのアーチの山でした。
またゲームが始まる前から集中力が素晴らしく、全て初回に得点を挙げている点も、投手力と相まって強い星稜を形作った大きな要因と思いました。身体に力入ることなく、自分たちの培ってきたものを出す力
この県大会は星稜が完勝したと言ってもよいのではかいかと思いました。
しかし、これはあくまでも県大会であり全国の強豪高校と対戦すると分かりません。結果だけを見ると試合前の評価はAだったりSだったりと高いものになりましたが、下馬評では、何ゆえか優勝候補とはなりませんでした。その要素は持ちあわすチームであったことは確かです。
ゲームセットでマウンドに駆け寄る姿、試合後、頼もしく成長した姿でダイヤモンドを行進する姿は、いつみても感動しますし、目がしらが熱くなります
さて、次は星稜が県大会で敗退した全てのチームの思いを乗せて甲子園で素晴らしい試合をすることが大切になります。
そして、自分もプレーしたいところですが、チームを蔭ながら支え、監督、部長、コーチ、選手の繋ぎ役から気を回し役まで実践するマネージャーが小布施君。
星稜野球部のマネージャーは皆、成長していくのですが、強いチームの時には必ずと言っていいほど、さらに能力の高いマネージャーが育っています。彼もその一人ですね
さて、私は第100回全国高校野球選手権記念大会も星稜野球部のトレーナー帯同を行いました。
その模様は次に回想したいと思います。
やはりどんな時でも行動することによって、経験から生まれ貴重な実践を記憶することができます。自分に足りないもの、失敗や成功した要因、反省から来る次への成長、多くの示唆に富んだ行動が宝の山となります。
また、当院へ訪れていただいている患者さんの皆さんには、甲子園期間中は休診でご迷惑をかけるのですが、いつもご理解いただきまして心から感謝しています
では、次は第100回の夏の甲子園大会の回想録をつづりたいと思います
最後までお読みいただき、ありがとうございます
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