11月20日(日)、私が所属する(社)石川県針灸師会創立30周年記念式典ならびに祝賀会が開催されましたので参加しました。
(社)石川県針灸師会創立30周年記念式典&祝賀会
日 時:平成23年11月20日(日) 午前10時~午後2時
会 場:ANAクラウンプラザホテル金沢 3階
内 容:記念講演会 午前10時~11時
講 師:小森 貴 先生 石川県医師会 会長(こもり耳鼻咽喉科 院長)
演 題:「これからの医療について」
記念式典 午前11時~正午
記念祝賀会 正午~午後2時
会場
(社)石川県鍼灸マッサージ師会の中央学術研修会で東京から講師の先生をお呼びしたこともあり、前日に先生を招いて夕食&おちゃけという前夜祭を行いました。似田先生(にただ)という現代医学をしっかり踏まえて診療をされている先生です。飲みました。
それに物足りず、先生をホテルまでお送りし、豊島先生と…臨床、仕事の事などなど語りながら~飲みました。
さらに、豊島先生と別れて、ご挨拶のため~飲みました。
てなことで、起きることができるか心配でしたが、そんな心配はありませんでした。
講師の石川県医師会 会長 小森 貴 先生
さて、記念講演会では、石川県医師会 会長の小森先生に講演をして頂きました。
演題は「これからの医療について」。
国の機関が発表している、社会保険や税に関する統計的データを中心に話が展開しました。折しも、政府では社会保障と税の一体改革などが叫ばれている中で、今後、医療(とは言っても、我々鍼灸師というより、医師側の話だが、聞いていて損はない)はどうなっていくのかという内容でした。
まずは、この世界が真似できない、国民皆保険制度を保持して、国民すべてが最低限の医療を受けることができるようにしていく…これは大事なことです。TPPなどでは保険制度も規制緩和される対象に入っているようです。まあ、TPP自体、政策を推し進めるのにアメリカ国内でも意見が対立しているようです。それだけアメリカ自体が危うい状態です。
その話は置いておいて…
このことについて、私の意見を言わせて頂くと…現在、鍼灸の保険(保険と言っても療養費の給付なのですが)を使用する場合、医師の同意書が必要となります。現在、一部の保険者の保険適正化などという厳しいチェックが原因なのか、他のことが原因なのか、鍼灸を保険治療で行うために必要な同意書を医師に書いて頂けないケースが多くなっています。ということは患者さまが、国家資格のある鍼灸治療を保険で受けることができないわけです。
ここで、もし民間の保険会社が入ってくると、医療サービスという意味で国家資格を持つ私たち鍼灸師も保険の対象となります。外国では、保険を受けることのできる鍼灸師を限定している場合が多いようです。そうなれば勉強し、公的機関、あるいは鍼灸学会で認定を受けている鍼灸師が信頼度が高く保険を使用できるリストに入ってくるでしょう。そうすれば、同意書もいらないわけです。そう考えると、国民皆保険をすべて維持することが、私たち鍼灸師にとっていいことか、どうかということも考えなければならないと思うのです。これは現状に憤りを感じている私の妄想であります。
話は講演内容に戻り、現状から考えると、現在462万人の医療従事者がいるということですが、2025年には723万人必要となるそうです。そんな意味でも、病気にならない身体づくりをして、医療費を抑制できる東洋医学の存在は大きいと思うのですが…
小森会長のお話は非常に分かりやすかったです。
得に会長がアメリカで研究やレジデントをしていた頃のエピソードが面白かったです。アメリカの保険の現状も垣間見ることができましたし。
さすが、きっちり時間通りに終了された講演でしたが、最後に、これからの医療として
「安心、謙虚、思いやりで、連帯感のある社会に戻る必要がある」
「勝ち、勝とう、という考え方では、これからの社会は成り立たないだろう」(負ける人が出てくる)
素敵な言葉です。そんな社会や医療がこれから実現するように祈っています。願っています。
記念式典では、会の進行に少しひやひやしましたが、多くのご来賓をお迎えし、石川県知事表彰、会長表彰ならびに感謝状などの授与があり、ご来賓からの祝辞、(公社)日本鍼灸師会倫理綱領朗読、そして閉会の辞と進行していきました。
(社)石川県針灸師会 定池 寿 会長 ごあいさつ
ご来賓の皆さま
感謝状を受ける左から金谷先生、上野先生、大内先生
下は酔耀会 大内先生
最後は、石針会 監事の川本力雄先生がビシッと閉まる閉会のごあいさつ
川本先生の閉会のごあいさつで、私たちが胸に秘め、大切に仕事を行うための心構えを「思いやり、勇気、情熱、経験」という言葉でまとめていました。いい言葉たちです。
祝賀会の模様はパート2で。
二葉鍼灸療院 田中良和
(社)石川県針灸師会創立30周年記念式典&祝賀会
日 時:平成23年11月20日(日) 午前10時~午後2時
会 場:ANAクラウンプラザホテル金沢 3階
内 容:記念講演会 午前10時~11時
講 師:小森 貴 先生 石川県医師会 会長(こもり耳鼻咽喉科 院長)
演 題:「これからの医療について」
記念式典 午前11時~正午
記念祝賀会 正午~午後2時
会場
(社)石川県鍼灸マッサージ師会の中央学術研修会で東京から講師の先生をお呼びしたこともあり、前日に先生を招いて夕食&おちゃけという前夜祭を行いました。似田先生(にただ)という現代医学をしっかり踏まえて診療をされている先生です。飲みました。
それに物足りず、先生をホテルまでお送りし、豊島先生と…臨床、仕事の事などなど語りながら~飲みました。
さらに、豊島先生と別れて、ご挨拶のため~飲みました。
てなことで、起きることができるか心配でしたが、そんな心配はありませんでした。
講師の石川県医師会 会長 小森 貴 先生
さて、記念講演会では、石川県医師会 会長の小森先生に講演をして頂きました。
演題は「これからの医療について」。
国の機関が発表している、社会保険や税に関する統計的データを中心に話が展開しました。折しも、政府では社会保障と税の一体改革などが叫ばれている中で、今後、医療(とは言っても、我々鍼灸師というより、医師側の話だが、聞いていて損はない)はどうなっていくのかという内容でした。
まずは、この世界が真似できない、国民皆保険制度を保持して、国民すべてが最低限の医療を受けることができるようにしていく…これは大事なことです。TPPなどでは保険制度も規制緩和される対象に入っているようです。まあ、TPP自体、政策を推し進めるのにアメリカ国内でも意見が対立しているようです。それだけアメリカ自体が危うい状態です。
その話は置いておいて…
このことについて、私の意見を言わせて頂くと…現在、鍼灸の保険(保険と言っても療養費の給付なのですが)を使用する場合、医師の同意書が必要となります。現在、一部の保険者の保険適正化などという厳しいチェックが原因なのか、他のことが原因なのか、鍼灸を保険治療で行うために必要な同意書を医師に書いて頂けないケースが多くなっています。ということは患者さまが、国家資格のある鍼灸治療を保険で受けることができないわけです。
ここで、もし民間の保険会社が入ってくると、医療サービスという意味で国家資格を持つ私たち鍼灸師も保険の対象となります。外国では、保険を受けることのできる鍼灸師を限定している場合が多いようです。そうなれば勉強し、公的機関、あるいは鍼灸学会で認定を受けている鍼灸師が信頼度が高く保険を使用できるリストに入ってくるでしょう。そうすれば、同意書もいらないわけです。そう考えると、国民皆保険をすべて維持することが、私たち鍼灸師にとっていいことか、どうかということも考えなければならないと思うのです。これは現状に憤りを感じている私の妄想であります。
話は講演内容に戻り、現状から考えると、現在462万人の医療従事者がいるということですが、2025年には723万人必要となるそうです。そんな意味でも、病気にならない身体づくりをして、医療費を抑制できる東洋医学の存在は大きいと思うのですが…
小森会長のお話は非常に分かりやすかったです。
得に会長がアメリカで研究やレジデントをしていた頃のエピソードが面白かったです。アメリカの保険の現状も垣間見ることができましたし。
さすが、きっちり時間通りに終了された講演でしたが、最後に、これからの医療として
「安心、謙虚、思いやりで、連帯感のある社会に戻る必要がある」
「勝ち、勝とう、という考え方では、これからの社会は成り立たないだろう」(負ける人が出てくる)
素敵な言葉です。そんな社会や医療がこれから実現するように祈っています。願っています。
記念式典では、会の進行に少しひやひやしましたが、多くのご来賓をお迎えし、石川県知事表彰、会長表彰ならびに感謝状などの授与があり、ご来賓からの祝辞、(公社)日本鍼灸師会倫理綱領朗読、そして閉会の辞と進行していきました。
(社)石川県針灸師会 定池 寿 会長 ごあいさつ
ご来賓の皆さま
感謝状を受ける左から金谷先生、上野先生、大内先生
下は酔耀会 大内先生
最後は、石針会 監事の川本力雄先生がビシッと閉まる閉会のごあいさつ
川本先生の閉会のごあいさつで、私たちが胸に秘め、大切に仕事を行うための心構えを「思いやり、勇気、情熱、経験」という言葉でまとめていました。いい言葉たちです。
祝賀会の模様はパート2で。
二葉鍼灸療院 田中良和
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