二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

真理の大海原・・・

2010年03月07日 | 言葉のちから 心のちから
人はなぜ仕事をするのか、なぜ人生というものを生きて行かなければならいのか、などと難しいことを考えていると…

一つの言葉にキラッと光るものを感じた。

≪浅はかな人間は、ものごとの本質を理解することなく、生半可なうわべの知識を得ただけで自らの才能を誇ろうとする。逆に、賢明な人間のほうが「私は自分が無知であることを知っているにすぎない」と進んで認めるものなのだ。

あのニュートンのごとき天才でさえ、

「目の前には手も触れられていない真理の大海原が横たわっている。私はその浜辺で貝殻を拾い集めているに過ぎない」

と語っている。≫

『自助論』  サミュエル・スマイルズ 著  竹内 均 訳


んん~実に深い言葉です。
人間が到達しようと目指すものが「真理」であり、それは職業が違えど、立場が違えど、身分が違えど、大自然の中では全く同じであるということではないかと思ったのです。

「真理」がなんなのか、それは棺桶に入る時に理解できるのかな~なんて考えています。
ただ「今」は努力するのみ。自分の人生や仕事に、一所懸命、打ち込むのみ、なんだな~と感じました。

私は縁あって、鍼灸師という道(仕事)を歩いているわけですが、これを一生の仕事と決めたからには、「真理」に向けて、その道を極めていくことが使命なのですね。その仕事の置かれている環境により、多くの波が打ち寄せると思いますが、その波にのまれないように、逆に大きい波ほど利用していけというくらいの気持ちで臨んでいきたいですね。

そして、鍼灸(仕事)の道においても、人生においても、知らないことが多いんだということを知ることで、一生勉強していく気概も出てくるというものです。これは自身の自覚によるものです。

「天は自ら助くる者を助く」です。

そして、日常の小さなこと、些細なこと、簡単なことを見逃さず、コツコツと地道に行動する、努力することが、日々の修行であり、日々の教育なのだと思います。目の前のことに心を込めて打ち込む、そんな姿勢が、仕事や人生を通して、自分の目的とすべき場所への道しるべになるのかもしれませんね。

「大海原という真理」に入るためには、まず海岸へ行かなければいけません(行動)。海岸へ行き貝殻を拾わなければなりません(目的と努力)。そこで、大海原を意識し、そこへ入る意欲や勇気が生まれてくるのかもしれません。

「真理の大海原」は、さらに広く深いですからね~

さて、私が目指す「真理」とは何なのか 「今」ある境遇に感謝して、「今」を積み重ねていれば、その「何か」が見えてくるのだと感じています 

二葉鍼灸療院 田中良和

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ロコモーティブ・シンドロー... | トップ | 2010 鍼灸マッサージ 保険... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

言葉のちから 心のちから」カテゴリの最新記事