お久しぶりの更新でございます。皆様、元気にお過ごしでしょうか
さてさて、あとでゆっくり感謝の言葉をブログに書きたいと思いますが、当院が金沢市で開院させていただき22周年を過ぎ、23年目に入りました
そんなことも一つの要因で、もう一歩前に進むため新しいことをやっちゃおう ということでYoutubeへの動画アップを始めました。
その処女作品をアップさせていただきました。
何も分からずの発進ですから、様々なことは目をつむっていただきご視聴いただければ有り難く思います。
よろしくお願いいたしま~す
二葉鍼灸療院(金沢)皆様へのご挨拶【動画アップ初体験】
あとから拝見します。
1つ聞きたいことあります。
脂肪が減って、筋肉が増えたら暑さに強くなりますか?
私は去年の夏から、体絞って筋肉量を増やして体脂肪減らしました。
部屋にいたら、去年の夏の今頃よりクーラーなしでも暑さに耐えれるみたいです。
扇風機でも十分です。
なるべくクーラーなしでいこうと思います。
医学的な観点から、どうなのでしょうか?
コメントとご質問ありがとうございます。
「脂肪が減って筋肉が増えたら暑さに強くなりますか?」
という質問ですが、私の答えられる範囲でお答えいたします。
完全に正解かどうかは分かりませんが、ある程度は的を得ていると思います。ご了承ください。
【お答えします】
まず、人には外の環境温度と身体の中の温度である深部体温を感じ取って調整するシステムが脳にあります。その仕組みは年々分かってきているようです。
深部体温は生命維持や元気で身体が活動できるように一定に保つ必要があります。
低すぎても、高すぎても身体には悪いということです。
皮膚から「外は暑っちいわ」という刺激が入ると、神経を伝って脳へその情報が行きます。
脳では、深部体温を一定に保つために神経を伝って今度は身体の各所に「体温を一定に保つため仕事よろしく」と指令が出ます。
エネルギーを産生する脂肪や筋肉には、熱を出し過ぎないように指令が出て、皮膚の血管には熱を外に出すように促します。
この機能がうまく働かなくなり、最悪、死に至るのが熱中症ですね。
そしてその脳からの指令を伝える神経は交感神経という自律神経です。
この神経の機能をスムーズに行わせるために最も必要なことは運動をすること。筋肉を刺激することだと思います。
また筋肉が増えると基礎代謝が増加します。
食物から得られた脂質、糖質などの栄養素はほどよく筋肉で利用されることになります。
例えば、筋肉が少なくあまり活動せず、しかし食事は同じように摂ると血液の中ではエネルギーの元になる栄養素が過剰になります。
人の歴史は、ほぼ饑餓時期がほとんどでしたので、その場合、身体の中はエネルギーを貯蔵するために働きます。
結果、脂肪細胞を増やし脂肪という形で貯蔵するか、肝臓の中にグリコーゲンという形で貯蔵することとなります。この肝臓貯蔵グリコーゲンも体温調節に関わっているようです。
(私の結論)
・筋肉を増やすことは交感神経機能を正常化し、暑熱下の体温調節や代謝調節をスムーズにする。
・脂肪細胞を減らすことにより、暑熱下への対応での過剰な熱産生が減少する。
・脂肪細胞の過剰な保温効果も適切となる。
・肝臓や脂肪細胞への過剰なエネルギー貯蓄がなくなることにより、脳など中枢神経の調節機能がスムーズに行くと推測。
以上より、脂肪を減らし筋肉を増やすことで、体温・代謝調節がスムーズに行われることで、暑熱下でも身体の中の熱をうまく逃がすことができ、暑さ(寒さ)に強い身体づくりになると考えます。
ご参考になれば幸いです。
今の世の中、ネットや本やテレビで様々な情報がありますね。どれを信じていいかわかりません。
なので、質問させてもらいました。
医療従事者の田中先生の考えなら、信用できますので大変参考になります。
また、何かありましたらお願いします。
コメントありがとうございます。
お役に立てば幸いです。
このような質問は私の勉強にもなりますので有り難いです。
どうぞ継続してトレーニングを行い、しなやかな身体をつくってください!