邦画『地下鉄に乗って』を観て来ました。大好きな浅田次郎作品の映画化です。ある日、いつものように地下鉄の駅から地上に出たとき、そこにいつもと違う大昔の風景が広がっていたとしたら、どんな気分になるでしょうか? 主人公の目の前には、東京オリンピックの年の新中野駅前、鍋屋横丁の風景が広がっています。そして、時空を越えて、不仲から縁まで切った父親に会うことになります。そして、自分の知らなかった父親の姿に少しずつ親子の絆を取り戻していきます。
映画の中では頻繁にタイムスリップするので、原作を読んでいないとちょっと戸惑うかもしれませんが、とっても温かい気持ちになれる本作品は新宿ジョイシネマなどで上映中です。
浅田作品は『平成の泣かせ屋』と言われる通り、温かさと切なさが詰まった作品が多いです。私の一番のお気に入りは初期の短編集『鉄道員(ぽっぽや)』に収められている作品で、警察にパクられた裏ビデオ屋の雇われ店長が、偽装結婚してやった中国人女性の病死を知らされ、仕方なく遺体を引き取りに行く『ラブレター』です。
映画の中では頻繁にタイムスリップするので、原作を読んでいないとちょっと戸惑うかもしれませんが、とっても温かい気持ちになれる本作品は新宿ジョイシネマなどで上映中です。
浅田作品は『平成の泣かせ屋』と言われる通り、温かさと切なさが詰まった作品が多いです。私の一番のお気に入りは初期の短編集『鉄道員(ぽっぽや)』に収められている作品で、警察にパクられた裏ビデオ屋の雇われ店長が、偽装結婚してやった中国人女性の病死を知らされ、仕方なく遺体を引き取りに行く『ラブレター』です。