メハジキは夏の木津川河川敷で比較的、よく目に付く植物の一つです。
分類上はシソ科に属していますが、シソ科には珍しく、茎葉はヨモギのように深く3裂して
十字対生となっています。
和名は「目弾き」で、昔、子供達が茎を短く切ったものを上下の瞼で挟み、目を閉じて遠くへ
飛ばして遊んだことから来ているようですが、この遊びかたについて確信的に述べた資料が
見当たらないので、実のところ私にも良く分かりません。
地上部を乾燥させたものは漢方生薬名でヤクモソウ(益母草)と呼び、産後の止血や体力
低下の改善、利尿、子宮の収縮などに効果がある婦人薬として用いられます。
種類としては、メハジキの他にホソバメハジキと帰化植物のセイヨウメハジキなどがありますが
画像のものは、恐らくセイヨウメハジキだと思います。
メハジキ <シソ科 メハジキ属> 越年性2年草