ヘクソカズラとは?
標準和名はヤイトバナ(灸花)で、サオトメバナ(早乙女花)という可愛い名前もあります。
それにも拘わらず、全体に悪臭があることからヘクソカズラ(屁糞葛)と臭いものを二つ連ねた
何とも強烈な名前をもらったことで、今ではこの名前の方が有名になった花です。
花の姿の可愛さから、カメラを始めた頃には身近な被写体としてよく使ったものですが、
撹乱された場所ではどこでも生えてくるような、いわゆる普通種で
この花に対する関心は少し薄らいでいました。
この時も、この花の前を通り過ぎるところでしたが、はて、ヘクソカズラってこんな花だったかな?
という気がして、取り敢えず撮影してみたのが1枚目と2枚目の画像。
そして3枚目は家の近くの空き地に生えていた普通のヘクソカズラです。
見比べてみると葉も花も随分ちがいますね。
調べてみると、ヘクソカズラにも何種類かの変種があって、これは、その中のひとつ
ツツナガヤイトバナとよばれるものです。
ツツナガヤイトバナ <アカネ科 ヘクソカズラ属> 蔓性多年草
普通のヘクソカズラの花と比べると 花冠の筒状部分が長く、裂片は明確で短く
葉は概ね長心形をしています